大学生の夏休み、プログラミングやりたい人は何から始めたらいいか【現役8年目エンジニア視点】
こんにちは。現役8年目のエンジニア兼PMをやってるやむぅ。です。
今、大学生やってる人の中で
「プログラミング、ちょっと気になってるんだよね」
そう思ったまま去年の夏休み、なんなら今年入ってからずっと、何もせずにズルズルすぎちゃった。もしそんな心当たりがある人いたら、この記事はめちゃ読み応えあるかと思います。
ぶっちゃけ夏休みは40〜50日ある。大学生時期のなかでなんにも縛られずに時間を使える超絶最高タイミングでっす。この期間の使い方ひとつで、9月から何ができるか・どんな挑戦できるかが決まってくる。
そんな中、プログラミング始めてみたい、将来エンジニア目指したいって人はこの夏休みにぜひ独学でプログラミング学習を始めてみてもらいたい。
僕自身、独学を始めたのは大学2年の夏休みだった。もっというと始めたのは夏休みが半分終わった頃。「なんとなく気になるなぁ」だったけどなかなかやるまでできなくてギリギリまで放置していた側の人間でした。あのとき重い腰をよっこらせしてなかったら、今エンジニア兼PMとして、なんなら独立して開発に携われている自分はいないと思った。
意識を高く持てとかいう"意識高い系"の話じゃないです。夏休みの遊び全部削って、勉強漬けにしなきゃまずい!っていう話でもない。ただ、「気になっているなら、1回だけやってみて自分の感触を確かめる的なことに挑戦」してみて欲しい。意外とこれだけで、9月でできるようになる選択肢が変わります。
遅くなりましたが、現役8年目のエンジニア兼PMをやっている、やむぅ。です。普段はフリーランスエンジニアとして8人の開発チームのPMをやりながら、個人開発したサービスをいくつか運営しています。個人でプログラミング教えたりもしてます。
「AIがあるからエンジニア不要」は半分嘘っす
ちょっとXでプチバズったんですが、
エンジニアやってて思うのが、
— やむぅ@8年目エンジニア | ProFact (@yamuu_desu_yo) July 16, 2026
AIでプログラミングできるようになったから「プログラミング学習なんて面倒だし不要!」「エンジニアなんてなくなるっしょ」なかんじの人増えてるけど、
「AIで書ける・作れる」と「それが仕事として通用する」は別問題よなーと思いつつ、素人は「何が必要か」わから...
これから始めようとしている人の一番の不安は、たぶんこれだと思う。
「AIがコードを書ける時代に、今から学んで意味あるの?」
実際にエンジニアやってて、仕事でもAI使い倒してる僕視点の意見は、
「全体数は減るけどなくなんない。今の70%ぐらいの数になる」
です。減っていくのは正直その通りで「言われた通りに手を動かすだけの作業」はもちろんAIに代替されてきますなんならさせてます。ここはAIの方が速いし(88%ぐらい)正確なので、素直に任せた方がいい。
一方で増えているのが、「AIが出したコードが正しいかどうかを判断する仕事」です。ClaudeCodeやAntigravity、Codexのようなツールは、コードを"生成"とかテストを"洗い出す"とかドキュメントを"書き出す"のはめちゃくちゃ得意なんです。でも「それが今のプロジェクトに合っているか」「ちゃんとすることできてるか」「いらんことしてないか」「逆にこんがらがせてないか」のように実務で責任を持てるものかまでは判断してくれない(というより必ずしも任せることはできない)。ここは結局、人間の理解と経験と判断が必要にならざるを得ない。
さらにはAIはタスクの効率化が得意だが、アイデアを生み出す、曖昧なものを具体化する能力は弱い(指示者の技量によってくる)です。逆にここをAIに任せると"平坦的"な、突拍子の無い、AI臭するものが生成される可能性が高いです。なのでこの部分は、意図を汲み取って思考し落とし込める技量のある人間が担当する方が合理的なのです。
だから今からエンジニアを目指すなら、「AIに全部やらせて自分は何もしない」人は正直将来性なくて、かといって「AIを使わず全部自力で書く」はこれ頑張り損なので、AIを使いながら中身を理解して判断できる人材になる。これが一番強いっす。
むしろ、AIツールの普及で未経験からの学習スピードは僕らの頃よりアホほど上がっている。教材や情報が圧倒的に増えたのもあるし調べやすい(解法にたどりつきやすい)。短期間で結果を出すにはこの方が都合がいい時代だなぁ思う。
エンジニアってどんな仕事?
そもそもエンジニアってどんなことする仕事なのかを就職前からイメージできる人は少ないです。なので現役エンジニアが策と紹介していきます。
職種はこんな感じ
一口に「ITエンジニア」と言っても、職種によって仕事内容は全然違うし担当も違う。年収もかなり違ってくる。
Webエンジニア(フロントエンド/バックエンド):Webサービスやアプリの画面・機能を作る。Webサイト制作やLP作成会社は"ギリ"ここ
インフラエンジニア:サーバーやネットワークなど、サービスを裏で支えてる基盤を作る・守る。パソコンの設定を主に司る人なイメージで最初はOK
データ/AIエンジニア:データ分析やAI・機械学習モデルの実装を担う。DXの流れ以降、一番需要が伸びてきてる領域
SE(システムエンジニア):会社の業務システムや情報インフラを整備する、会社の中の"IT担当"
他にもITコンサルだったりFDEやSRE、プログラマーなどたくさんあります。興味出てきた人はぜひ「エンジニア 種類」とググってみてください。
また、その職種を選んだらもう他にはいけないのかというとそうでも無いので、まずWebかSEかインフラで実務経験を積んで、そこから専門性を伸ばすルートを取るのが現実的というケースが多い(Geekly)。
収入はピンキリ
気になる収入面ですが、綺麗事なしで言うと「できる奴は稼げる」です。
厳密にいえば、「できること・経験」が広く・深いほど稼げる、です。
Webエンジニア全体の平均年収は約545万円、フロントエンドだけだと約523万円(コエテコキャンパス、2026年5月更新)
インフラエンジニアの平均年収は約497万円(同上)
未経験からの転職だと、初年度は300万〜400万円くらいが相場(同上)
というように、未経験のうちはあまりそんなに高くないです。当たり前ですができることも経験もあまり無いので託される仕事の幅も狭く、単価も低く見積もられます(バイトでいうと最初は800円/hな感じ)。なので最初からここ期待しすぎると萎えちゃうので注意っす。ただこの仕事は、経験と実力がついてくると年次に関係なく評価されやすいです。年収1,000万円以上を実現しているエンジニアも全体の約3.0%いるというデータもありますし、フリーでは60~80万円の案件がザラにあります。
エンジニアとしてどう進んでいけば
エンジニアになった時は、最初の1〜2年は純粋に目の前の実務でエラーとか自分で考えて試行錯誤を繰り返して経験値を貯める時期です。そこを超えたら、
専門性を深める(例:バックエンド→データ/AI)
ドメイン知識を深める(例:不動産系の知識、飲食サービスの裏知識)
マネジメント側に回る(僕がやっているPMとか)
フリーランスとして独立する(フリーランスエンジニアの平均年収は700万〜1,000万円という調査もある)
というルートに分かれていく。どれが正解というものはなく、自分がどう働きたいかをその都度振り返って決めるで全然間に合います。
いいことばかりじゃないっす
メリット
手に職がつく感覚がある。会社が変わっても転職しても「できること」がそのままいける
リモート・フレックスなど、働き方の自由度が高い求人が多い傾向にある
経済産業省の試算では、IT人材の不足は2030年に最大79万人規模に拡大する見込み(日本経済新聞)。需要が縮む方向にはまだ見えない
AI時代に入ったことで、AI使ってタスク速度を3倍以上にできたり、面倒な作業も効率化することが可能
デメリット
エンジニアは"頭を使う"仕事。ロジック力や想定力が必要になってくる
技術の移り変わりが早く、勉強し続ける必要がでてくる
「HTML書ける」や「LPサイト作れる」レベルだとモロAIに食われる(現にAIだけで完結できる)可能性大
AIを使えないと取り残される可能性あり
最初の1〜2年はエラーで詰まりまくる時期がある。ここでメンタルがやられる人は一定数いる
「文系だから」「向いてないかも」と、やる前から諦めてしまう人が多い。向いているかどうかは、正直やってみないと分からない
僕が考える夏休み逆算-4Stepロードマップ
40〜50日という限られた日数から逆算すると、この4つで十分回していけます。ぜひトライしてみてください!
Step1(1週目):目的を決めて、AI対応の環境を整える 単純に「プログラミングできるようになりたい」だと、途中で萎えたり「結局俺何したいんだろ?」ってなる人多いので、若干遠回りかもしれませんがまずは
「自分は何したいのか、
どんなことできるようになりたいか、
作りたいとかあるのか」
を洗い出してみましょう。Webサイトを作ってみたいはもちろん、Web上で使えるサービスを作りたいとかゲーム作ってみたいとか、安定してるSEなりたいとか実験のグラフを自動でできるようになりたいとか。決まったら次は、コーディングとAIを使えるように準備しておきましょう。コードエディタ(VSCode がおすすめ)を最初から入れておく。AIはChatGPTでOKですので会員登録をしておきましょう。
Step2(2週目):言語を1つだけ決めて基礎を触る やりたいことが決まったらそれにあった言語を選んで学習していきましょう。例えばWebサイトが作りたいならHTML、SEなりたいならJava→Python、迷ったらまずはPythonがいいです(初心者向けだから)。プログラミング学習において、Progateのような教材で「なんとなく分かった気になる」フェーズでたくさん復習をくりかえると逆効果になるので、1週間ほど基礎を触ったら次に進むようにしましょう。
Step3(2〜4週目):AIを"相談相手"として使いながら実際に書くこと わからないことが出てきたりエラー出ちゃって詰まったら即AIに聞く。24時間いつでも付き合ってくれる家庭教師的なやつとして遠慮なく使い倒しちゃっていい。ただし、答えだけをもらう使い方をすると身につかないので「なぜそうなるのか」まで聞くようにしましょう。
Step4(4週目〜):夏休み中に1個、オリジナルのものを作ってみる 簡単なWebサイトでも何でもいい。完成させることに価値があります。「1つ作った」という経験は、この先の学習にも就活にも、そのまま効いてくるのでぜひ挑戦してみてください。
独学・スクール・メンター、どれが自分に合うか
これも少しバズったのですが、
エンジニアやってて思うんですが、
— やむぅ@8年目エンジニア | ProFact (@yamuu_desu_yo) July 20, 2026
「プログラミングなんて独学できなきゃ向いてない」は半分間違ってると感じる。
こう言ってる人はプログラミングやれてる'今の状態'しか見れてない。初期の「調べたけどこれでいいんか?」「できてる...のか」なフワフワ期ってセンスどうこうじゃないくて、 pic.twitter.com/DXZi8iEuML
「独学だけで大丈夫か、スクールを使うべきか」は本当に人によるので、僕なりの判断基準を書いてみました。
やってみて自分なりの"型"を見つけた
エラーに一週間ぐらい時間溶かしてもメンタル壊れないか
現役の先駆者からショートカットしたいか
相談相手や一緒に進めたい仲間が欲しいか
独学を3ヶ月やってみて、実際に詰まったかどうか
スクールを運営している僕が言うのも変な話だけど、いきなりスクールに入る前に、まずはAIを使った独学で始めてみてほしいです。1週間〜1ヶ月やってみて「上手くできるイメージが掴めない」「進め方に不安がある」「プログラミングできてもエンジニアのことを知りたい」と感じたなら、そのときにスクールやメンターを検討すればいいと思っています。
逆に「体が受け付けない」「考えることが本当にムリ」といったように体が受け付けない人も一定数いますので、無理せず挑戦・判断してみてください。
この判断基準については、こちらの記事でも詳しく書いてみました。
まとめ
夏休みが終わってから「結局何もしなかった」にならないために今日から何かトライしてみましょう。
早速VSCodeを入れみたりとか。それだけでいいんです。
全部を完璧に準備・理解してからやろうとすると、たいてい途中で止まります。特にプログラミングは準備も概要理解もそこが無いぐらい深いので全部は無理です。それよりかは、まず実際にやってみて「あ、こういうことか」「これはちがうんか」を一つずつ増やしていく方が結果的にベストです。
一人でやるのが不安なら
ここまで読んで、「言ってることは分かるけど、一人でやり切れるか不安」と思った人もいると思います。多分みんな最初は思います。僕自身も当時、最初の3ヶ月で全然進まずにメンタルぐずぐずになったりしました。笑
もしそんな感じで不安だなとか、具体的にどうすればいいん?な人向けに、エンジニアやってる僕が相談受け付けるよってのをやるので、気になったら覗いてみてください。
あわせて読みたい記事:
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはサービス開発と運営費に使わせていただきます!