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【セブンが今度こそ本気を出した】~王者がついに“重さ”に目覚めた日

底上げ容器やフェイクデザインで、顧客の期待を裏切った(炎上した)コンビニの雄「セブンイレブン」。直近の決算でもライバルのローソンやファミマと比較して、売り上げが伸び悩んでいた。

私もこれまでセブンの弁当容器やサンドイッチの見える所だけの具材・海苔やいちごがデザインしてあるのに中身が無いパッケージには、疑問(呆れ)を持っていた。

競合コンビニに対抗した「増量キャンペーン」も、サラダのトッピングだけを増やすなど、どこかズレていて、「これ、本当に優秀な人たちが考えた結果なの? これ見てお客さんはどう思う?」と心配してしまった。


さてそんな最中、セブンイレブンがついに本気を出してきた。

☝️創業50周年を記念した「感謝盛り」と銘打たれた今回のキャンペーン。

内容は、「たまごサンド」は1.5倍の3組入となり、重量はなんと1.8倍。
「ラーメン」にいたっては総重量1キロ超えという、これまでのセブンからは想像もつかない「これでどうだ!」と言わんばかりの気合いを感じた。

正直に言えば、これまでのセブンは、「緻密な原価計算」「利益確保」など、内向きのルールを優先し、社会情勢の変化に対して、柔軟に対応していなかった。

1グラム、1円単位で利益を最大化し、データに基づいて「これくらいが適正」と導き出した結果が、あの「上げ底」や「フェイクデザイン」だったら間違っている。

そして、その「頭の良すぎる計算」が、客が店に求めているワクワク感や信頼を、いつの間にか削り落としていたことに気づかなかった。

商売において、客の怒りは「高い」ことよりも「騙された」と感じることに向かう。一度失った信用を取り戻すためのコストは、当初の利益の何倍も高くつくものだ。


今回の“なりふり構わぬ”増量ぶりは、いわばセブンによる「信頼回復のための授業料」に見える。かつて地域の「近くて便利」な存在が、飽和状態の中でようやく目を覚まし、泥臭く「満足感」という原点に立ち返ろうとしているのではないか。

ただこの「感謝盛り」が、一過性の“打ち上げ花火”で終わるのか、それとも商品設計の思想そのものを変える転換点になるのか。

「祭りのあと」、また元の「スカスカなサンドイッチ」に戻るようなら、今回得た信頼は、以前にも増して炎上の燃料になりかねない。

今回顧客は、セブンの本気を“重さ”で感じてしまった。
一度覚えた「ずっしり感」は、客の記憶から簡単に消すことはできない。

王者セブンが、この本気をこれから維持していくのか?
第2弾の展開も含め、注視していきたい。

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