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🔍キャップ野球 男女比

キャップ野球アドベントカレンダー12/3の分を担当させていただきます、九大のものです。

前日の12/2に理科大Fさんが女子キャップ野球構想という面白そうなことを書かれる予定でしたので、次の日の3日に枠を取ってみた所存でございます。

本noteの内容としてはこの競技の男女比の現状と女子がどうして少ないのかという考察、今後どうなるかの展望など書いてみるつもりです。
もし前日のFさんのnoteと内容が重複していたら、その時は、まあその時です。

個人的に男女比について言及すること自体が性別による区別を助長してしまうのではないか、という懸念があります。読まれている方で実際にそう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、ここでは男女差を問題視するのではなく、あくまでもキャップ野球における女子の参加状況や環境の現状を理解するための材料として扱います。差別や偏見を議論するためではない、ということです。
ご了承ください。

自分でもなんでこんなに難しいテーマを書こうとしてしまったのかと後悔しています。


簡単に言うと、外部の人やこの競技に興味を持ってくれている女の子に「この競技の男女比はこのぐらいだよ〜 なんでだろうね〜 これからどうなっていくんだろうね〜」と説明する感じのものです。



男女比について


まずは現状について整理しておきましょう。

現在プレイされていない方を含め、スコアブックに登録されている女性プレイヤーは東日本だと約10人、西日本は約5人と認識しております。

情報局の選手名鑑を見た限り、全体の競技人口は約1000人はいるっぽいので、そう考えると女子の割合は全体の約1%程度です。

比較として、野球のプレイヤー男女比についても載せておきます。

日本野球協議会, 野球普及振興活動状況調査2024 集計表 p.5より
https://npb.jp/kyogikai/report_promotion_2024.pdf

2023年のデータを見ると、登録されているだけで約94万人、うち女子プレイヤーは約1万人とのこと。こちらも約1%ですね。

と考えると、キャップ野球の男女比率もまあ順当なのかなと思います。

一方、ソフトボールの女子プレイヤーは約60,000人、男子プレイヤーは約90,000人で、だいぶ女子の割合は多いです。すごい。

野球という競技が女子の間でメジャーなスポーツではないというのが現実だと考えられます。


にしても少ないのは確かに少ないです。

なぜなのか。

結論から言うと、「知る機会がほぼない/なかった」「心理的障壁がある」ということでしょう。

もうここで終わっちゃってもいいんですが、せっかくなので新歓アンケートの結果を参考に詳しく考察していこうと思います。

1回目のアンケート 回答数8
2回目のアンケート 回答数5

考えられる要因1: SNSのアルゴリズム

この競技は主にSNSで広がったイメージがあります。現在もYoutubeやTwitter、インスタなどのSNSでの宣伝が主戦場みたいなところはあると思います。実際、アンケの結果含め新歓に来てくれた人にはSNSを通してキャップ野球を知ってくれた人が多かったです。

最近のSNSは履歴や興味関心などのデータをもとに、コンテンツがパーソナライズされている傾向があります。

動画がメインのSNS(例えばYoutubeやインスタ)で、普段から大学生・スポーツ系youtuberや野球関連の動画を見ていたらそれに引っ張られてキャップ野球の動画が流れてくるかもしれませんが、そうではない人のおすすめ欄にそのような動画が流れてくることは滅多にないと考えられます。(バズった動画とかはごく稀に流れてくるかもですけど)

少なくとも中高生の頃の私のコミュニティ内で上記の動画を見ている人はいなかったです。男女によって好みのコンテンツは異なるということですね。

また、Twitterも大学界隈だと女子より男子の方が圧倒的に多いはずです。したがって男子の目に入る機会が多くなるのも必然的ですし、そこから入ってくれる人も男子の方が多くなることでしょう。

これに関しては完全に仕方ないことだと思います。こちらからできることは特にないかと。他人のおすすめ欄・TLはどうしようもできませんからね。

いっそのこと今日好きとかアイドルサバイバルオーディション番組とかにキャッパーを送り出して、女の子の動画のおすすめ欄にキャップ野球が流れるようにしてみるというのはどうでしょうか。



考えられる要因2: 環境

アンケートによると、中高で友達とキャップを投げてたからと言う理由で新歓に参加してくれた人も多いことが分かります。
このことから、「大学に入学するまでの間にキャップを投げる人が身近にいたかどうか」という環境が、キャップ野球を知るきっかけに大きく影響している可能性があります。


私の高校は女子校でしたが、3年間でキャップを投げている人を見かけたことは一度もありません。

他の女子校出身の友達に話しても「キャップ……?」という反応がほとんどで、女子校でキャップを投げる文化や人は存在していないと言っても過言ではない気がします。いたらごめんなさい。
(でも今年の春アニメでキャップ野球してる女子大の子達は存在してたな…)

共学だったら周りに投げてる男子がいてそこで知る、というのもありそうですけどどうなんですかね。でも共学の友達からそういう話を聞いたことは今のところないです。
皆さんが校内で投げていなかったのか、はたまた投げてはいたけど彼女たちが皆さんを見ていなかっただけなのか、私には分からないですが。
放課後誰もいないところでやっていたとかであれば、女子が知ることもないでしょう。

他のスポーツ・サークル団体と比べてこの界隈には男子校出身の方が多くいらっしゃいますが、それは「野球に興味がある人が多い&わっきゃいさんやその辺りの動画を見る人が多い」→キャップを投げる人が多い環境だったからなんじゃないかなと個人的に思います。

…なんか論点逸れた気がするな。まあ男子校から女子キャッパーはよっぽどのことがない限り(某福岡の男子校みたいに、ある時を境に共学になるとかそういうの)生まれないので、男子校の話はここではあんまり関係ないような、そうでもないような。

リアルでキャップを投げている人が周りにいたら、それがきっかけになることは十分あると思います。逆にいなかったら、そもそもこの競技にたどり着くのは難しい、というのが私の考察です。

また、そもそもの大学の男女比も関係あるような気はします。
キャップ野球サークルがある大学の男女比を以下のサイトで各自ご覧いただきたいです。↓

目白、同志社、関大、青学あたりは比較的女子が多いですが、他の大学(特に国公立)は30%前後がザラです。

女子の割合が大きい関大さんや青学さんでは女性プレイヤーが複数人在籍していますが、女子の母数が少ない大学では女子プレイヤーが少なくなるのも当然かもしれません。


考えられる要因3: 身体的性差への不安

男子と一緒のスポーツをするとなれば、どうしても身体的な違いに不安を感じる人は多いと思います。
体格や筋力など生物学的な差があるのは事実で、そこから

(野球っていうぐらいだし、フィジカルモンスターじゃないと男子と同じ土俵で戦えないんじゃないかな…)
(筋力ないからどうせ打っても飛ばないよ泣)
みたいな不安につながってしまうのも自然なことです。

ところがどっこい。キャップ野球は、一般的な野球とは違ってフィジカルよりも柔軟性や技術がかなり重視される競技です。打撃フォームが良ければ小さな力でも遠くに運べますし、ピッチングも投げ方次第では男子プレイヤーの平均層と同じくらいの球速は出せます。

つまり、技術次第でいくらでもカバーできるということです。実際に女子プレイヤーで大活躍している人もいらっしゃいます。
しかし、ただ、これはやってみないと伝わりにくい部分でもあって、始める前の段階ではどうしても不安が先に立ってしまうのかなと。うーん。難しい。


最近は体験会や文化祭のブースなどで、小中学生の子たちもキャップ野球に触れる機会が増えてきていますし、こうした経験が積み重なれば、「男女どちらでもできるスポーツ」というイメージが自然に広まって、身体的性差への不安も少しずつ薄れていくんじゃないかなと思います。

この問題は時間が解決してくれそうですね。



考察はここまでにして、最後にこれからの展望について少しだけ触れておきたいと思います。


結論として、時間はかかるかもしれませんが女子プレイヤーは確実に増えていく気がします。実際に野球や球技スポーツ全体で女子の競技人口・比率は年々増加していますし、そうした流れがある以上キャップ野球にも同様の波が訪れる可能性は十分にあるでしょう。

さらに、SNS以外でのメディア露出も徐々に増えており、この競技の知名度は着実に高まっています。SNSのアルゴリズムの壁について触れましたが、テレビやニュースなどマスメディアに乗れば、そうした壁を越えて幅広い層に届くきっかけになるはずです。

また、ここ数年で新しい大学チームが次々と設立されています。来年度以降も複数の新チームが誕生すると予想され、それに伴って競技人口が増え、女子プレイヤーが参加する機会も広がっていくかもしれません。


そんなこんなで女子視点としては「今すぐ増やそう!」と焦って頑張るよりも、「自然に増えていくのを見守る」ぐらいのスタンスでいる方がちょうどいいのかなと思っています。

今後新しくこの競技に飛び込んでくるであろう未来の女子キャッパーたちにできることといえば、すでにいる私たち女子キャッパーがこの界隈に長く居座ることでしょう。(女子少ないっていうけど、0ではないしやってみようかな)と思っていただけるように、私たちの存在が彼女たちにとっての安心材料になればいいなと思っています。

前日のnoteでFさんも言われてましたが、いつか女子だけの試合もやってみたいですからね。その時が来るまで、私はキャップを投げて、打ち続けます。


長々と堅苦しいことを書いてしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
このnoteを読んでキャップ野球に興味を持ってくださる方が少しでも増えたら嬉しいです。

ではまたどこかで。


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