運送行為は委託者の意思の延長 想いを繋ぐ、ヤマト運輸の縁の下の力持ちとして想いを繋ぐ【ヤマト運輸しごと図鑑Vol.019】
「お預かりする荷物の一つひとつには、送り主様の『誰かに届けたい』という強い意思が込められています。私たちはただ運ぶのではなく、その想いを引き継いでいるんです。」
そう真摯な表情で語るのは、多摩主管支店で品質担当として活躍されているKさん。
その信念の原点はどこにあるのか。現場を奔走するKさんの姿に密着し、地域コミュニティの真髄である営業所の役割と、多様な視点を持つKさんが辿り着いた、想いを運ぶことの本質に迫ります!
意見が出る=真剣に考えているという信頼

Kさんは2023年に入社し、営業所勤務を経て、現在は多摩主管支店で品質担当として活躍しています。現在の業務は、大きく2つあります。
1つ目は、各種データの集計・配信です。
データベースに集約された前日分の時間指定の遵守率や、持出件数の入力率などをまとめて、管下の営業所に配信しています。営業所ではそのデータをもとに、セールスドライバーへの情報の共有や稼働設計の見直しを行います。
2つめは、セールスドライバー向けの応対研修です。
”営業につながる応対”をテーマに、お客様に気持ちよくヤマト運輸をご利用いただき、リピーターになっていただくには何を心がけるのが良いかを教育しています。「こちらから教えるというより、皆で考えることをモットーとしています」とKさんは語ります。
またKさんが仕事において大切にしているのは、チームメンバーの意見を尊重するという姿勢です。チームで働く際、まずは相手の意見をしっかりと受け止めた上で、客観的な事実や自分の考えを伝えるよう意識しているそうです。
「チームメンバーが意見を出してくれるのは、それだけ真剣に考えてくれている証拠。それをしっかり受け止めることを大切にしています」と常に同じ職場の仲間へのリスペクトを忘れないのがKさん流です。
大きな規模感が、挑戦の幅を広げてくれる

Kさんの就職活動の軸は、「縁の下の力持ち」としてじっくりと関係を築ける仕事でした。鉄道やメーカー等を志望する中でヤマト運輸を選んだのは、圧倒的な事業の規模感に魅力を感じたからです。
「規模が大きいからこそ、仕事の幅もキャリアの選択肢も無限にある。ここでなら自分の力を多角的に試せると思いました」
また、学生時代に注力した弓道部での経験も、今のKさんを支えています。コツコツと練習を積み重ねる粘り強さと、OB会との連絡係を通じて培った”幅広い年代の方々と接する力”は、日々多様なお客様と向き合うヤマトの現場で、信頼を築くための大きな糧となっています。
「荷物には、送り主の意思が宿っている」と実感した場所

Kさんの経験の中で、今でも印象的なエピソードの一つに、山梨県の営業所への応援勤務の経験があります。主な移動が車移動である山梨県では、80代のお客様が自ら運転して荷物を出しに訪れることが、日常の光景でした。
ある日、来店された常連のお客様が、私の顔を見るなりこう仰いました。
「あれ、〇〇さんは?今日は来ていないの?」
そのお客様は、スタッフである私を探すのと同じくらい自然な様子で、いつもその時間に顔を合わせる他のお客様の不在を気にかけていました。
営業所は、まるで地域の茶の間のような温かさに包まれていました。交わされるのは事務的なやり取りだけでなく、「昨日の雨はすごかったね」「庭の木がようやく実をつけたよ」といった、何気ない日常会話です。
ある日、お客様の女性が「今年もいい色がついてね、ぜひ食べてほしい」と、大切に育てた地元の果物を持ってきてくれました。その手から荷物を受け取ったとき、Kさんは気づきました。暖かみのある地元の果物を送るお客様の優しい思いに触れ、私たちが運んでいるのは、単にお預かりした荷物ではなく、「地元の旬を届けたい」というお客様の切実な願いだと感じました。
こうした地域に根ざした深い交流があるからこそ、お客様は私たちを大切な想いを託せるパートナーとして信頼してくださるのだと思います。この交流の延長線上に、私たちの本来の使命である、運ぶという仕事が深く結びついていることを、Kさんは改めて確信しました。
それはまさに、社訓にある「運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」という言葉の意味を、肌で感じた瞬間でした。
「荷物を運ぶことは、単なる物理的な移動ではありません。送り主様の想いを届けることなんだと、改めて強く実感しました」
今後の目標は、グローバルな架け橋!

2024年、Kさんは務めていた国立府中営業所と周辺の営業所を配送ネットワーク効率化として、大型拠点に集約する業務に携わりました。
ゼロベースでの体制構築にあたっては、新業務管理システムの導入など着実に効率化を推進しました。
主管支店の先輩方の多大なサポートを受けながら改善を重ねた結果、立ち上げ当初の4月には多数の応援勤務を必要としていた体制が、最も忙しくなる12月には応援に行き、事務員同士の協力のみで業務を完結できるまでになりました。
今後のキャリアは、これまでの業務で培った”伝える力”を活かせるグローバル人材の育成・配置に携わり、国内のみならず、世界全体の事業における『人』のネットワークを支える役割を担いたいです。
未来への想いと、就活生へのメッセージ
ヤマト運輸の魅力は、地域密着が生む圧倒的な安心感です。
全国どこでも見かけるクロネコマークは、私たちが築いてきた信頼の証でもあります。就活生の皆さん、ヤマト運輸には自分の強みを活かせる場所が必ずあります。
縁の下の力持ちとして社会を支えたい、あるいは大きなフィールドで自分を試したい。そんな想いを持つ方と一緒に働ける日を楽しみにしています。自分の可能性を決めつけず、この広大なフィールドにぜひ飛び込んできてくださいね!
【編集後記】
今回のインタビューで、特に印象的だったのは、荷物を預ける営業所が、窓口の役割のみならず、地域の人々が互いの不在を気にかけ合う”茶の間”のようなコミュニティの拠点となっていることを知りました。
そして、社訓である「運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」を肌で感じたというお話は、物流の社会的意義を再確認させてくれました。
こうした、地域とのつながりを大切にする姿勢は、事業の精神にも通じていると思います。
Kさんのような「想いのバトン」を繋ぐプロフェッショナルが、これからの物流の新たな可能性を広げ、景色をより温かく変えていくのだと確信したインタビューでした。
執筆:深野
編集・著作:ヤマト運輸株式会社
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