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【薬学生向け】カルボシステインの代謝について~マスタードガスも少し絡めて~

こんにちは。こんばんは、おはようございます。ほどクスリです。
本日は、皆様お世話になったことがある薬!
カルボシステインについて、触れていこうかと思います!!
※現在、絶賛出荷調整中!!調剤薬局の皆様、一緒に頑張りましょう!
さて、今回はカルボシステインの中でも、意外な副作用!?がありますので、そこを少し深堀していきます!!

カルボシステインの意外な副作用とは??

皆様、カルボシステインは固定発疹なるものが生じるのです!
しかも、この発疹は服用後、2~3日後に発症しますので、どの薬で起きているのかが、正直よくわからないんです。。。
カルボシステインが処方されているということは、痰切りor副鼻腔炎の排膿→抗菌薬や咳止め、解熱鎮痛剤なんかもセットで処方されていることが多いかと思われます。
抗菌薬のアレルギーを疑ったりすることが、まず第一かもしれませんね。。
その結果、抗菌薬を変更。しかし発疹は続いているという悪循環に陥る可能性がありますね。。恐ろしやぁ。
なので、結構見逃されるかもしれないカルボさんなんですよ。

なぜ、2~3日に発疹が発症するの?

良い質問です。
少し遅発性なのは、まさにカルボシステインの代謝物が関わっているからなのです。
代謝物の名前は、チオジグリコール酸(以下TDGAと記述します。)です。
このTGDAが体に蓄積されると、発疹が起きてしまうのです。


※話が少々脱線します。後々、書いていたら気付きました。スミマセヌ。
TGDAはマスタードガスの分解物で、衛生の範囲の一次発がん性物質らへんの範囲でかるーくこんなの聞いたなぁって繋げといてくれても良いかもしれないですね。ちなみに毒性は皮膚障害etc…
マスタードガスと言えば、抗がん剤の範囲でもある、ナイトロジェンマスタードとシクロホスファミドも関連付けておくと良いですよ!
シクロホスファミドは、閉鎖式接続器具を使用する薬でもあります。
→閉鎖式接続を使う薬物は揮発性が高い。
→なぜ揮発性が高いの?→マスタードガス由来の薬だからです!!
まで、セットで流れを覚えられると尚良し!!

話を戻しましょう。。ごめんなさい。
とにかく、カルボシステインの代謝物、TGDAが蓄積すると発疹が起きてしまうので、少し間が空くとのことでした。

カルボシステインの代謝は日内変動?

実は、カルボシステインの代謝には、硫黄酸化酵素が関与していますが、
この酵素は日中の活性が高いと報告されているのです。
夜には、硫黄酸化酵素の活性が低くなるので、TGDAが体内で作られてしまうようです。
いつもの解説の図を作りましたので、ご参照ください。

カルボシステインの代謝
構造式が見にくかったらごめんなさい!!

TGDAに代謝される過程が、調べましたが不明のようで。。
※おそらくアミノトランスフェラーゼ+何かしらの酵素で脱炭酸を受けているのではないかと思われます。。
なので、曖昧な部分は国家試験に出題しないので、結論だけ知っておくと
良いかもしれません!!

日内変動があるということは、発疹が疑われた場合は、朝昼のみカルボシステインを服用。アンブロキソールを夕食後に服用など。※例です。。
もしかしたら、医師に提案できるかもしれないですね。
※アンブロキソールでも固定発疹が起こる例が報告されていますが、カルボシステインより限りなく低い確率です。

まとめ

・カルボシステインの意外な副作用は発疹!!
・カルボシステインの代謝物、TGDAが悪さをしている!
・発疹が生じるタイミングは、2~3日後!
・カルボシステインの代謝に関わる酵素は、日内変動あり

+αの知識

※化学の範囲です。
酸化カルボシステインには2つの不斉炭素がある。
Sが腕8本なので、非共有電子対が実は隠れているのです。。。
・マスタードガスとシクロホスファミドなどの揮発性に関して、繋げておく

雑談

中々難しい内容だったかもしれません。。。
私は、国家試験より、模試などの激ムズ問題に出そうな気がしています。。
正直、激ムズ問題は解けなくても大丈夫です。
受験生が6割正解している問題を解けるようにする方が大事かと思います。
今回、話が脱線してしまって、サラっと抗がん剤付近のお話もしましたが、
1つの単語から派生して複数の事柄を繋げる方が、勉強の効率は良くなるかと思います!
最初は、繋がりを見つけることが難しいかと思われますが、徐々に勉強していくと、実はこの科目とこの科目って少し繋がっているんだぁ!とわかるようになってくるかと思われます。
国家試験は、連想ゲームだと思って取り組むといいでしょう!!

少しでも、皆様に今回の記事がインプットされることを願っています。
インプットした内容は、友人に講義する形でアウトプットしましょう。
記憶力が定着しやすくなると思います。
ぜひ、薬学生の方は国家試験を乗り切ってください。
国試まであと4か月。長いようで短いです。
薬剤師の方は、実習生に対しての話題作りとして使っていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様もぜひ、痰が絡んだときはカルボシステインです。
市販薬でムコダインが販売されていますが、めちゃ高価な気がします。。
寒い日が続きますが、引き続き体調管理して寒い日を乗り越えましょう!


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