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解約させてくれない定期預金

『金利ある世界』となった2025年。各金融機関は預金獲得の為、定期預金キャンペーンとして色々な政策を打ち出しています。よく目にするのは「他行からシフト頂いた預金に限る」や「新たにお預け頂いたものに限る」といったような、今あるお金でやるのはダメよ!といった条件が付いています。それ程に預金獲得に必死です。
そんな中で、定期預金を解約しようものなら、
「何に使われるんですか?」
「特に使われる予定なく解約されるのでしたら、ご提案したいものがあります。」などなど、自分のお金を出すのにも関わらず、色々と聞かれて嫌な想いをしたお客様も中にはいらっしゃるかもしれません。
ですが、銀行員が定期預金を解約させない理由はいくつかあります。
何の理由もなく、「出すな!」と言っている銀行員はいないはずです。
少しご紹介します。

① 預金維持の為、必死で引き留めするパターン
正に、冒頭で書いた内容ですね。定期預金を解約するという事は色々と想定されます。単純にお金が必要となった為解約するケース。他行で良い商品があるので乗り換えする為に解約するケース。「金利ある世界」になる前は各金融機関の金利差はあまりありませんでしたが、最近では金利差も出始めているので乗り換えするケースもあるようです。
預金残高は気になるところですし、銀行では毎朝大口の解約や出金があった際は支店長にわかるようになっています。その時に「この解約どうしたの!?」と聞かれる為、何とか引き留め出来ないか交渉します。引き留めしすぎると、クレームに繋がるので難しいです。

② 特殊詐欺の防止の為
実は定期預金の解約に限らず、大口の振込等があった際は特殊詐欺防止の観点から警察からも声掛けをするように銀行は指導されています。もちろんこういった声掛けが功を奏して犯罪を未然に防いでいるのも事実です。

③ 投資信託や保険といった預かり資産提案の為
他行の定期預金金利の方が、0.1%高いからと解約しようとするお客様は実は多いです。その中で、定期預金よりも利回りが良い商品がありますよ!と情報提供する事で預かり資産販売をするパターンも多くあります。
昔と違って定期預金を獲得してもあまり褒められませんが、投資信託を販売すると自身目標でもある為、必死に声掛けをします。
それで投資信託をしてくれると、他行預金流出阻止と投資信託販売と一挙両得となるわけです。

他にも定期預金解約を阻止する理由があります。
その話は次回に。

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