全教科に対応したデジタル振り返りシート!スプレッドシートで学びを一元管理!【その2】
以前、こんな記事を公開しました。
授業で使用する振り返りシートをデジタル化することで、
・振り返りプリントの作成・印刷・配布・回収
・プリント点検後の再配布
・評価の転記
などの業務が不要になり、生徒たちの関心が薄れる前に素早くフィードバックを行うことを目指したものでした。
今回は、以前公開したデジタル振り返りシートの活用編として、
・AIによる文章の評価及びコメント作成
・A評価の振り返りの共有
を紹介します。
前回の記事を読んでいる前提で記事を書いていきますので、前回の記事を読んでいない方は、まずそちらからご覧ください。
お知らせ
これまでnoteで紹介してきた校務効率化のアイデアをまとめた書籍が、明治図書出版さんより出版されます。
僕がこれまで紹介してきたテンプレートに加え、今後紹介していくテンプレートも、この書籍から入手できる形にしていく予定です。
ご興味ある方はチェックしてみてください。
(1)AIによる評価
毎回の授業で振り返りを書かせた場合、負担となるのが振り返りに対する評価とコメントです。
特に、中学校で多数のクラスを担当していると、1回の授業に対して目を通さなくてはいけない振り返りの数が膨大になります。
せっかく振り返りをデータ化したので、ここをAIで代替できるのではないかというのが、(1)の取り組みです。
※AIに評価させることの是非や、評価の妥当性は無視してとりあえず試してみましたので、今回の記事を読み、ご自身で試したうえで判断してください。
とりあえず、自分で適当に振り返りを作成してAIに読み込ませ、評価させてみました。


すると、このような結果が出力されました。

C列のコメントは、評価の理由について説明しているものになっているので、C列に教師としての振り返りの改善ポイントを記入し、D列に評価のポイントを入力するように修正指示を出します。


・各生徒の振り返り(仮)に対する評価
・改善のためのアドバイス
・評価の理由
が表示されます。
AIによる評価やコメントを確認し、納得できるものであればそのまま振り返りシートに転記することもできます。

AIが出力してきたものがイマイチ納得できないものであれば、教師が確認した上で修正が必要な場合は修正を加えることもできます。
よりプロンプトを洗練させたり、評価させるのに最適なAIを選択することでより精度の高い評価が可能になるかもしれません。
数年後にはスプレッドシートにAIを組み合わせて、自動で評価されるような仕組みが当たり前になっているのかもしれないなと感じます。
いずれにせよ、生徒の振り返りをAIで分析・評価・コメントさせることで、これまで教師が担ってきた
・一人一人の振り返りを点検
・評価基準に照らし合わせて評価を決める
・内容に合わせたコメントやアドバイスを記入する
といった業務の負担を軽減する可能性があるということです。
ぜひ、デジタル振り返りシートを入手していただき、実際に試していただければと思います。
(2)A評価の振り返りを共有
AIによる評価の他に、デジタル振り返りシートで便利になるところがあります。それが、A評価の振り返りを生徒に共有できることです。
A評価を得ている振り返りを共有することで、生徒たちは振り返りを書く際のポイントをつかむことができ、授業への集中力や学びを振り返る力を高めることができます。
これまでのアナログな方法では、回収した振り返りの中でA評価のものを紹介するには、教師が抽出したり、紙やプレゼンにまとめるなど少しの手間が必要でしたが、デジタル化することで簡単に共有することができます。
具体的には、今回配布するシートから、「第○時」シートのI1:J1に以下のような変更を加えています。

I1セルをチェック☑することで、このシート内の振り返りの中でA評価を受けたものが抽出されてJ1セルに集約されます。
J1セルに集約されたものは、生徒用ファイルのG列にも反映されます。これにより、該当授業のA評価を受けた振り返りを生徒が手元で確認でき、振り返りの記述内容を改善するのに役立ちます。

評価を共有したくない場合は、「第〇時」シートのI1セルをチェックしないままにしておけば、共有されません。
以上、AIを使った評価とコメントの効率化提案と、A評価共有の方法でした。
基本的に以前のデータとほとんど変わっていないので、A評価の共有機能が必要ない場合は、以前のバージョンをそのままお使いください。
A評価の共有機能を含めて、データが必要な場合は(3)の方法で問い合わせをお願いします。
データ受け取り後の初期設定や授業内での活用方法も以前のnoteでご確認いただければと思います。
(3)データの配布
僕の記事で紹介しているテンプレートは、書籍の付録QRコードからダウンロードしていただく形になります。
note で紹介してきたテンプレートに加え、今後紹介していくテンプレートも、この書籍から入手できる形にしていく予定です。
ご興味ある方はチェックしてみてください。
▶ 明治図書ONLINE
▶Amazon
ご利用にあたって
本記事で紹介しているテンプレート・アプリは、学校業務の効率化や教育活動の補助を目的として作成したものです。
児童生徒の氏名、顔写真、出欠、成績、健康情報、家庭情報、生徒指導記録、学習履歴などを扱う場合は、所属校・自治体の情報管理ルールに従ってご利用ください。
Googleドライブ、スプレッドシート、フォーム、Chat、カレンダー等を利用する場合は、保存先、共有範囲、通知先、外部サービス連携の有無を確認し、必要最小限の情報で運用してください。
作者は、利用者が入力・保存したデータを取得・閲覧することはありません。ただし、実データの管理、共有設定、運用方法については、利用者および所属組織でご確認ください。
本テンプレート・アプリの利用により生じたデータの消失、誤操作、共有設定の誤り、情報漏えい、業務上のトラブル等について、作者は責任を負いかねます。利用前にコピーを作成し、テスト用データで動作を確認したうえでご利用ください。
(4)まとめ
今回の記事では、スプレッドシートに集約した振り返りシートをAIを使って素早く評価・コメントを作成することで、効率的にフィードバックを与える方法をまとめてきました。記事の内容は、いかがだったでしょうか。
デジタルの力を活用することで、少ない労力で子どものモチベーションを上げ、維持することができれば、学校生活がより豊かなものになるのではないかと思います。
ぜひ、各学校の現場に合わせてご活用いただければと思います。
今回の記事が、みなさんの参考になれば幸いです。
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