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#1|毒親育ちが職場でもパワハラに遭いやすい理由|苦しんできたのに、終わらない苦しみ

もう十分苦しんできたのに、どうして?

毒親に育てられ、
子ども時代を必死に生き延びてきた。
それなのに大人になってからも、
職場でパワハラに遭う人の話を、
私はよく聞く。

私自身もそのひとり。
しかも、
調停を起こすほど壮絶なパワハラだった。


転職初日に感じた「違和感」

全く新しい業界に転職して、
やる気に満ちて出勤した初日。
部署の人たちとあいさつを交わす中で、
一人だけにわずかな違和感を覚えた。

「あれ?あの人…?」

こういう勘は、大抵当たる。

子どもの頃から、
私は母の機嫌を読むために、
神経を研ぎ澄まして生きてきた。
怒る前兆、黙るタイミング、疲れている空気。
それらをいち早く察知し、
地雷を踏まないよう行動することが、
生き残る手段だった。

そんな特技が、無意識に発動した。

そして、案の定、翌日から地獄が始まった。


声を上げられなかった「過去の私」

毎日、大勢の前で大声で叱責される。
でも、仕事は教えてもらえない。

私は何も言わず、ただただ耐えた。
それはまるで、子どもの頃の私そのものだった。

違うのは、
「周囲に人がいるのに、誰も助けてくれない」ということ。
その無力感は、想像以上に堪えた。


壊れていく心と体

2週間ほどで、心は限界に達した。
夜はまったく眠れず、動悸が止まらず、
休みの日は何もできなくなった。

それでも私は、1年近くその職場に通った。
なぜなら、
社外の相談先からのアドバイスで、

「この体験をいつか必ず形にする」

と決めたからだった。


私の経験から考える4つの理由

毒親育ちがパワハラに遭いやすい理由は、
私の経験から考えてもはっきりしている。

① 毒親の機嫌を優先し、
自分の気持ちを抑えてきた

② 自己肯定感が低く、
「自分が悪い」と思いやすい

③ 絶対的な上下関係に慣れ、
自分を下に置いてしまう

④ 「自分さえ我慢すれば」と
感情を押し殺してしまう

特に④。
これはパワハラをする人間にとって、
格好のターゲットに見えるのだと思う。

意見を言わない、反論しない、
告げ口もしない
そんな人には、パワハラをしても大丈夫だと、
加害者は本能的に感じ取る。

彼らは、自分より強い人や不都合を
起こしそうな人には、
絶対にやらない。
「やり返さない人」にだけ、やるのだ。


だから、伝えたい

もし今、パワハラに苦しんでいる人がいたら、
勇気を出して、
自分の気持ちを言葉にすることで、
変化が生まれることもある。

でも、もう限界を超えているなら、
迷わず逃げてほしい。

心が壊れるのは、一瞬。
でも回復には、長い時間がかかることを、
私は身をもって知った。


自分の心を取り戻すために

自分の体が一番大事。
立場の弱い相手にしか
強く出られないような人間のために、
心を壊す必要なんてない。

毒親育ちで、
ずっと自分を犠牲にしてきたあなたへ。
今度は、自分を味方にしてあげてほしい。





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