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追っかけママの幸せな時間/親の見守り方が子の将来に繋がった

ほんと〜に首が長くなるほど待ち望んでいました。昨夜は末息子のバンドがパンデミック以来はじめて、公の場に姿を見せました。

ライブ会場は、オバマ大統領の娘さんが通っていたミシガン大学のキャンパス。恒例のサマーフェスティバルでのパフォーマンスです。わたしの家からだと230キロあるので少し遠いけど、待ちに待ったライブなので駆けつけました。

2019年には夫といっしょに、このイベントで彼らのライブを見ていましたがまさかその次に夫がいないとは!!日々いないことに慣れてきているのですが思い出が蘇る場所にいくと「いない」ことを実感し、忘れていた喪失感に襲われます。でもまあ、それは仕方がない。

夫婦揃って息子のライブに来られなかったことが残念な一方で、今回は息子夫婦がいっしょです。以前はダラスに住んでいたために、弟のバンドライブを生で見るチャンスになかなか恵まれなかったのですがようやくいっしょに来ることができました。

彼らの音楽はわたしにはとっても好みのサウンドでノリノリわくわく。メンバーは学生の頃からうちに出入りしていて、ずっと応援しているのでみんな息子みたいな感じです。早めに着いたら“Hey Mamako!!” と駆け寄ってきてハグをくれました。まるで久々の同窓会みたいです。

遠くてもどこまでも追っかけるのは、ファンとして、サポーターとして彼らの奏でる音楽で体を揺らし、うれしそうに踊っている人を見ることが大好きだからです。息子の音楽で誰かが幸せを感じているのですから、母としてこれほどうれしいことはありません。

8時半に始まりましたが、陽射しはまだギラギラ。イントロから数曲演奏が進んだあたりでようやく陽が落ちノリノリムードもさらに高まってきました。ほとんどはオリジナル曲ですが、ときおり誰でも知ってるような曲を彼ら独特のアレンジのカバーで彩りを添えます。

遠方から必ず駆けつけてくれるファンもいて、ほんとうにありがたいことです。

今回、なぜか息子はピンクのパンツで登場でした。ピンクなんて着るわけないのになぜか……?!!実は夫の遺品からこっそり持っていってたようです。直接聞いたわけではありませんが息子なりの父親へのトリビュートの気持ちなのでしょう。

↓息子がこのときの涙を忘れているわけがないのですから……。

最後の曲が終わると歓声と共に大拍手が巻き起こりました。久々のコンサートの成功を感じました。タロー夫婦も盛り上がったアウトドアライブをはじめて見て「いいショーだったね。オーディエンスがノリノリで踊ってみんな楽しそうだ」と弟のショーに満足そうです。

息子タローもギターを演奏します。そもそも末息子が今ミュージシャンとして生きているのも、タローの影響がかなり大きいのです。末息子が小学生だったころに、タローは自分のバンドメンバーに弟を入れていました。そこでドラムも覚え、動画作成やDTMの技術も兄ちゃんにさせられていたからこそ末息子が今のスキルを学んでいったともいえます。

兄弟二人でよく、コーヒーショップのオープンマイクにも参加していました。地元のタレントショーには兄弟3人でイーグルスなんぞを演奏して賞金を稼ぎました。末息子の音楽活動はタローという兄のお尻をおっかける形で深みにハマっていったのです。そんな子ども時代にいつも楽器を積んではあちこちの会場に乗せて走っていたのがわたしです。

タローのギターの腕前はなかなかのモノですが、音楽が好きだからこそ職業にすることは選択しませんでした。それでも、夢を見なかったわけではありません。ただ、現実を考えるとほかにお金を稼ぐ方法をしっかり手に入れて、音楽は趣味で続ける道を選びました。

一方、兄の影響で音楽の深みにどんどんハマった弟のほうは、大学でも音楽を専攻し、音楽シーンで生きることを選択したわけですから、兄のタローは弟に対して自分の夢を託す気持ちもあるようです。

ギターを手にとったのが末息子は8歳と早く、その後も兄の影響でどんどんうまくなりました。中学から大学までジャズトランペット奏者として過ごし常に音楽環境にさらされているうちに、ギター、トランペット、ドラム、サックス、ベースとマルチ演奏家になっていきました。

大学で音楽を専攻するなかでたくさんの素晴らしい仲間と出会い現在のバンドは生まれました。メンバーの半分はジャズを本格的に学び、数々の受賞歴の持ち主ですが、腕のいいベーシストの確保が難しかったために、自分自身がベーシストになりました。演奏家としてはギタリストやトランペッター以上にベーシストの昨今です。

ミュージシャンとして生きることは、決して楽なことではありません。実際に、音楽制作のみならずサウンドエンジニア、レコーディングスタジオでのプロデューサーなど、音楽に関わるいろんな仕事をしています。

それでも、ライブで人々の笑顔や幸せそうな姿を見ると、これほど素晴らしい職業はないなと思います。こんな時間を楽しめるわたしの人生ってほんとにラッキーです。とはいえ、子どもたちがしたいことに異を唱えることなく後押ししてきた結果でもありますから、わたしと夫が今の現実を導いたともいえるのでしょう。😉

10月にはニューアルバムがリリースされるので、今から楽しみでなりません。


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yahoi /ライフエディター・エッセイスト 🌺 共感、応援いただけたならうれしいです。 感謝の気持ちは次のどなたかに恩送りします。