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でかしたぞムコヨシ!

これまでの人生で独り暮らしの経験がないわたしは、夫が亡くなったあと、「これからは独りか……」と覚悟したのですが、独りになることを子どもたちに猛反対されて娘夫婦の家に連れてこられました。

娘の家での生活もあっというまに半年になりましたが、のこり数日です。

⬆娘の家に来て間もない頃の記事

娘のダーリンはアメリカ人です。我が家の婿養子志望だからと「ワタシハ、ムコヨシデス」と言います。なので義息子のニックネームはムコヨシです。

ムコヨシの母はティーンエイジャーで彼を産み、父親は早くに交通事故で亡くなりました。その後、母は2度結婚。ムコヨシは父親のちがう兄弟と義父との関係など複雑な家庭環境の中で苦労して育った青年です。

娘と彼は大学時代に出合いました。我が家はキャンパスの近くに住んでいたので、学生のころのムコヨシはよくうちにいて3人の息子同様に接してきたので、義息子になる前から息子みたいなものです。

そんな経緯もありムコヨシは、実の母親以上にわたしをたいせつにしてくれます。ありがたいことです。

ムコヨシは日本が大好きで、日本語もかなり理解します。それどころか、日本の古い漫画の研究が趣味で、自らも漫画家というユニークキャラです。

ちょっと前に、ムコヨシにおもしろいことが起こりました。

🌈🌈🌈🌻🌻🌻🌈🌈🌈

かつて同じ大学に在籍していた、現在サンフランシスコ在の三十代の女性が、人探しをお願いする投稿をFBの大学卒業生が集うグループページにポストしました。内容はこんな感じ

😄人を探しています。
いつも黒い服に身を包み、長髪、スキニージーンズで落書きばかりしている男の子がいました。最初は会えばハイと挨拶交わす程度でしたが2003年の秋にバイオロジーのクラスで彼と同じラボのグループになりました。

当時私はいろんな団体のメンバーに属し、だれよりも活発で社交的な女子でしたが、彼は静かなタイプでした。同じグループになってから急接近し、私が描くひどい落書きを次のラボのクラスにはとってもステキなマンガにしては彼は戻してくれました。

そんなやりとりが毎回続き、私は次のマンガを見るためにバイオロジーのクラスを楽しみにするようになりました。セメスターが終わってちょうど私が寮を出る日に、彼は私のために描いたというフランケンシュタインとニンジンのキャラクターの出てくるかわいいマンガとそれにあわせられる音楽CDの入った封筒を持って現れました。

それを私に手渡すと、そのまま走り去りました。それが彼を見た最後です。その後もキャンパスで出会わないかと気にとめていましたがそのチャンスはありませんでした。

今朝なぜかわからないけど、急にあのときのことを思い出しました。私はそのときのマンガとCDを今もたいせつにしています。

ひょっとして、このグループの中にあなたはいるかもしれませんね。それか彼のことを知っている人がこのグループにいるかもしれないと思い投稿します。

私は今幸せな結婚をして2人のママですので変な下心はありません。ただあのときのお礼が言いたいだけです。


💘 まるで少女マンガのようなストーリーです💗

この投稿を目にしたある女性がピンときて、「これあなたでは?」とムコヨシにスクショを送ってきました。

このできごとは娘とムコヨシが出合う直前ぐらいのできごとで、こんな淡いできごとがあったことは娘も聞かされて知っていました。

17年以上もたって、とある女子大生の淡いスイートストーリーが突然こんな形で語られて、FB内では誰だ、誰だ?とどんどん盛り上がっていったようです。

娘夫婦はFBはしないので、実際の投稿は見えませんが、送られてきたスクショを読んで、娘は「誇りに思うわよ」とニヤニヤ。

わたしも目の前にいるムコヨシが、少女漫画の主人公みたいに、目の中に⭐が入っているように見えてきました。「ムコヨシでかしたぞ💗コレは胸キュンだー💘」

そのうちに、いろんな情報が集まり、サンフランシスコ在の投稿女性にも行きついて、「覚えているかどうかわからないけど、……」とムコヨシにお礼メッセージが届き、ムコヨシもそれに応じました。

その後、FB投稿がアップデートされました。

😊このグループページのパワーはスゴイです。おかげで見つかりました。彼はワイフと犬たちと今ミシガンに戻っているそうです。プロのマンガ家になっていて彼のステキな作品はここです。 IGアカウント

胸キュンストーリーに大勢の人が興奮したようで、その日はムコヨシのインスタフォロワーが急増して、ついでにマンガのお仕事依頼まで舞い込んできました。昔の淡い物語が、こんなかたちで突然よみがえり驚きました。

人生いつ何が起こるかわかりませんね。
そして恐るべし、SNSのバワーです。

おかげで娘もわたしも、久々にときめいてしまいました。

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yahoi /ライフエディター・エッセイスト 🌺 共感、応援いただけたならうれしいです。 感謝の気持ちは次のどなたかに恩送りします。

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