モンスターファーム2 最速2年1ヶ月(1002年度)で殿堂入り
最初に書いておくが、今回のやりこみ記事はかなり自信作である。
【概要】
『モンスターファーム2』を最初からスタートし、タイトルの条件で達成する。さらなる縛りとして、
・PS版でプレイする(プレイ環境はPS3本体)
・ヴァージアハピを使わない
つまり、移植版で追加された強化個体を使わず、PS版において設定ミスで異常なガッツ回復速度を持つヴァージアハピ(ハム×ピクシー)を使わないという意味だ。
2年1ヶ月というのは理論上の最速である。つまり1年目の年度末までにSランク公式戦を突破し、2年目で4大大会を制覇し、3年目の4月に開かれるレジェンドカップを制する。特に最初の条件が非常に難しい(毎回言ってるが、Sランク公式戦さえ勝ってしまえばあとはウィニングランである)。
同条件の先駆者としては下記の動画が見つかったが、こちらではヴァージアハピを使っている。私はこれに頼らずに目指そうと思う。
【モンスターの選定】
まず、すえきすえぞーとの合体でパラメータを底上げするのは必須だろう。単純に相性がよいのは以前も使ったメロンボ(スエゾー×ロードランナー)やオリオン(スエゾー×ガリ)だが、こいつらは回避の成長適性が低いという、本作において致命的な弱点がある。
すえきすえぞーと相性がよい(ライフと丈夫さを引き継げる)上で回避の成長がよく、なおかつ初期状態から再生可能なモンスターとしては、ディクシー(ピクシー×ロードランナー)やデトナレックス(ライガー×ロードランナー)、サクラジイヤ(アーケロ×モッチー)が挙げられる。
中でもディクシーとデトナレックスの利点は、まず前作にいる種族なので、合体前でも石盤再生による能力ブーストが可能なこと。そして走り込みが得意なことだ。一方でピクシー種はパワー不足でこの手のやりこみに向かない、デトナレックスは賢さの適性がCとやや低め。その点、サクラジイヤは賢さBで、さらに適性順が揃うのですえきすえぞーからの継承も可能。技「飛爪」の性能もよく、トータルではサクラジイヤが最も優秀ではなかろうか。
アーケロ種はもともとRTAなどでも人気だと聞いている(使われるのはライガー派生のツンドラのようだが)。「飛爪」がとにかく高性能なのだ。
以下が合体結果のシミュレート(外部サイト)である。
(注:共有リンクをクリックすると、モンスターの基準値が正しく表示されていない場合がある。一度プルダウンメニューから他の種族を選んでから元に戻すと修正される模様)
ともあれ、このように開幕としては驚異的なパラメータとなる。

他の案としては、石盤再生でハム系のレアモンを連れてくる(基本値+149)のも手だが、耐久面が厳しい。
また、ピクシー種の一部(図鑑で言えばエンジェルからラベンダーキール)は初期技としてサンダー(命中重視技)を覚えている。完全一致はしないが、ファー(ピクシー×アーケロ)は賢さ・命中・ライフを引き継げるので、そこそこ有利かも知れない。候補として頭には入れておく。
【CDの選定】
サクラジイヤは合体で作っても構わないが、余計なコストがかかるので可能ならば一発で再生したい。それほど珍しいモンスターではない。今回はウルフルズ『ガッツだぜ!!』のシングルを使うことにする。前作でレアモン(ゴースト系のチョンマゲ)が出るのでコレクター的にも美味しい。
再生パラメータは「回避>命中」となって適性順が入れ替わるが、結果への影響はない模様。一方で「丈夫さ ≧ 力 ≧ ライフ」の大小関係が崩れてしまうと継承値が激減するので注意。パラメータが歪な場合、再生直後に純モッチーあたりと適当に合体させて基準値に近づけるのも手だろう。
【地獄の重油ローテ】
2年間という短期間で攻略するにあたって重要になると思われるテクニックである。ひたすらオイリーオイルを飲ませて重トレーニングを繰り返す。限られた期間で最大限の効果を得るためだ。当然、ストレスで寿命がマッハである。
しかし本作においては寿命減=成長の早送りなので、成長期を強制的に引き寄せることで逆にメリットにもなってしまうのである。命は燃やしつくすためのもの!
今回の攻略には関係ないけど、ヒノトリ系のビンチョー(レア)が出るCDとして有名だね!
なお重トレ1回で疲労+15・ストレス+12で、オイリーオイルで疲労-28である。カララギマンゴーで疲労-10なので、実はオイルは月1~2回(残りはマンゴー)で足りることになる。まあ今回は後から気づいたので、実際のプレイではすべてオイルを使用。
「ストレス×2 + 疲労」のことを「体調値」と呼び(どちらかといえば「不調値」とでも呼んだほうが適切な気がするが攻略コミュニティでは体調値で定着している)、それが70以上だと寿命が余計に減る(70で-1、105で-2、140で-3、…)。
以下、ストレスと疲労が0の状態から重油ローテを繰り返すとどうなるか試算。疲労は回復するので省略。なお以下に示す寿命減は不調とは無関係の固定値も含んでいる。
1週目:ストレス12・疲労15(体調値39・寿命減1)
2週目:ストレス24・疲労20(体調値68・寿命減1)
3週目:ストレス36・疲労25(体調値97・寿命減2)
4週目:ストレス48・疲労15(体調値111・寿命減3)
以降、大会でストレスを解消したりしない限りは寿命が加速度的に削られていく。サクラジイヤの寿命は410週もあり、成長ピークには半分である210週を経過させる必要がある。
なお疲労も回復させないほうがより寿命は削られるのだが、怪我をするたびにやり直すのも面倒なので、疲労だけは回復しておいたほうがいいと思われる。ストレスだけが溜まっても脱走に至るのはそうそうないので、せいぜい修行の前に夏美草を与えておく程度で構わない。
今回は関係ないのだが、もう一つのストレスの効用として、性格がワル寄りの場合に限り(ストレス値の分だけ)クリティカル率が増えるという隠し要素がある。ワルモンを育てているときは参考に。
【実践記録:1年目】
まずは素材(すえきすえぞー・サクラジイヤ)を再生して合体させる。サクラジイヤの誕生率は6%なのでリセマラを覚悟しよう。誕生したら必ずデータをバックアップしておくこと。

理想的には好き:戦うことだが、別に気にしなくても大差はないと思う。通常のプレイでは重要になる食べ物の好みも、ストレス管理を放棄する都合上、気にしなくてよい(一応、アーケロはデフォでビタミン嫌いである)。サカナ嫌い(かつ、じゃがやミルクも好きなわけではない)だと安価な餌で忠誠度を維持できなくなるが、そこまでカネに困ることもないと思われる。
また状態変化「余裕」も(スエゾーから)引き継ぐと嬉しい。回避メインの戦いになるので発動機会は多く、あれば勝率はそれなりに上がると思われる。リセットしてまで狙うべきかはさておき。
ちなみに、すえきすえぞーメインで合体させる関係上、最初から大ダメージ技「跳爪」を覚えている。
ファームに連れてきたら、とりあえずフルーツグミを食わせてひたすら瞑想&オイリーオイル。サボらせている余裕はないので当然毎週セーブだ。
デビュー戦となる5月4週のジェミニ杯の直前でのステータス。トレーニングはすべて瞑想で、大成功を1回引いている。

6月からはひたすら変動床。回避アップはもちろんだが、力が「下がる」というのが重要なのである。後述するが、修行による技習得の条件に関わってくる。
次に出すのは6月の公式戦(Dランクで飛び級狙い)だが、力レベルが下がっているので与えるダメージが激減し、戦いにくい。ガッツをじっくり溜めて確実に削っていきたい。
以降、8月いっぱいまで変動床を繰り返す。9月になったら命中の修行に出し、飛爪の習得を狙う。修行に出す前には夏美草を与えよう、そうしないと帰還後に非常に高い確率で脱走する。
また、修行における技の習得順位が厄介であり、命中修行で覚える技は「影爪」のほうが優先度が高い。しかし欲しいのは賢さ技である「飛爪」のほうである。一度の修行で覚える技は1つだけ。少しでも多くのトレーニングを行いたいので、修行は1回だけにしたい。
・影爪の習得条件:力+命中+忠誠+乱数>300
・飛爪の習得条件:賢さ+命中+忠誠+乱数>550
つまり「影爪の習得条件を満たさずに、飛爪の習得条件を満たす」必要がある。さらに乱数絡みなので確実とはいえない(実際、同条件でも習得順が入れ替わったりする)。
参考までに、飛爪を覚えられたときのステータスである(帰還後)。なお変動床のトレーニングで「成功?」(ズル)を2回引いている(どちらも叱った)。

帰還後は素直にオイルを飲ませて休養させるべきである。疲労とストレスは極限まで溜まっているはずで、何度かやり直してみたがトレーニングを指示しても毎回逃亡された。
以降の戦いでは基本的に飛爪のみを使用する。うっかり隣の技を押さないように。ただしタイムアップ寸前の時間稼ぎとして他の技を使う機会は少なくない。飛爪は消費が多い上にエフェクトが短いのである。
次の大会は10月2週の活性丹杯に出る。賞品の活性丹は寿命-20週と引き換えに一度だけ回避を1.5倍にするアイテムで、Sランク公式戦突破のための切り札である。絶対に売らないこと。
目標は3月4週のSランク公式戦。10月3週から数えて、3月3週まで21週。うちBランク公式戦には必ず出さなければいけないのでトレーニングできるのはあと20回。基本的にはひたすら回避を高めて、507を達成したら賢さレベルが上がりそうなら瞑想、そうでなければ引き続き変動床で今後に備えるのがよいだろう。
12月にはBランク公式戦に出す。参考パラメータ。確か1つ負けてしまったが問題なく優勝。

ここから3月のSランク公式戦までストレスを解消する機会がないので脱走に注意する。いざとなったら夏美草を与えられるように、セーブはアイテム使用前で。実際は一度も脱走することはなかったのだが。
激ガリなら回避760でレベルカンストする(760×1.25=950)。活性丹を使えば回避507で足りる。なので、とりあえず瞑想で命中200を確保したら回避507を目指して変動床をひたすら回す。
そして迎えたSランク公式戦。活性丹の出番だ! ちなみに大会当週に使わないと効果が出ない(先行投与はできない)ので要注意。

活性丹は回避だけでなく力も上がる。無意味かと思いきや、地味に50のレベル閾値を超えているのがありがたい。

そして、なんと一発で全勝優勝である。プレイ前は最難関だと思って、1日は潰す覚悟でいたのに! やはりこのゲームは回避至上主義である。

突破後。うーん、ゲーム開始から1年で達成できるとは。ちょっと感動。企画を思いついた時点ではクリアを断念する可能性すら考慮していたのに。
【実践記録:2年目】
さて4月に入ったらピーク宣言をされた。以降は無茶をせずに大事に育てていく。月明けにはビタミンもどき(今後はすべて)、夏美草を与えて休養。さらにもう一度、夏美草を与えて軽トレ。以降は通常の油草ローテに移行する。
とりあえず5月2日までに賢さ500・回避600を目指す。やや際どいのでセーブして上昇量を吟味する。今回のプレイではここの大会が一番苦戦した。ドーピングによる下駄を履かされていたことを痛感。

というわけで次の大会である8月2週までに回避を事実上のカンスト(760)させる。ここまでくればもう大丈夫だろう。実際は開幕で大技を食らってどうしようもなくなることも結構あったのだが。

エンディング。出した大会はジェミニ杯、活性丹杯、公式戦(D・B・Sの計3回)、4大大会。1敗したのはBランク公式戦だったはず。育成総頭数は合体素材の分である。念のため。

レジェンドカップに向けて能力を仕上げる。とりあえず賢さLvを最大に。命中を優先したほうがよかったかも知れないが、飛爪の性能に頼る。

というわけで、殿堂入り。偶数年なのでモスト(シロモッチー、強い方)が出てくるのでちょっと苦戦(テイク2でクリア)。

最終成績!
【感想】
単純な思いつきから始まったが、とても面白いやり込みだった。「すえきすえぞー合体による能力継承」「能力を調整して覚える技を一つ飛ばしにする」「ストレスによる意図的な寿命削りによる成長期の引き寄せ」「切り札としての一時ドーピング(活性丹)」といった数々のテクニックが光る。
すでに書いたが、最初は達成できると思っていなかった。今までSランク公式戦には何度も挑んできて、その難しさを実感していたのである。わずか1年の育成ではとても無理だろうと。
しかし、そうではなかった。ちゃんと「クリアできる」ように作られていたのだ。すえきすえぞーの存在、それと相性を合わせられるモンスター、ここぞという場面でのドーピングなど、あらゆるピースがぴったりハマったという印象だ。
もちろんかなり強引なプレイには違いなく、リセットはそれなりにしたが、想定していたほどではなかった。気が向いたら他のモンスターでも挑戦してみようと思う。
【おまけ:今後のプレイ案】
現状のステータスのままでは完全に相性の良い合体ができない。少し手を入れるなら丈夫さを伸ばして丈夫さ≧ライフにすると、純アーケロ、ツンドラ(×ライガー)、ゴーディッシュ(×ガリ)と相性が一致する。
余生は丸太受けで丈夫さを伸ばしつつ、適当に冒険に出すというのがおすすめである。すでに限定アイテムの発掘条件は満たしているはずである(力が弱いので障害物撤去にやや手間取りそうだが)。とりあえず各地の隠し通路は一通り開いておくとよい。
