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人の手が価値を生む仕事とは

【進化思考×能登×建設】ブルーベリーと修繕工事から見えた「人の手が価値を生む仕事」の本質

話し手:山田崇さん(nanoda代表 / 信州大学キャリア教育・サポートセンター)
ゲスト:岩正人さん(建設会社勤務/進化の学校 受講生)、吉竹華乃さん(信州大学繊維学部3年/オンラインかばん持ち)
書き手:山田崇
日時:2026年4月3日(金)午前7時から7時45分まで

Check In

山田崇さん:
山田崇ラジオをスタートしていきます。本日オンラインかばん持ち吉竹華乃さん、そしてゲスト岩正人さんにお越しいただいています。岩さんおはようございます。よろしくお願いします。

岩正人さん:
はい。おはようございます。

山田崇さん:
今日は岩さんにインタビュー形式でお話を伺っていければと思います。まずは自己紹介からお願いします。

岩正人さん:
現在は7年半ほど中小の建設会社で、社内のことを全般的にやっています。社員は180人ぐらいで、足場を組んだり、解体や修繕などをしています。もともとは金融業界に長くいました。石川出身で、この2年は震災後の能登の支援を個人的にやっています。今は川崎の自宅から参加しています。よろしくお願いします。

山田崇さん:
岩さんとは進化思考を学ぶ「進化の学校」でご一緒しました。全12回の講義が先週終わったところでしたね。

岩正人さん:
今回が初めての参加でした。

山田崇さん:
ありがとうございます。今日はその学びや、能登との関わりについて伺っていきます。

ブルーベリー:進化と価値の再定義

参加動機と経営視点の変化

山田崇さん:
参加したきっかけや動機は何だったんですか?

岩正人さん:
株式会社御祓川の森山奈美さんの投稿見ていて、「進化の学校」を紹介されていたのがきっかけです。事前の案内セッションを見て面白そうだと思い、参加しました。

会社として上場を目指す中で、やることも判断の質も変わってきているので、自分の経営能力を高めたいというのが根底にありました。

ただそれはスキルというより、「どう考えるか」のアップデートでした。意思決定の重さが変わる中で、自分の思考の軸を持つ必要性を強く感じていました。

ブルーベリーにおける変異の実践

山田崇さん:
今回の進化思考ではどんなテーマを設定したんですか?

岩正人さん:
会社の修繕工事部門をテーマにしつつ、能登で関わっているブルーベリー農家さんのことも考えていました。

ブルーベリーの領域ではいろいろ変異が起きていて、酢やお菓子、さらに剪定した枝や葉を使ったお茶など、多様な商品があります。

進化思考でいう「解剖」をすると、果実だけでなく、成分や部位ごとに意味が変わる。そこから新しい価値が生まれていくんです。

「残る商品」とは何か

山田崇さん:
課題はどこにあるんですか?

岩正人さん:
価格や味の問題もありますが、本質は「選ばれる理由」です。

良い商品はある。でも、それが誰にどんな場面で選ばれるのかが設計されていない。

どんな人が、どんなタイミングで、何と比較して選ぶのか。この文脈を設計しないと、商品は残らないと感じています。

機能性か、地域らしさかという選択

山田崇さん:
機能性素材としての展開もありますよね。

岩正人さん:
AIで考えると、その未来も出てきます。ただ、それが自分たちのやりたいことかは別問題です。

僕は、能登の一次産品が観光や飲食につながり、地域全体が持続する形が理想だと思っています。

効率化としての進化ではなく、意味としての進化。どちらを選ぶかは非常に重要です。

体験が価値を生む構造

山田崇さん:
体験の可能性はどうでしょう?

岩正人さん:
7月は収穫体験ができるので、ぜひ来てほしいです。現地で食べると全然違います。

山田崇さん:
ワインとも似ていますよね。

岩正人さん:
山形のワイナリーで感じたのは、「関わること自体が価値になる」ということです。

山田崇さん:
私も塩尻でぶどうを育てていますが、まさに同じで、プロセスが価値になる。ブルーベリーも商品ではなく「関係性の入口」として捉えることで、新しい可能性が見えてくると感じました。

修繕工事:人と価値をつなぐ仕事の進化

変異は起きているが定着しない課題

岩正人さん:
建設業でも変異は起こしていて、事務支援部隊や内製化などを進めています。

ただ、それが定着しない。変えることはできても、続く仕組みになっていない。

能登と東京で異なる仕事の意味

岩正人さん:
能登では建設業の価値が非常に実感されます。生活を取り戻す仕事だからです。一方、東京では価値が見えにくく、作業になりがちです。

山田崇さん:
価値の見え方が違うんですね。

人材不足と価値の再評価

岩正人さん:
今後、職人は確実に不足します。海外人材も減っていきます。

つまり、「人をどう確保するか」が最大のテーマになります。

同時に、技術を持つ人の価値は上がっていて、年収1,000万円を超えるケースも出ています。

誇りを持てる仕事への再定義

岩正人さん:
建設の仕事は本来、価値の高い仕事です。

だからこそ、「稼げる」だけでなく、「誇りを持てる」仕事として再定義する必要があります。

そのためには、組織として人が定着し、価値を実感できる仕組みが必要です。

進化より前にある組織課題

岩正人さん:
進化思考的には「修繕工事の進化」がテーマですが、実際はその前に「人を活かす組織」が必要です。

地味ですが、ここを乗り越えないと次の進化には進めません。

Check Out

吉竹華乃さん:
今日はありがとうございました。ブルーベリーの話で、体験しないと本当の価値はわからないと感じました。

また、自分の仕事の価値を実感できるものを選びたいと改めて思いました。

山田崇さん:
私は今朝のお話しを伺い「修繕しない工事」という視点で考えてみたいと思いました。

岩正人さん:
進化思考はとても有効でしたが、現実では地味な課題も重要です。

外部と内部の視点を行き来しながら関わり続けたいと思います。

山田崇さん:
ありがとうございました。良い一日をお過ごしください。

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