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『存在の耐えられない愛おしさ』伊藤亜和(著)

20代前半は自分史上もっとも本を読んだ時期だった。最近めっきり読まなくなってしまったが、仕事をはじめ、休憩時間や通勤時間を持て余し本を読む時間が少し増えた。

以前にnoteでもちらっと書いたが、ずっと気になっていた伊藤亜和さんの「存在の耐えられない愛おしさ」を読んだ。

わたしは本や音楽の感想を分析して述べるのは得意ではない。「めっっっちゃいい!」とか「読んでないひとは人生損してる!」と感情論でしか語ることはできないが、彼女の書く文章がやっぱり好きだ。

noteではじめて「パパと私」を読んだとき、家を飛び出して叫びながら全速力で突っ走りたい衝動にかられたが(恥ずかしいけど、たくさんいらっしゃると思う)、さらにさらに好きになった。

おばあちゃんの田舎で、おばあちゃんや著者それぞれが違う名前で呼ばれている話や、お墓に書かれた謎の苗字、そして親友・山口の存在も気になる。彼女の派手ではないが風変わりな日常に、クスリとなったり、なぜかグッと涙しそうになる箇所が散りばめられている。

図書館で借りて読んでしまったが、最近越した街のあの小さな図書館に伊藤亜和があること、そして誰にも借りられていないことが奇跡だと思った。

まだ読んでない作品もあわせて、きちんと購入しなければ。彼女にお金を落としたい。まだやっているかはわからないが、彼女がバニーガールになって働いているらしいウィスキーバー(やったかな?)で接客されてみたい。これらの気持ちに名前はあるんだろうか。

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