骨まで愛して


まさか、noteの最初の投稿がこのような内容になるとは思ってもいませんでした。 ただ、InstagramやXの短い文字数ではどうしてもこの思いをまとめきれず、ここに記すことに決めました。

まず前提として、私は「世の中に100%の正解も100%の間違いもない」と思っている人間です。

人の考え方、習慣、風習、生き様は本当に様々です。
だからこそ、私は誰のことも肯定も否定もしませんし、するつもりもありません。

同時に、私の記すことに対しても、肯定も否定も求めません。 すべては自分が「好きか嫌いか」であり、もし嫌ならば文句も言わず、そっとその人や事柄から距離を置くだけ。 そんな価値観を持った私、大和堂の店長である「龍蓮」の個人的な記録として、読んでいただければ幸いです。

突然の別れと闘病の1週間

2026年3月11日、深夜3時30分頃。 13年間、仕事場でもプライベートでも、文字通り「すべて」と言える時間を共に過ごしてきた私の最愛の存在が、宇宙へと還っていきました。 独身で子供のいない私にとっては、まさに息子そのもの。弊社『大和堂』の立派な社長でもあった、ミニチュアピンシャーの「大和」です。私の自慢の息子でした。

暮らし始めた頃は6人家族の中にいたので、色々もらいすぎて肥満児(笑)

始まりは3月3日。 21時9分、突然、久々のてんかん発作が起きました。1分ほどで治まったものの、すぐに2回目、3回目と続き、家にある数種類の薬を使い、主治医に電話で指示を仰いでも止まりません。
車で夜間救急へ向かおうとしましたが、痙攣が酷すぎて私の運転では危ないと判断し、タクシーで移動しました。その15分ほどの移動中にも発作は何度も起き、合計7回。 病院に着き、麻酔を使ってようやく落ち着きました。自分には何もできることがなく、夜間の病院から朝になり、そのままかかりつけの獣医さんへと移動しました。

しかし、夜間救急では血液検査がされておらず、脱水がひどく進行し「腎不全」を引き起こしていることが、かかりつけ医で判明しました。

そこから、1週間と1日の闘病生活が始まりました。

ちなみに夜間病院の事は恨んでいません。
とりあえず大和の痙攣を止めてくださったので、感謝しています。

誰にでも判断ミスもあります、それにその事を学んで次に同じ症状の子がいた時にちゃんとできる学びに大和が役立てたのでしたら幸です。

一生懸命ベストを尽くしてくれたのでありがとうと思っています。

毎日、朝8時30分には獣医さんの元へ行き、夜の22時か23時まで付きっきり。

あまりにも私が飲まず食わずなのを見かねて、SNSで心配してくださった方のアドバイスを受け、大和が点滴などの処置を受けている隙に、物陰でこっそりと1週間と1日の間にゼリー3つとカロリーメイト4本だけを口にする生活でした。 というのも、大和は元々食いしん坊で、腎不全で水を欲しがるのに飲めば戻してしまうという状態。そんな彼を目の前にして、自分だけ飲食する気にはなれなかったのです。

大和から目を離すのが嫌で、トイレすら朝家を出る時と夜帰宅した時の「1日2回」しか行かない、極限の日々でした。

飼い主としては「1秒でも長く生きていてほしい」というエゴがどうしても顔を出します。 しかし、治る見込みがない中で、苦しい状態で生かされ続けるのは、人間であれ動物であれ、見ていて辛いものです。

私は、痛みや苦しみだけをなるべく取り除いてあげて、自然な形で、自分の家で看取ってあげたいと思う人なので、3月9日からは、ただただ家で、大和に寄り添うだけの時間になりました。

穏やかな旅立ちとお風呂

そして3月11日。 大和は、横たわる私のお腹の上に寝そべったままの状態で、深夜3時30分頃、宇宙に帰っていきました。 すでに他界している私の父が気を利かせたのか、大和本人が気を利かせたのかはわかりませんが、私がほんの10分ほどうとうとしてしまった間の出来事でした。 だから私は、彼の心臓が止まるその最後の瞬間を知りません。とても安らかな最期でした。

私は昔からたくさんの動物と暮らし、幾度も看取りを経験してきました。 いつもそうなのですが、彼らが苦しそうにしている時が一番涙が出て、いざ亡くなってしまうと、不思議なほど涙が出ないのです。職業柄のせいか、肉体がなくなっても魂がそばにいるのを強く感じるせいかもしれません。

今回も自分でもびっくりするくらい淡々と、「お風呂が好きだったのに、最後は入れなかったね」と声をかけ、そのままお風呂場へ向かいました。 お湯を張り、亡くなった大和を抱っこしたまま一緒に入って、全身を綺麗に洗い、毛を乾かしました。

朝になり、注射針などを返却しに獣医さんの元へ。スタッフの皆さんも「大和の顔が見たい」とおっしゃってくださり、バギーに乗せて連れて行きました。 私は泣いていないのに、皆さんが大泣きしてくれて。大和は本当に愛されていたんだなぁと、ただただ感謝しかありませんでした。

火葬場での不思議な出会いと「骨談義」

帰宅後、綺麗になった大和をベッドに寝かせました。 「もう肉体がないから、なんでも食べていいんだよ」と、彼が大好きだった牛丼を作って供え、お花を買いに行き、13時には火葬場へ。

そこで、不思議な出来事がありました。 担当してくださった綺麗な女性スタッフさんは、私が全く泣かないので、最初は不思議に思っていたようですが、私の職業を聞いて「だからか」と深く納得されたご様子でした。 「火葬には30分ほどかかります。寒いのでお部屋の中でお待ちください」と案内されたのですが、私がふと「どうしてこのお仕事をされようと思ったのですか?」と尋ねたことから、思わぬ展開に。

彼女は「小さい頃から人間より動物が好きで、山や海岸で亡くなった動物の骨を見つけると、その素晴らしい造形美に惹かれて持って帰っていたんです」と答えたのです。 「私と全く同じじゃないですか!動物の骨が美しいって感じる感性をお持ちのお姉様だったなんて!」 美しさの感性が同じすぎてすっかり楽しくなってしまい、部屋に入るのも忘れ、底冷えする寒さで歯をガチガチ鳴らしながら、二人で延々と「骨談義」に花を咲かせてしまいました。自分でも「なんだこの展開は?」と笑ってしまったほどです。

大和宇宙へ

大和は筋肉がとても発達していたため、結局30分どころか2時間もかかってしまいました。その2時間、ずっと骨の話。 泣くどころか楽しそうに話す私を見て、大和も空の上で呆れているか、あるいは泣かないことに安心していたかもしれません。

骨まで愛して

やがて骨が出てきた時、あまりの寒さに二人して「大和さん、あったかいよ!」と声をかけてしまいました。 そこから二人で「大和の尾骨、かわいい!」「右の顎の骨の形、カッチョイー!」等々…言い合いながらのお骨上げ。まさに、骨の髄まで、大和のすべてが可愛くて愛おしかったのです。

私は彼女に、特別なお願いをしました。 「犬の指の骨って、イラストで描かれるような『🦴』の形でめちゃくちゃ可愛いですよね。もし見つかったら、指と牙と爪の骨は、骨壷に入れずに別に分けていただけませんか?あと、大和はしっぽが短いけれど、尾骨もあれば……」 すると彼女は私の意図を完璧に理解してくださり、「可愛いですよねー、ほしいのわかります!」と、指の小さな可愛い骨2本、牙2本、尾骨ひとかけら、マイクロチップ、そして爪の骨2本を丁寧に見つけてくださいました。(なんて良い方にご縁をいただいたのだろうと感動しました)。

さらに彼女は、嫌でなければと前置きしつつ、「多分飼い主さん、骨食べますよね?」と私の本心を見透かしたようにおっしゃいました。 私は「はい、大和が痛くないところのさっきの爪の1本、ここで今食べます」と、その場でいただきました。 (実は父の骨もいただいているので、勝新太郎さんみたいだとツッコミが入りそうですが)。同化したいと思うくらい、私は大和を「骨まで愛している」のです。 頭蓋骨まで可愛すぎて、なんて骨になってもあなたは美しくて可愛いのだと、惚れ惚れしながら帰宅しました。

魂の繋がりと、これからの約束

帰宅後は休む間もなく動き回りました。 指の骨を入れるためのペンダントは、自然に蓋が開いて落としてしまうのも、接着剤で止めてしまうのも可哀想だったので、ネジ式ではないしっかりしたヘッドを選びました。

これ、意外と知らぬ間に開いてしまって落とすのよね


可愛🦴型の指の🦴を入れました
これなら大丈夫だと思う。


小さな桐の箱には毛と牙を入れて、これからはいつでも一緒にお出かけできるように。 そして、「骨壷をこのまま置いておくのは可哀想だから」と、まずは神棚封じを行い。

大和がなくなりましたと報告したら49日まで神棚は閉じる

「よし、仏壇を作るぞ!」と、小さくなった大和と一緒に仏具屋巡りへ。「これにする?」と大和に相談しながら仏具を選び、夜までに彼のお城をこさえました。 神棚の左下(下座)、ちょうどその真上には大日如来様のお札があるので、大和が如来様に見守られているような最高の場所です。

夜は扉を閉めて
朝は開けて。
両サイドに窓があるので、昼間閉じていたとしても中に光は入るし、湿気なくて良き
ご飯型のキャンドル

肉体を脱いだ大和は身軽になり、いろんな場所に入れるようになりました。
次の日から今日まで小さくなった大和と犬が入れなかったけど連れて行きたかった場に行っていまして、(3月18日)、この文章をアップした後は、大和と一緒にKing Gnuのライブを楽しみに行ってきます。

そして最後に。 ここから先は、大和が亡くなる少し前に私が施した「技」の話になります。

「大和、かぁちゃんはいつも要領が悪いから、お散歩の前も『ちょっと待ってて』って、どこへ行くにも大和を待たせてばかりだったね」 そう話しかけながら、大和の体のある部分と、私の体に、見えない「印」を入れました。 「肉体を失っても、この印で私たちは繋がっているからね。少し宇宙に帰って、ぢぃぢ(父)と遊ぶのに飽きたら、今度は『この身体がいい!』って思う新しい体を見つけて、かぁちゃんに知らせて。そこが関東じゃなくても、どこにいても迎えに行くから。この生活の続きは、大和が新しい肉体に入ってから再開しよう。それまでは、私が大和をたくさん待たせた分、かぁちゃんが待つからね」

知り合いの「視える」方にビデオ通話で確認してもらったところ、「大和と私の身体のある部分が青い光で繋がって視えるけど、これ?」と言っていただけたので、あ、視えるなら大丈夫!となりました。

宇宙戦艦ヤマトになってしまい宇宙に遊びに今行っていますが…

私は、大和が新しい肉体に入り、私の元へ戻ってきて、また一緒に生活の続きを始められるその日を、絶対の確信を持って、心待ちにしているのでした。

静かに彼を送り出したいという私の気持ちを皆さま叶えてくれましたことに。
心から感謝します。本当に大和とみなさま仲良くしてくださり、ありがとうございました。
また大和が戻ってきたらその際はよろしくお願いたします。 感謝

大和堂は3月20日 宇宙元旦より営業再開いたします。すでに20日はご予約で埋まっております。
ご予約はこちらから

最後まで読んで頂きありがとうございました🙇‍♀️

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