#04 「半年ROMれ」はもう通用しない?
どうも
よーそつです。
突然ですが、
半年ROMれ。
……と言われて意味が分かる人、どれくらいいるんでしょうか。
僕は高校一年生なので、当然この言葉がバリバリ現役だった時代は知りません。
初めて見たときは、
「半年間ROMを焼き続けろってこと?」
くらいの意味不明さでした。
もちろん違います。
「半年ROMれ」というのは、昔の2ちゃんねるなどで使われていたネットスラングです。
ざっくり言えば、
「書き込む前にしばらく黙って見て、この場所の空気を覚えてこい」
という意味です。実際の「半年」という期間そのものより、「まず場の雰囲気やルールを理解しろ」という意味合いが強かったようです。
これだけ見ると、
新規に厳しすぎない???
と思います。
でも最近、KAKICOという掲示板を作っていて思いました。
「半年ROMれ」の言い方はともかく、考え方自体は今でも結構大事なんじゃないか?
今回はそんな話です。
目次
そもそもROMって何?
ROMはネットでは、
書き込みをせず、読むだけの人
という意味で使われてきました。
「ROM専」という言葉もあります。
掲示板は見ている。
スレも読んでいる。
でも自分からは書き込まない。
そういう人です。
そして「半年ROMれ」は、新しく来た人がいきなりその場所の空気を無視した書き込みをしたときなどに、
「お前はまずROMってろ」
という感じで使われていたようです。
今風に翻訳するなら、
「このコミュニティのノリ分かってないから、もうちょっと見てから参加したほうがいいよ」
でしょうか。
……
やっぱり「半年ROMれ」のほうが圧倒的に怖い。
でも半年って長すぎない?
半年ですよ。
1月に掲示板を見つけたとして、
書き込めるのは7月。
長すぎるだろ。
もちろん、本当にカレンダーに印を付けて、
「本日をもちましてROM開始から183日が経過しましたので書き込みを解禁します」
という話ではありません。
「半年」というのはかなり大げさな表現で、要するに空気を読めるようになるまで見てろということだったようです。
それでも、
今のインターネットで新しく来た人に、
「まず書き込まずに見てろ」
と言うのは結構難しい気がします。
今のサービスで「半年ROMれ」をやったらどうなる?
例えば僕がKAKICOで、新しく来た人にこう言ったとします。
新規ユーザー
「こんにちは!初めて来ました!」
僕
「半年ROMれ」
新規ユーザー
「……」
退会
~完~
そりゃそうです。
今はいくらでもサービスがあります。
Xがあります。
Discordがあります。
Instagramがあります。
TikTokがあります。
Redditもあります。
わざわざ新しく見つけたサービスで、
「お前まだ書き込むな」
なんて言われたら、
じゃあ別のところ行くわ
で終わります。
特にKAKICOみたいな新しいサービスがこれをやったら致命傷です。
こっちはむしろ、
お願いだからカキコしてください。
という状態です。
半年ROMられたら困ります。
半年後までサービスが過疎ったままになってしまう。
昔は「新参」が文化を覚える必要があった?
ただ、昔の掲示板文化について調べていると、「半年ROMれ」が生まれた理由もちょっと分かる気がします。
掲示板やスレごとに、
独特の言葉。
独特のルール。
独特のノリ。
「この話はここではしない」
「こういう質問は嫌われる」
「こういう書き方をする」
みたいなものがあった。
そこに何も知らない人が突然入ってきて、
全然違うノリで書き込み始めたら、
古参からすれば、
「お前ちょっと待て」
となる。
だから、
「まず見て覚えろ」。
これ自体はそんなにおかしな話ではありません。
実際、「半年ROMれ」は単なる罵倒というより、場のルールや雰囲気を観察してから参加しろ、という戒めとして説明されることがあります。
Discordでも似たようなこと、ありません?
これを書いていて思ったんですが、
「半年ROMれ」という言葉を使わないだけで、
今のネットにも似たようなことって普通にある
と思います。
例えばDiscordサーバー。
新しく入ったサーバーで、
入った瞬間、
「おいお前ら!!!!!!!!」
と始める人。
いきなり内輪ノリに入ってくる人。
ルールを読まずに、
「これやっていいですか?」
とルールに書いてあることを聞く人。
宣伝禁止なのに自分のサーバーを宣伝する人。
そして管理者から、
「ルール読んでください」
と言われる。
これ、
超弱体化された「半年ROMれ」なのでは?
コミュニティには「空気」がある
ネットコミュニティって面白くて、
利用規約に書かれていないルールが結構あります。
もちろん、
本当に禁止したいことはルールに書くべき
です。
「書いてないけど察しろ」は運営として良くない。
でも、それとは別に、
そのコミュニティ特有の空気があります。
よく使われる言葉。
どこまで冗談が通じるのか。
どんな話題が多いのか。
どんな人がいるのか。
どういう投稿に反応が付きやすいのか。
これは利用規約を読んだだけでは分かりません。
実際に少し見てみないと分からない。
つまり、
ROMること自体には意味がある。
じゃあ「半年ROMれ」は正しかった?
ここが難しいところです。
個人的には、
半分正しいけど、半分は今の時代には合わない
と思っています。
「まずその場所を見て、雰囲気を知る」
これは今でも大事。
でも、
「分からないなら黙ってろ」
「新参は書き込むな」
まで行ってしまうと、コミュニティとしてかなり入りづらくなります。
そして入りづらいコミュニティは、
新しい人が入ってこなくなる。
古参だけになる。
だんだん人が減る。
そして、
過疎る。
掲示板を作っている側としては、
この未来が一番怖い。
古参だけが分かる場所にはしたくない
KAKICOでも、もし人が増えていけば、
いつか独自の文化が生まれると思います。
KAKICOでしか使われない言葉。
謎のAA。
定番ネタ。
有名なスレ。
「昔こんな事件あったよなw」
みたいな話。
そういうものはむしろ生まれてほしいです。
僕はKAKICOに、
「初見には意味不明だけど、知ると面白い文化」
ができたら最高だと思っています。
でも、
「それを知らない奴は帰れ」
にはしたくない。
新しく来た人が、
「何それ?」
と聞いたとき、
「半年ROMれ」
で終わるんじゃなくて、
「これ昔こういうことがあってさw」
と誰かが教えてくれる。
その人も数ヶ月後には、
新しく来た人に同じ説明をしている。
そんな感じのほうがいい。
「半年ROMれ」ではなく「半年いたくなる場所」へ
これを書いていて、KAKICOで目指したいものが一つ増えました。
新しく来た人に、
「半年ROMれ」
と言う掲示板ではなく、
気づいたら、
半年ずっといる掲示板。
そっちのほうがいい。
最初の日からカキコしていい。
分からなかったら聞いていい。
空気を読めなくてちょっと滑ってもいい。
そのうち自然にKAKICOのノリを覚えて、
気づいたら自分が古参側になっている。
そして新しい人が来たとき、
「お、新規だ」
くらいの感じで迎える。
それが理想です。
でも「ROMる」という考え方は残ってもいい
だから僕は、
「半年ROMれ」という言葉そのものは、もう今のネットでは通用しにくいと思っています。
でも、
「知らないコミュニティに入ったら、まずちょっと周りを見てみる」
という考え方は、今でも普通に使えると思います。
Discordでも。
Redditでも。
掲示板でも。
ゲームのコミュニティでも。
いきなり自分のやり方を持ち込むんじゃなくて、
「ここってどんな場所なんだろう」
と少し見る。
別に半年じゃなくていい。
5分ROMれ。
いや、
30秒ROMれ。
これくらいなら令和でも通用するかもしれません。
ということで
「半年ROMれ」。
最初に見たときは、
新規に厳しすぎだろw
と思った言葉でした。
今でもその言い方自体は厳しいと思います。
でも調べてみると、
その裏にあった、
「まずそのコミュニティを知ろう」
という考え方は意外と今にも通じるものでした。
ただ、KAKICOでは、
半年ROMらなくて大丈夫です。
むしろ、
今すぐカキコしてください。
本当に。
ROM専ももちろん歓迎です。
でも一回くらい、
「記念カキコ」
でも残していってください。
そしていつかKAKICOに独自文化ができたとき、
初めて来た人に、
「半年ROMれ」
ではなく、
「ようこそ」
と言える掲示板にしたいです。
……まあ、誰かがネタで「半年ROMれ」って書くくらいなら、
それはそれでKAKICOっぽい気もします。
KAKICO
SNSと掲示板の間みたいなWebサービスを作っています。
KAKICO
半年ROMらなくて大丈夫です。
今日からどうぞ。
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ネット老人会の皆さんは、
実際「半年ROMれ」って言ったこと・言われたことありますか?
当時どんな感じだったのか、ちょっと気になります。
ではまた。
ノシ
