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97歳の祖父が撮った、文革直前・中国 1600枚の写真を整理する


私の手元には、あるカメラマンが残した膨大な数の歴史的貴重写真がある。

それは、およそ60年前に、私の祖父が文革直前の中国を丸一ヶ月かけて旅をしたときの、モノクロとカラー写真約1600枚だ。

祖父の名は、高岩震(今年97歳)。

近影。存命です

1928年福岡生まれ。旧制福岡高校卒。
震は作家・檀一雄の実弟である。
訪中時は、映画会社の東映でカメラマンとして働いていた。

当時バリバリの左派青年だった祖父は、映画業界の労働組合運動に精を出していた。

若かりし祖父。万里の長城にて

そのころ、中国共産党が世界中の労働組合関係者を招待するというビッグイベントが開催された。
1966年4月、「ぜひ中国に来てほしい」と祖父も招待され、労組の団体代表として、複数の日本人とともに中国へ渡ることになった。
文革が始まるのは、同年5月ごろである。

子供たちの演奏会

飛行機で香港に行き、そこから鉄道で広州、北京、上海、杭州、武漢、延安、西安、南昌…。
約1ヶ月かけて、中国各地をめぐったという。

武漢大の女学生たち

祖父はその旅で、約1600枚もの写真を撮影した。

上海の外灘

人民服の人々、工場、長江、天安門広場、紫禁城。

万里の長城に登る若者

旅の終盤、香港に向かう直前くらいで「紅衛兵が街に出始めた」という。


武漢の東湖

当時の祖父は30代で、現地の「未来への熱気」や「時代の空気」を肌で感じながら、レンズを向けていたのだと思う。

ネガはすべて保存されており、私の手元には、👆このスキャナーを使って手作業でスキャンしたデータが山ほどある。

実際のネガ

整理しながら見ていると、笑っている子どもたちの写真もあれば、見たことのない街並みの写真もある。

現代の中国を旅してきた私から見ても、もうどこだかわからない景色も写っている。

太極拳をする人々

この旅の写真は、祖父の過去であり、同時に「中国の過去」でもある。

私はこれから少しずつ、この中から選んで、noteで公開していこうと思う。
北京、西安、延安、上海、武漢、杭州…。

場所ごとに当時の空気を伝えながら、祖父が見た中国と、私が知っている中国を並べながら。



もし興味がある方がいたら、フォローして待っていてくれたら嬉しいです。


(つづく)

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タカイワ マサ | ライター・イラストレーター 面白いと思ったら応援のほどよろしくおねがいいたします! いただいたチップは執筆活動に使わせていただきます。

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