池袋西武のヨドバシカメラは、百貨店の再発明だった
6月30日オープンの池袋のヨドバシカメラ、
行ってみた。
結論。
これは「百貨店=デパートの再発明」だ。
どういうことか。
つまり、ヨドバシカメラと西武百貨店が合体することで、
懐かしの「百貨店」が再発明されたのである。
90年台からこっち、
デパート=百貨店は
アパレルと化粧品とデパ地下の三貨店だった。
自分から降りたのである。
かつては違った。
家電があり、おもちゃがあり、家具があり、時計があり、カメラがあり、美術があり、なんでもあった。屋上はアミューズメントパークとペットショップだった。
だから百貨店だったのである。
ところが、専門小売店が強くなり、バブルのピーク前から百貨店は
百貨店をやめた。
皮肉な話だが、
秋葉原の量販店や新宿のカメラ量販店が
デパートの百貨店業態をシュリンクさせたのである
残ったのが
ラグジュアリーとアパレルと化粧品とデパ地下である。
でもラグジュアリーは
みんな百貨店を飛び出し、銀座と表参道に路面店を出した。
百貨店、存在意義を失っていった。
結果、どんどん潰れていった。
そしてデパートを百貨店じゃなくした張本人のヨドバシカメラが池袋西武に入る。
なんとも皮肉な話だ。
で、ヨドバシカメラ池袋だ。
行くとわかる。
規模が想像の数倍だった。
しかも動線がいい。
郊外のショッピングモール的にゆったりしている。
横に長いからスケールが大きい。
中でもポイントは、
6階の「おもちゃコーナー」だ。
プラモデルコーナーの充実ぶりがすごい。
ガンプラ系のみならず
スケールモデルと様々な道具がびっしり。
レゴやダイヤブロック。ガチャガチャ
鉄道にポケモンにアンパンマン。
さらにDVDも
おもちゃ、全部ある。
というか、一つわかったことがある。
今やたら言っている
IPだのキャラクターだのは、
要するに「おもちゃ」なのだ。
渋谷のパルコから八重洲の地下街から日本橋や京都の高島屋からサンシャインまで、
ポケモンセンターや任天堂やジャンプ系のIPが並んでいるが、要するにあれは「おもちゃ屋さん」なのである。
で、そこに凄まじい客が訪れる。
国内外。インバウンドの肝でもある。
かつて
百貨店の集客装置はおもちゃコーナーだった。
ママ、あれ買って!である。
でも、百貨店はやめちゃった
今回のヨドバシのおもちゃコーナーは
都心大型百貨店のおもちゃコーナーの復活である。
しかも、百貨店のおもちゃコーナーとしては
間違いなく史上最大規模である
さらに、
ヨドバシカメラだから当然
パソコン関係がもちろん充実しているが、
西武百貨店にパソコンコーナーは
そもそもあるべきなのだ。
日本で最初にパソコンの体験コーナーを置いたのは
秋葉原なんかじゃない。
池袋を筆頭とする全国の西武百貨店。
浜松にもあって、私も堪能した
1970年台の池袋店のパソコンコーナーで
腕を磨いたのが
のちの任天堂の岩田聡さんと、
東工大のスパコンの松岡先生で
彼ら天才青年たちが
任天堂の初期ゲームをあそこで作っちゃうきっかけになったのである。
ハル研究所は、池袋、西武のマイコンコーナーから生まれたのだ。
日本で一番由緒正しいパソコンコーナー。
日本のゲームとスパコンを産んだ場所
それが池袋西武である
そんなことを思い出してるのは私だけかもしれない。
そこに、大量のデジタルグッズとパソコンが売られているわけだ
むしろ原点回帰である
私がヨドバシカメラと西武池袋店の関係者だったら
以上のストーリーを絶対に命示する
というわけで
池袋のヨドバシカメラ、百貨店を再発明した。
ちなみに、このおもちゃコーナーの先にある
西武百貨店は、ヨージヤマモト コムデギャルソン ヴィビアンウェストウッドなどが並んでいて
その落差が面白い
いいじゃん。
