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それは失われた1秒に

朝、いつの間にやら、うつぶせ。

アラームを止める。

余計なことをせずに起きるのである。ここで寄り道をすると「あと5分」が1時間くらいになる。生活の知恵。違うか。ただの教訓か。まぁ、色々と痛い目にあった。

腕立て伏せのように。
両腕で上体を起こす。

ヒザを立てる。
痛い。

痛い?

寝起きである。
まだボンヤリしている。

痛いって、なんだ?

筋肉痛ではない。
打撲傷の類いと思われた。

ちょっと懐かしい痛みである。
そういう機会は減って久しい。

もちろん、減っても全く問題ない。
むしろ減ってくれ。

会いたくもない。
二度と寄って来るな。

ではなくて。



どこで、何をした?

そんな自問への答えが見当たらない。
思考は過去へ飛んでいく。

そして意識も同様に、で、
正座したまま眠りそうになった。

危うくスヌーズに救われる。



思い出した。

正しくは、
思い当たるフシに辿り着いた、か。



数日前。

盛大に立ちくらんだ。

眼前暗黒感がんぜんあんこくかん
起立性低血圧ってやつか。

疲労困憊の状態でしゃがみ、
ぐいっと立ち上がってしまった。

たぶん、1秒くらい、記憶がない。
気づいたら床に転がっていた。



首が、折れた。

もちろん私の首ではない。

もしそうなら、
呑気にこんな記事を書いてはいられない。

たまたま扇風機があって、
のしかかるように崩れ落ちたらしい。

幸いにも扇風機の首は
力技でそれらしく直すことができた。

恐らくだが、
その時に両膝から着地したのだろう。

扇風機がなかったら
随分と酷いことになっていた可能性がある。

扇風機は犠牲になったのだ‥‥。



しばらく安静にして様子見。

とりあえずは平穏な模様。

まいったね。

 
 


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