「エッチアスケッチ」ってこんなやつ|【取り扱い説明書】
エッチアスケッチは、1970年代から80年代にかけてよく遊ばれていた、アメリカ生まれのおもちゃです。

日本でも輸入・販売され、子ども部屋の「ちょっと知的なおもちゃ」ポジションを確立しましたが、
1990年代以降、ゲーム機・デジタル玩具に押されて表舞台からは後退しました。
【取り扱い説明】
はじめに
本製品は、
・電源不要
・アップデートなし
・保存機能ゼロ
という、現代の時代にあるまじき仕様となっております。
基本操作について
本製品には、2つのダイヤルがあります。
左のダイヤルを回すと、横に線が引けます。

右のダイヤルを回すと、縦に線が引けます。

二つのダイヤルを同時に回すと、斜めの線が引けます。
それだけです。
「戻る」ボタンはありません。
「やり直し」もありません。
描き方は一筆書き。途中で消しゴムを使うこともできません。

あるのは、
今どこに線を引くか
それだけです。
消し方について(重要)
エッチアスケッチの消し方は、ひとつしかありません。
思い切って、振ってください。

優しくではなく、
ためらわず、
過去に未練を残さない感じで。
すると、さっきまで確かにあった線は、
あとかたもなく、きれいさっぱり消えます。
取り扱い上の注意
・うまく描こうとしない
この製品は、上手な絵を描くことを目的としたものではありません。
・線が曲がる
・意図した位置に線が引けない
・完成後、何の絵かわからなくなる
上記のような状態が発生した場合でも、製品の故障ではありません。

なお、使用中に「これは何の絵だろう」と感じられた場合でも、
本製品は正常に機能しています。
・効率を求めない
本製品は、AIのように最短手順や正解を示すものではありません。
操作に時間がかかることがありますが、無理に急ぐ必要はありません。
結果よりも、描いている時間そのものを大切にしてください。
・完成を急がない
本製品には、作業時間を短縮する機能はありません。
途中の線や迷いも、すべて描画の一部です。
完成を目標にせず、工程そのものをお楽しみください。
どんなに人に向いているか
・じっくり一人で遊ぶタイプ
・無言になりがち
・「結果」より「過程」が大事と信じている人
つまり内省型(コミュ障)で、
1人が好き(基本ボッチ)で、
「スキの数」より記事の内容を大切にしているクリエイターに向いていると言えます。
おわりに
AIが、あらゆる情報を即座に提示し、絵さえも容易に生成できるほど、便利になりすぎた時代に、
エッチアスケッチは、あえて警鐘を鳴らします。
効率・最適化・即解決に対抗し、
人間らしさを少し取り戻すための、
手間を大切にするツールとしてご使用ください。
※本製品は、AIとの勝負を目的としたものではありません。
(勝敗は最初からついています。)
Let's エッチアスケッチ!

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