ブーメランの通知音

InstagramなどのSNSを覗けば、
加工された幸福感に満ちた
「キラキラしている人たち」が
嫌でも目に入る。

そんな連中を見るたびに、
「馬鹿みてぇな顔しやがって」と
鼻で笑っている自分がいる。

画面の向こう側で必死に演出された
偽物の笑顔や、承認欲求を隠そうともしない
投稿の数々。

それらが滑稽で、
ひどく冷めた視線を送ってしまう。


ふと、自分の中に芽生えた違和感に
向き合ってみた。

もしかして、私はあいつらみたいに
なりたかったのか?

羨ましいという感情が、
歪んだ形で攻撃性に変わっている
だけなんじゃないか?

そう自問自答し、そうなった自分の姿を
想像してみる。

やはりあぁはなりたくない。

薄っぺらな承認を食い繋いで、
自分を飾り立てることに心血を注ぐ。

そんな生き方は、私の性には合わない。
結局、反吐が出るほどくだらない。

そう再確認して、私はスマホを放り投げた。


それはそうとさっき投稿した
「SNSなんてくだらない」
という呟きに、「いいね」がついた。

それだけで、放り投げたスマホを慌てて
拾い上げ、
「誰が押してくれたんだろう」
と、何度も通知を更新している。

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