管理職って「偉い人」なの?プロジェクトマネージャーは「すごい人」なの? VOL.164
「管理職は偉い」
「プロジェクトマネージャーはすごい」
そんなふうに思われること、よくあります。
でも、私はそうは思わなく、それは、“ただの役割”だと考えています。
「偉い人」じゃなくて「役割を担う人」
たとえば、管理職やPMになったからといって──
人格が急に変わるわけでもない
すべてが完璧にこなせるようになるわけでもない
周囲から自動的に尊敬されるわけでもない
それって、当たり前のことなんですよね。
でも実際は、
「〇〇さん、管理職なんだから」
「PMなんだから、もっとしっかりしないと」
そんな目線やプレッシャーが、本人を苦しめることもある。
役割には、それぞれの「しんどさ」がある
管理職だからといって、全部できるわけじゃない。
でも周りの目が気になる。
「ちゃんとしなきゃ」と背負い込んで、弱音を吐きにくくなる。
一方で、メンバー側からは──
「上の人にはどうせわかってもらえない」
「言ってもムダでしょ」
と壁をつくられてしまうことも。
お互いに「しんどさ」を抱えているのに、
立場によって、“違う世界の人”のように見えてしまうのが不思議です。
「役割」を“役割”として見ると、ラクになる
私は、管理職やPMというポジションを
「偉い」や「すごい」で表現するより、
“そういう役割を担っているだけ”と考えるようにしています。
もちろん、責任も視点も広がるけれど、
それはその人の“価値”を上げているわけではありません。
同じように、メンバーのポジションにも、
その立場だからこそのリアルな視点や、現場感があります。
誰が上・下ではなく、見えている視点が違うだけ。
この捉え方ができると、お互いにラクになる気がするのです。
どんな立場でも、自分らしくいられるチームへ
管理職やPMの中には、
「自分が偉いなんて、思ったことない」
「むしろ毎日、自信なくて必死です」
という方もたくさんいます。
だからこそ──
「役割」はあっても、「上下関係」に縛られない関係性をつくっていけたら、と思います。
上司だから言えない、ではなく
部下だから黙る、ではなく
お互いが人として尊重し合える対話があれば、
もっといいチームがつくれる。
「あなた自身」と「役割」は別ものです
管理職だから、ちゃんとしなきゃ。
PMだから、できて当然。
部下だから、言っちゃいけない。
そんな「~べき」に苦しくなっているなら、
ちょっと視点を変えてみてください。
役割は“帽子”のようなもの。
かぶっている間は、その役割を担うけれど、
あなた自身の価値とは切り離して考えていい。
帽子をかぶったままでも、
自分らしく笑ったり、立ち止まったり、助けを求めたり──
そんなふうに、もっと自由であれたらいいなと思います。
しなやかマインドを育む専門家
“らしさ”を活かす人材育成コーチ
山崎 里枝
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