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「山の民から」(2025年5月3日)

 この記事では2025年4月から始まった、日刊県民福井の月1連載コーナー「山の民から」で綴ったことを公開しています。


ここにあるもの

 「山の民から」第2回目は山の民メンバーであり、池田町出身の廣田美保がお届けします。

 池田町の春はゆっくりとやって来ます。福井市の桜が散りはじめる頃にようやく蕾が赤く開きだすような、そんな速度でやって来ます。今年の冬は雪が多かったこともあり、祖母(通称ばぁ)の畑のはじまりは例年より遅いようです。ばぁは雪が畑にあるうちは家の中で出来る仕事をしますが、徐々に気温が上がり、晴れの日も増えてくると小屋の掃除や種の準備をし、今か今かと土に触れる日を心待ちにしているのが分かります。

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