Virtual Insanity(仮想狂気)
ずいぶん昔の曲になるんですけど、これですこれ。
Jamiroquai の Virtual Insanity です。
時期とても流行りましたよね。
ビデオクリップ。
当時はいろんな場所でモニターから流れてました。
ボクは仲間と行ったボーリング場で観たのが印象的です。
先日、久々にこの曲が流れまして
妙に耳に残ったもんで
YouTube で探したんです。
いろんなの動画パラパラ観てたら
こんな shorts 見つけたんです。
歌詞解説付き
割と真面目路線な感じがいましたので
さらに検索したらこんなのが邦訳付きのクリップです。
上記の二作品の「実は真面目な曲だった」っぷりを堪能した後に、ボクがふと気になったことがあります。この曲の歌詞です。
Futures made of virtual insanity now. の部分ですけど。
学校の英語の授業で習いました。made(過去分詞)用法。その後にどんな前置詞が付くか、です。
THis chair is made of wood.(この椅子は木からできている。)
椅子は完成後も「木から作られている」ことは目で見て分かります。
だから made of は(モノを)材料で作る時に使います。
Cheese is made from milk.(チーズはミルクから作られる。)
完成後のチーズは「ミルクから作られている」ことは目で見てはわかりまん。
だから made from は(モノを)原料で作る時に使います。
先ほどの、Futures made of virtual insanity now. はどうでしょう。
virtual insanityですから、何だか両方とも使えそうです。
でも、この場合は made of(材料)の方を用いてます。
ボクも少し考えてみました。made from ではなくて(あえて)made of になってる理由みたいなのを。
もしも
made from virtual insanity /
原料から作られるのなら。おそらく、それはドロドロになってグツグツと煮立っている半液体。それがなんかのはずみで表面が隆起して、あれよあれよという間に何らかの個体を形成してゆく。そんなプロセスで Futures が作られる。であるならばこれは、どっちかというと必然ってか、成り行きってか、人間が関与しない「非人為」な印象を受けます。
でも
made of virtual insanity /
材料から作られるのなら。おそらく、それは目に見える(前もって作られてる、おそらくは完成品を意識しての)パーツ。それが設計図通りに順序だって、何らかの目的に利用すべく計画的に構築された個体を構築してゆく。そんなプロセスで Futures が作られる。であるならばこれは、どっちかというと予定調和されたシステムとか、枠組みとか、人間が大いに関与する「人為」な印象を受けます。
ボクはジェイ・ケイと会ったこともなれば、ZOOMで話したこともありませんから、その辺は分かりませんし、あくまでもボクの憶測です。
しかし、彼(ジェイ・ケイ)が、この歌によって近未来に対して警告を発しているのなら作詞の際にも made from / made of の前置詞用法の違いを意識して、made of にしたのでは?
そして、その「人為」こそが、ジェイ・ケイがわれわれに対して警告を発信した virtual insanity であり、 それによって形成され構築される future である可能性を示唆しているのでは
と思えなくもありません。
