慈愛に満ちた夫サンド
「なんで朝ごはん食べない?」
寝る瞬間そう聞いた夫に、時間ないからと簡潔に応えた。仕事の朝は、寝るを優先してしまう。というより、どうしても朝ごはんを準備する時間に起床することができない。
そういえば、夫と出会った当初も「朝ごはんは大切だから食べないといけない」と説かれたことを思い出す。そのとき初めて、トルコ人が朝ごはんをとても大切にしていることを知った。
仕事をはじめ、朝ごはんを抜きがちになったわたしの身を案じている夫。今朝わたしがメイクしている間に、自分用といっしょにわたしにもミニサンドウィッチを用意してくれた。
これから先、写真フォルダに何枚のサンドウィッチが保存されるだろう。ひとから見ればさして変わり映えしない装いのサンドウィッチは、今のわたしを形成するひとつの要素となっている。

