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営業の経験は、エンジニア転職で意外と武器になるという話

こんにちは。8年目のエンジニア兼PMをやっている、やむぅ。です。

「営業しかやってこなかった自分が、いまからITエンジニアになれるんでしょうか」という相談をこの前受けました。これはみんな当たり前ですが「自分には積み上げてきたものがない」という前提で考えてしまいます。

でも今、開発チームをPMとして見ている僕の立場から言うと、そんなに絶望しなくても意外といける、というのをお話しします。

未経験は「ゼロ」じゃないす

僕の経験上、営業経験者はヒアリング・調整・期日管理という、エンジニアの実務のうちコミュニケーション系やタスク管理系の能力を既に持っています。コードを書くことだけがエンジニアの仕事ではないので十分にアドバンテージがあります。

エンジニアの仕事と聞くと、一日中黙ってコードを書いている姿を想像する方が多いはずです。でも、実際は違います。僕のチームの一日を見てみると「何を作るかを考える」「何を作るかを相手から聞き出す」「なぜこう作るか説明する」「作るための資料を作る」「いつまでに何が終わるか共有する」みたいな時間がかなりの割合を占めます。

つまり、コード以外の部分は前職で鍛えられている可能性が普通にあるんです。「未経験=持ち点ゼロ」ではなくてまだ、「片方のスキルだけまだ無い」状態です。この認識というか心の余裕が出れば、学習中のしんどさもだいぶ変わると思っています。

営業スキルをエンジニアの言葉に翻訳すると

営業で日常的にやってきたことは、エンジニアの現場ではそれぞれ別の名前で呼ばれています。対応関係を並べるとこうなります。

  • お客さんへのヒアリング → 要件定義。相手が口にした要望の裏にある「本当に困っていること」を聞き出す仕事です。これができないと、作っても使われないものができあがります

  • 提案資料を作って説明する → 設計資料を作る。「なぜこのやり方を選んだのか」を相手に伝わるように表現する場面は、開発でも頻繁にあります

  • 数字と期日の管理 → 進捗管理。「今週どこまで終わって、何が遅れそうか」を自分から共有できる人は、ぶっちゃけそれだけでチームの安心材料になります

  • 社内の関係部署との調整 → ステークホルダー対応。これはあんまないですが開発も結局、デザイナー・ビジネス側・お客さんとの間に立つ仕事なので人の板挟みになることもあります

PMをやっていて一番ありがたいのは、打ち合わせで「これ、そもそも何のために作るんでしたっけ」と言える人ですかね。技術の話ではなく、客観的に目的に立ち返るようなことができる人材です。営業出身の方はこれが自然に出る印象があります(僕の個人的感覚です)。

現場で一緒に働きたいのはどっちか、という話

技術がそこそこでも状況を共有できる人と、技術はあるのに何をしているか見えない人なら、チームで戦力になるのは前者ですね。

いや、綺麗事ではなくて、PMとしての実感です。

開発で一番困るのは、とてつもないエラーが出ることではありません。「詰まっているのに誰にも言わず、3日後に発覚する」ことです。

最悪なのは、
「自分だけでどうにかできると思い込み、黙ってタスクが遅れ
結果チーム全体に皺寄せが来ること」
です。

逆に、「ここが分からないので30分ください、ダメなら聞きます」と言える人は、入って間もなくてもチームが回ります。

僕はこれを「エンジニアとして立ち回る力」と呼んでいます。コードを書く力はもちろん必要ですが、現場での評価はこの立ち回りでかなり決まっちゃいます。そして報連相や「聞き方」って、営業の現場で散々やってきたことのはずです。

とはいえ、コードが書けないと土俵には乗れません

ここまで書いておいてなんですが、営業出身なら無条件で有利、という話ではないです。

翻訳できるスキルがあっても、最低限の実装力がないと、面接でエンジニアとしての土俵には乗れません。順番としては、まず手を動かして小さくても動くものを作る。そのうえで、前職の経験を「ヒアリングは要件定義で活きます」とエンジニアの言葉に翻訳して語る。この順番です。

逆に言うと、営業時代の話を「コミュニケーション能力には自信があります」とだけ伝えるのはもったいないです。それだと面接官には何も伝わりません。今日書いた対応関係のように、具体的な業務の言葉に変換して話す。それだけで聞こえ方が全然変わります。

学習を始めたばかりで先が見えない方も、積み上げの半分は前職で済んでいる、くらいの気持ちでやってもらえたらと思います。


自己紹介

現在、8年目になるエンジニア兼PMやってるやむぅ。です!普段はフリーランスエンジニアとして、8人の開発チームのPM(プロジェクトマネージャー)をしたり、AIゲームコーチングサービス『Repl-AI』などの「個人サービス運営」「個人的なエンジニアサポート」この三つを主軸に活動しています。

  • エンジニア歴: 8年目(上流の設計から下流の実装・テストまで全部やってます)

  • 得意な技術: Java, TypeScript, Next.js, Python, Go, Cursor, Claude code など

  • 個人運営スクール: 個人開発や転職にコミットするプログラミングスクール「Programing Factory - ProFact」運営

  • 個人開発したサービス運営: WebニュースのAI分析サービス/Twitchクリップの検索・シェアサイト/Meta社のThreads分析・投稿予約ツール/ゲームプレイのAIコーチングサービス

僕がやっているProFactでは、決まったカリキュラムを配るのではなく、前職の経験や今の状況に合わせて学ぶ内容を一人ひとり設計しています。営業出身の方なら、その強みが活きる形で「エンジニアとしての立ち回り」から一緒に身につけられます。気になった方はのぞいてみてください。

※副業、Web制作を目指している方はお力になれません…ご了承ください。


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