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【遊戯】経営者育成セミナーに参加したら人生が変わった話

「経営者育成セミナー」に参加したら、人生が変わった。一言でいえば、経営者に必要な「考え方(マインド)」を身につけることができて、自分の会社(IT系ベンチャー企業)を成功へと導くことができたのだ。

実際、セミナー参加後、ずっと赤字続きだった損益は黒字に転換している。もしこのセミナーがなかったら、私の会社はとっくに潰れていただろう。

この記事では、そのセミナーで経験した出来事について書いていきたいと思う。台詞は面白おかしく、ドラマチックに脚色しているが、起きたことはすべて事実である。以下は実話として読んでほしい。


■経営が行き詰まって途方に暮れる日々

時は、私がなんとなく会社員を辞め、なんとなく起業した頃にさかのぼる。

会社を立ち上げたものの、日々の生活は会社勤めのときと大して変わらなかった。毎日遅くまで働き、休日も出勤し、時には徹夜。 気がつけば、あっという間に一年が過ぎていた。

ため息をつきながら、税理士が作った決算報告書を眺める。

「赤字か……来期はもっと頑張ろう……」

情けないことだが、それ以上の言葉が出てこない。きっとデキる経営者ならば、赤字の原因を分析し、的確な戦略を立て、うまく利益が出せるよう会社を導いていくのだろう。しかし、 私には何をどうすればいいのか、さっぱりわからなかった。

たしかに私は起業し、形式上は「経営者」になれたのかもしれない。だが、現実は違った。毎日必死に働くだけで、「経営している」という実感はまるでなかった。

そんな状況を知人に相談してみると、「経営者育成セミナー」に参加してみてはどうかと勧められた。

何かのきっかけになればと思い、さっそく申し込んでみたのだが……

完全に場違いであった。

■経営セミナーに参加してみたものの

会場に入ると、参加者の平均年齢がやたらと高かった。

見るからに経験豊富そうで、大手企業の課長や部長らしき人たちが、ピシッとしたスーツを着て並んでいる。 彼らに比べたら、普段着でふらっと来た自分は完全に浮いてしまっていた。

引け目を感じつつ、一番後ろの席に座って講義を聞く。

「経営者にとって大切なのは、自分がどんなタイプの経営者なのか、まずはそれを自覚することで……」

きっと良い話なのだろうが、全然頭に入ってこない。

「うわー、こんなのを一日中聞くのか、半分以上寝ちゃいそうだな……」

ところが、このセミナー、眠いのは最初だけだった。

■突然始まる経営戦略ゲーム

講師が突然、こう言った。

「とはいえ、こうして講義を聞いているだけで、経営の何たるかがわかるとは我々も考えていません。では、どうすれば経営を学べるのか? 答えはシンプルです。

 実際に経営してみることです。

 講義を聞くよりも、本を読むよりも、自分で経営を体験するのが一番です。そこで、これからみなさんには、経営戦略ゲームをしていただきます!」

ざわ……ざわ……

「え? ただ座って話を聞くだけじゃないの?」

一気に会場がざわつく。

「では、みなさん別室に移動してください」

■いざ、経営戦略ゲーム開始!

案内された部屋はちょっとしたホールになっていて、中央には巨大な丸いテーブルが置かれていた。講師は、その上に巨大な日本地図を広げ、さらに謎の模型や手札を並べはじめる。

(経営戦略ゲーム……いったい、どんな内容なんだ?)

私の疑問をよそに、講師は淡々と準備を進めていく。

「さて、準備ができました。手近な席にお座りください」

私たちは、大きなテーブルをぐるっと囲むように座った。目の前には、ゲームの説明書や、各種シートが挟まれたバインダーが置かれている。

「では、ゲームの内容をお話します。みなさんには、ある商品を製造・販売する会社の社長になっていただきます。そして、その会社を経営し、黒字を出してください。今日の夕方までに、一番儲けを出した経営者が勝者です。では、どうやって利益を出すのか? シートを取り出して、広げてください」

言われたとおりにバインダーからシートを取り出すと、そこには「材料倉庫」「工場」「商品倉庫」と書かれていた。

「やることはシンプルです。

 ①材料を買って
 ②工場で加工して商品を作り
 ③その商品を市場で売って現金を得る

 これだけです。これを繰り返すことで、利益を出してください」

(なんだ、簡単そうじゃないか。経営ゲームっていうから、もっと複雑なものを想像していたけど……)

少し拍子抜けした。

しかし、それを察したのか、講師はこちらを見てニヤリと笑う。

「たしかに、一見すると『ただモノを作って売るだけ』の単純なゲームです。 しかし、実際にやってみると、

 経営の本質がすぐに浮かび上がってきます。

 甘く見ていると、すぐに八方塞がり……ゲーム終了時に、生き残っている経営者は、果たして何人いるでしょうか……」

ざわ……ざわ……

互いに顔を見合わせ、不安そうにする参加者たち。講師は愉快そうに笑い、さらに言葉を続ける。

「それではみなさんには、これから……
 借金をしていただきます!

ざわ……ざわ……ざわ……!

う、ううっ……!

こ、この男……!!

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※このnoteでは、哲学や科学など、人類が考えてきた「知」を面白く解説しています。初めての方は、以下の記事から読むのがおすすめです。

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