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【兵庫県知事選】21億6千万円もったいなかったね

🐽❤️で満たしたいnoteなので、投稿しようか迷ったけどこれほど不思議な選挙は初めてなので記しておくことにした。

兵庫県知事選について。

ちまたでは喜んでいる人、怒っている人、キョトンとしている人と心の内はいろいろなのだろう。兵庫県民ではないので結果に対しては喜んでも残念がってもいないけど、どうせ再選なら県民にとっては21億6千万円もったいなかったじゃん!と思っている。

ただし、斎藤氏にとっては選挙のおかげで「信任を得た」と胸をはれることとなった。

それにしても不思議な選挙だった。

日頃から政治には関心をもっているほうだ。こんなに異様な展開の選挙は初めて。とはいえ在米なので日本のテレビ報道や紙媒体が見られるわけではなく得られる情報はネットのみだけどコメディ映画でも見ているようだ。

米国の大統領選と兵庫県知事選は異なるものだが、トランプと斎藤氏に群がる有権者の人々の"表情"や"リアクション"にはなぜか似たものを感じてしまった。

そもそも、なぜ県知事選となったのか?に立ち返れば、斎藤氏が再選する可能性は低かった。パワハラの疑いにより百条委員会にかけられ「県知事としての資質が問われる首長」から選挙期間中に、「何も悪いことしていないのに既得権益者から嵌められた気の毒な人」に一転した。

これらの違法性はどうなってしまったのか?いったい何だったの?
公益通報者に対しての知事の発言と行為が問われたはずよね?

過去に起こった事態は変わっていないのに……。事実を誤解しやすいような切り抜き動画や情報がどんどん拡散され、善良で信じやすい人々は“斎藤さんごめんなさい”な気持ちになっていった。

既存メディアはデタラメばかりで真実を伝えない、真実はネットの中にあると思い込んでしまった人も多かったのが今回の選挙なのだろうけど、ほんとうにそれでいいのだろうか?

確かに、既存メディアは数々の法や会社の方針、スポンサーへの配慮など報道には常にいろんな縛りがある。ときの政権のご機嫌をうかがってしまうのも残念な現実かもしれない。特に大手メディアは発信する情報に多大な責任を負っているため伝えたくても伝えられないこともあるだろう。

知る側としては、ファクトを精査したうえでの正確な情報がほしいけれど、結局のところ中立は建前なのだろう。

ジャニーズや松本人志を支えてきたのも既存メディアだったしね。

大手メディアだからと信頼したくても、これらのいろんな要素が絡み合って、現代のメディアのあり方に不信感を持つのは自然なことだと思うし、ここ米国もメディア不審は似たようなものだ。

だからといってなんの縛りもないネット情報が信頼できるかといえば、それもちがう。いいたい放題やりたい放題だから伝えたいことを伝えたいように伝えられる。ということは、デマもデタラメもいくらでも流すことができるし選挙が終わればデータを消しておしまいも可能だ。

わたしはミシガン州の片田舎に住む平凡なアラ還だけど、過去20年ほど日本の新聞や雑誌にちょい記事寄稿経験があり、世界各地にジャーナリストの友人も多いため多少の情報リテラシーは備えているつもりだ。

というか、日本よりもずっと前からフェークニュースだらけの在米ゆえ「発信情報を疑う」能力が嫌でもついてしまっているのかもしれない。

特にクラウドソーシングが流行るようになってからの日本では選挙応援のための動画作成や執筆の"仕事"、"SNSで拡散する仕事"だってあるのだから、黒幕が雇えば情報コントロールなどいくらでも方法があるのが現代だ。

自民党が使っていた発信企業のDappi も酷かったのは記憶に新しい。

斎藤氏が政策面などで政治家として評価されたのだとしても、多くの職員の回答がでっちあげでない限りは、選挙以前の彼のリーダーシップ能力に疑問を感じていた人は多かったように思うし、公益通報に対する対応はわたしには知事の権力乱用に思えた。

公益通報とみなすかみなさないかは、知事やそのまわりが勝手に判断するものじゃないでしょ?それがまかりとおるなら、権力者には何も言えなくなる。

だからこそ、百条委員会が設置されたのでありその結果がでるのはこれからなのに、結果がわからないうちに「斎藤さんごめんなさい」になってしまったことが摩訶不思議。

それをいうなら、結果の後で選挙するべきだったとも思うが……。

選挙結果を受けてSNSの勝利とか真実が暴かれたと喜んでいる県民の善良さにはキョトンとしてしまった。

選挙戦の前半と後半の支持者の様子の変化も興味深かった。最後には群衆が大歓声をあげている姿に背筋がぞーとする感覚さえ過るのはわたしが太平洋を挟んではるか彼方から眺めているからかもしれない……。

その場にいるなら、群衆心理に飲まれてしまうのか?などと想像しながら冷めた目でネットニュースを見ていた。

今回、多大な影響を与えたと言われている立花氏の発言と行いについては論点すり替えの上手さに関心した。

わたしにとっての立花氏は、ガーシー問題、威力業務妨害、政治家女子48党、都議選の掲示板販売……etcとモラルを疑うようなお騒がせ人であり、「バカに入れてもらう方法を考えるのが賢い人」と豪語する方の認識があるので、「またこの方ですか!」だけど、兵庫県民にはそのフィルターはなく真実を伝えてくれたヒーローに見えたのかしら?

フェイクニュースだらけの米国では、この世の終末を意味するアポカリプス“Apocalypse”と情報“information”を合体させたインフォカリプス(Infocalypse)、という造語を目にすることがある。情報の真偽がわからなくなりもう、何がほんとかわかんない世界、まさに「情報の終末」を表現する言葉だ。

事実上の対立候補だった稲村氏は選挙中にデマ情報を流されたり、Xアカウントを凍結されたりしたという。これらもトランプ陣営がやってのけた数々のフェイク情報と被るので米国大統領選のあとの兵庫県知事選の結果に、日本でもついにInforcalypseが訪れたのか?と思った。

この世の闇は深くなるばかりだ。
20年前ならこんな現象はありえなかった。

そして、純粋で信じやすかったわたしはフェイクのはびこる米国暮らしでもまれるうちに疑い深くなった。

まさに想像していなかった未来だ!

さて、斎藤元彦さん。
このたびは当選おめでとうございます。

一般県民の気持ちとは裏腹に影で胸をなでおろしている人や勢力はいるのだろうか?大阪万博も近いことだし、兵庫県のお金の流れなども含め、今後の成り行きを政治系ドラマでも見るように遥か遠くからじっくり楽しもうと思っている。

だって、真実を見極めたいもの。



野呂先生のnoteもたいへんおもしろい。ブロッコリーを食べる金魚と知事選を結びつけるアプローチに思わず笑ってしまった。ついでに妹の飼っていたトイプードルは、獣医に余命短いと言われたあとブロッコリーを食べさせるようになったらどんどん元気になってしまった話も思い出した。🤣


アヴィヴ氏のTED、英語だけど設定から自動翻訳で日本語字幕可能。いかに、現代の情報の真偽がわかりずらくなっているかがわかる。


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yahoi /ライフエディター・エッセイスト 🌺 共感、応援いただけたならうれしいです。 感謝の気持ちは次のどなたかに恩送りします。