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ポケットの中の、使われなかったマスク

そういえば、もうずいぶんマスクをして外出していない。

だんだん暑くなってきたということもあるので、なおさらマスクをして外に出る日は減るはず。というか、皆無になるだろう。一応、コロナが盛んだったときに買った大量のマスクがまだ家にあるので、当分買う必要はない。このペースだと、10年ぐらいもつかも……。

時々外出するときに、「一応マスクを持っていくか」ということでポケットに入れたりしたものが、結局まったく使われずに汚れて捨てることになったりして、なんだかもったいないなと思ったりする。病院や公的な機関では、いまだにマスクが必要なのだろうか?

ドキュメンタリー映像などで数年前の映像を見たりすると、全員もれなくマスクをしていて、マスクをしていない人が慌ててマスクをする様子が収められていたりする。本当に今とは違う時代なんだなと感じる。

去年か一昨年くらいまでは、初めて会う人の前ではマスクをしたほうがよいか、と配慮することもあったのだけれど、2026年現在はそういったことは一切ない。こうなってくると、結局コロナとは一体何だったのだろうな、という気持ちになる。

一応、僕はワクチンを3回ほど打ち、ワクチン証明もアプリでインストールした。それなりに免疫力をつけたつもりではいるのだけれど、それでコロナにかからないくらいの免疫力を身につけたと言えるのだろうか。変わったのは人類のほうであって、コロナウィルスはまだ健在のはず。

ワクチンを打ってはいたものの、そういえば1回だけコロナにかかったことがあった。そのとき東京都に連絡をしたら、支援物資のような形で段ボール4箱分くらいの食料などを送ってくれたことがあった。

ワクチンを打っていたおかげなのか、熱が出て非常につらかったものの、重症化することはなかった。

コロナ禍で大事な時期を過ごした人たちはかわいそうだなと思う。

特に小学生〜高校生くらい、あるいは大学生は、その間の思い出が丸ごとコロナによって塗りつぶされてしまった、という世代もあるに違いない。大人にとっての1年はそれほど長い期間ではないけれど、小中学生にとっての1年はものすごく大きいので、やはりそれはかわいそうだと思う。

働き方にしても、コロナ以降は在宅勤務が一般化した。一時期は、僕も月に一度ぐらいしか出社しない生活を送っていた。

今はフルリモートではなく、週に2回程度は出社しているけれど、在宅勤務をすることも多いし、会社的にも問題はない。そういう意味では、働き方に柔軟性は出てきたのかなという感じがする。

結局、コロナ禍というのは「社会がものすごく異常な状態になった経験」で、元通りの世界が戻ってきた、という印象である。社会があれだけ異常な状態になるというのも驚きだし、数年で戻るというのも驚き。

これからの人生でも、このような出来事は、あと何回かは経験するのだろうか?



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