メディアの話。2026年、アニメを見なくなった。そしてヴィクトル・エリセとウェスタン。
2026年1月に入って、ここ数年の習慣が一つ途絶えた。
アニメを追いかけなくなった。
2018年あたりから、テレビ局とネットフリックスなどで展開されるアニメーションのレベルの高さに、ちょっと前の作品も含めて、サルベージするようになった。
個人的には、円谷プロのSSSグリッドマンと、映像研には手を出すな、鬼滅の刃、あたりから。
四半期ベースに、凄まじいクオリティのアニメが次々とやってくる。
「小市民」「タコピーの原罪」「リコリスリコイル」「ホテルアポアリプス」。小説や漫画原作からオリジナルまで。各プロダクションそれぞれの能力が発揮される、すごい作品が目白押し。
で、突然、見なくなった。
というか、見る気力がなくなった。
この四半期もすごい作品がたくさんある。
それはわかる。
つまり作品の問題じゃない。
ただの視聴者の自分の問題。
簡単にいうと「見るのが疲れた」
解像度が高く、シナリオが完璧で、伏線も素晴らしい。
そんなフルコース料理を延々食べるのって、ものすごく負荷がかかる。
で、仕事をしながら流すのは、すでに知っている作品をただ流す。
ビクトルエリセとか。
瞳を閉じて。
何が起きるわけでもない。
モノローグが続く。
なのに、ちゃんと彼の映画だ。
スペイン語、全くわからない。
にもかかわらず、気持ちがいい。
彩度が低く、黒がしまっていて、
ポツポツと呟く登場人物たち。
そして、気持ちのいい構図。
見事なんだけど、どうだ!って感じじゃない。
ああ、いいなあ。といい景色を見ている感じ。
本を選ぶ主人公の指先。
彼の映画のかつての登場人物が出てくる。
ジョンウェインの「ラストシューティスト」
クリントイーストウッド「許されざる者」
をちょっと想起させる。
そう思ってみていたら
主人公が
ギターで、
リオブラボーの
ライフル・ポニー アンド ミーを
歌うシーンが。
我ながらシンクロしたことに背中がぞくっとする。
こういう「疲れない作品」って、結構難しい。
名作、というのともとがう。
でも、素晴らしい。
個人的に❤️
