見出し画像

1本900gの巨大芋を使い切る。ズボラな私がさつまいもの『捨てないレシピ』4品全部つくってみた

「使いこなせるだろうか……」

書くことを通して出会った仲間が出版したレシピ本を手に、私はソワソワしていました。

ミニマルな生活とは無縁、自他共に認めるズボラで、家事は夫のほうが得意。

そんな私が『捨てないレシピ』という “レシピ本” を10数年ぶりに買ってしまった……!

📗捨てないレシピ :野菜の皮や種までおいしく食べて生ごみを減らしたり、節約になったりするレシピ本です。

試行錯誤を繰り返した末、出版されたであろう一冊。著者さんの顔が見えるだけに、使いこなさないとなんだか申し訳ない気持ちに。

せめて……と、れんこんの皮をむくのをやめたり、トマトのヘタを切るときはギリギリのところを攻めてみたり。

捨てない習慣をなんとなく取り入れつつ「使いこなせていない感」が否めませんでした。

そして、私はある挑戦をすることに決めました。

「大好きなさつまいも料理なら、レシピ本を見ながら作れるかもしれない」と。

おそるおそる目次を見ると、190のレシピの中で、さつまいもをメインに使ったものは4つ。

「これならいけるかも……!」と早速材料を集めます。

自宅には自家栽培の巨大なさつまいもが1本。その重さ約900g!

大人の拳2個分よりデカい

全部のレシピを作っても700gあれば十分。ならば、この1本を使い切ってやろう。

そして、ふと思いつきます。

「この1本で全部の料理を作ったら、最終的な『廃棄率はいきりつ』ってどれくらいなんだろう?」


知りたくなってしまったら、もう止まりません。そこで、1品ずつ作るたび捨てる部分の重さを量ることにしました。

自家栽培ゆえ傷みが気になり「黒くて絶対体に悪そうな部分」は取るルールを添えて。

こういうやつ

最初に作った料理は、「さつまいもと鶏肉のシュクメルリ」。
聞き覚えがなさ過ぎて「シュクメリ」だと勘違いするところから始まる。

シュクメルリは、ヨーロッパの中で一番アジアに近い国、ジョージアの料理。

材料にチーズ、にんにく、バター、鶏もも肉、白ワインを使うなど、おいしそうな予感しかしません。

白ワインがなかったため、Geminiの知恵を借りて日本酒とレモンで代用。

初ジョージア料理!

お好みでドライパセリをふると良いそうです。

帰宅したばかりの夫に提供すると、ボソッと「おいしい……」と言っていました。これはほんとにおいしい時に出るやつです。

レモン、にんにく、チーズの相性が最高で「この味、今まで一度も作ったことない……!!」と大興奮の夕食でした。

次の調理に向けて待機中の芋

🍠 🍠 🍠

翌朝、挑戦したのは「鬼まんじゅう」

名古屋を中心とした東海地方に根付く和菓子で、もともと主食として食べられていたのだとか。

材料は砂糖や薄力粉など、自宅にあるもので簡単に作ることができます。

レシピ通りに混ぜ、蒸したらできあがり!
だがしかし、鬼まんじゅうを食べたことがないので正解がわからぬ不安に襲われる……

「これで合ってるかな?」と不安な気持ちになり、Googleで「鬼まんじゅう」を検索すると、似たような見た目の写真が出てきてほっと一安心。

まんじゅう1個につき1枚クッキングシートを使う写真をみて「次は同じように作ろう」と思い、ふいに本に目を落とすと……

書いてあった!!!

「そういうとこなんだよなぁ……」と自分の詰め切れない性格にがっかりしつつ、廃棄するお芋たちはしっかり計量します。

うむ。

🍠 🍠 🍠

そして別の日に挑戦したのは「さつまいもとまいたけのアヒージョ」です。

「絶対おいしいやつ~♪」とウキウキで調理スタート。

最近お手伝いに熱心な女子ズ

さつまいもを切るのは5歳、まいたけをちぎるのは2歳が担当しました。

でも、ごめん。鷹の爪入れちゃったから大人が食べるやつなんだ……
「オリーブオイルのお風呂に全員浸かってくださーい」と思いながら沈める
できた!

もうこれは間違いありません。にんにく×オリーブオイル×塩だけで、なぜこんなにおいしい食べ物ができるのでしょうか。

にんにくの香りに誘われて味見しにきた2歳と5歳はおかわりしていました!(さつまいもの甘みが増して子どもでも食べられた)

あまりにもおいしかったので、ちくわを投入して追いアヒージョ

🍠 🍠 🍠

そして最後は「さつまいものレモン煮」

この時点で残るさつまいもはすべて使い切ります。

廃棄分。計量カップの使い方、絶対違う
できたできた

さつまいものレモン煮は作り置きにもなって便利。子どもたちが何度もおかわりしていました!

よき

さて、ここで廃棄率を計算します。

いざっ!!

80(g)÷901(g)×100=8.879…(%)

捨てる分÷総重量✕100

8.9%

え、これって多いの少ないの……?

レシピ本独自の廃棄率1%に対し、8.9%……多すぎる(笑)

でも、よく見て!

上の数字は文部科学省発行の「日本食品成分表」を基にした廃棄率

通常の廃棄率9%は下回ってる!(0.1%だけ勝ったと思いたい)

傷んでいたものね……

廃棄率は通常とほぼ同じでしたが、傷んだ部分を取っての8.9%は健闘したんじゃないでしょうか⁉

🍠 🍠 🍠

「著者さんの顔が見える本を使いこなせるだろうか」というソワソワは過去のもの。

食材たった一つでも全部作ることができた、大好きなお芋をおいしく食べられた、それだけでこの達成感たるや……!

同じ食材、同じ味付けの繰り返しだった食卓にレシピ本が新鮮な変化を連れてきてくれました。

最後に忖度なしで感想を。

作ってワクワクしたのは断然「シュクメルリ」。誕生日メニューにも出せそうな、想像を超える美味しさでした!

しかし、リピートしたい最強の相棒は「さつまいものレモン煮」🍋🍠

私の中でいま優先度が高いのは「時短・簡単・子どもが食べる」こと。洗い物が少なく、作り置きにもなることが理由です。

根本的にズボラは変わらないのですが、マンネリ化した食卓に新しいメニューを取り入れられたこと、執念深く研究する私を見て「またやってる」と言わんばかりにニヤリと笑ってキッチンを横切る夫、お手伝いに満足する娘たちの姿がなによりの収穫でした。




※Amazonアソシエイトに参加しています

いいなと思ったら応援しよう!

やきいも 記事にサポートをお願いします!いただいたサポートはnoteに還元していきます(^^)