★特別公開2024★秋の特別拝観「聖護院門跡」宸殿と書院で仏像/襖絵/庭園満喫
宸殿には不動明王などの山伏好みの仏像群がある。理由は、山伏に対しての権力・権威を持っているので納得するだろう。そして狩野派と長谷川派の襖絵見比べですかね??
2024年は智証大師坐像@重文が修復終了記念として、特別開扉があった。坐像の中に収められていた納入品や智証大師円珍自筆の三部曼荼など、博物館でも出陳されない宝物を見ることができた。また、2023年修復後初公開で重要文化財の書院が2024年も公開される。
皇室ゆかりの聖護院門跡で「秋の特別公開」 京都市左京区 円珍坐像など宝物の数々 https://t.co/3Ia97T9beO
— 京都新聞 (@kyoto_np) November 7, 2024
本NOTEは特別公開の感想です。寺の詳細は次のNOTE参照です。(https://note.com/yanma_travel/n/nb5d238efd826)
さて、10:00からなので、9:00から特別公開している真如堂と金戒光明寺へ先に向かいました。その模様は次をどうぞ。
変更履歴
2024/12/02:初版
▼特別拝観公開HP
秋の特別公開 | 聖護院門跡より抜粋です。
京都洛東に伽藍を構える聖護院は1090年に創建され、その後、静恵法親王(後白河天皇の子)が宮門跡として入寺して以降、明治まで代々皇族や摂関家が門主(住職)を務めた
境内の書院や宸殿には、金色に輝く華麗な障壁画などが200面以上伝えられており、この秋の特別公開では120面余を公開
2023年修復後初公開となった書院を公開
この書院は後水尾天皇ご側室の御殿と伝わり、建物そのものが重要文化財
国の重要文化財である智証大師坐像が修復からお戻りになられたことを記念し特別展を開催
特別展では、大正11年に発見され智証大師坐像の中に納められていた像内納入品(重要文化財)や、円珍自筆の三部曼荼(期間限定展示)などを特別に公開
これらは歴史的にも本山派修験にとっても非常に重要な宝物であり、博物館での関係特別展等でしか出陳されない円珍ゆかりの宝物を、仏像と共に間近でご覧いただける貴重な機会
▼拝観記録
堂内は写真NGです。庭園と一部だけ写真OKとなっています。
|-境内






|-宸殿:大玄関
解説在りますのでどうぞ!と促されたが、男前山伏が・・・。妻が動かない・・寺の人に聞くと、男前山伏は写真OKとのこと。


松の絵は京狩野派と江戸狩野派のものとのこと。絵は分からないので次へ!?
|-宸殿:孔雀の間から宸殿
狩野永納筆の襖絵がある。確かに、害虫駆除といえば「孔雀明王」ですね。
部屋に華やかさを表している孔雀は害虫や毒虫を食べるという譬えから、身の回りの災いを駆逐し、心の迷いを食べつくす吉祥の鳥として描かれてきました。
日本遺産になった「葛城修験道」を中心に和歌山の修験道についてのパネルや映像があった。そうそう、ここは修験道の権威・権力の地である。
|-宸殿
外陣は三十畳敷の内陣と合わせて「鶴の間」とも呼ばれているようで、京都御所を模したもの。
内陣は聖護院の宮様が使われていた祭礼用の間で、末寺から運ばれた客仏を安置するため今の形になったようだ。ただし、法親王が居住する門跡寺院の正殿であるので、書院造の影響を強く受けつつも、寝殿造の形式を残し、宮殿のように造られている。
神殿に入ると、左から順に次の仏像群が安置されている。
不動明王坐像
大きいクラスの不動明王坐像ですね。ベーシックで前歯全だしですね。蔵王権現立像
大きいクラスですね。奈良の吉野「金峯山寺(私のNOTE)」や、京都の南山城にある「神童寺(私のNOTE)」ほどではないですが、本尊脇侍・三宝荒神
中尊・役行者三尊
厨子の中にお馴染みの「役行者」と前に前鬼・後鬼がいる。面白いのは前鬼・後鬼ともに内向きで玉眼がキラリと光る。本尊脇侍・孔雀明王
不動明王三尊
熊野三山本地仏
京都熊野詣ゆかりの地である。右から熊野速玉大社(私のNOTE)の薬師如来坐像、熊野那智大社(私のNOTE)の千手観音、熊野本宮大社(私のNOTE)の阿弥陀如来坐像となっている。
京都にも熊野三山がある。不動明王立像
室町時代作の不動明王像です。逆サイドの不動明王は坐像なので、行ったり来たりして見比べですね。時代は違うが顔が似ている気がする。
|-宸殿:上段の間/二の間/三の間
ここは写真Okです。ワガママなもので襖を閉じたらどうなるのだろうと思う。


三の間は、9人の仙人が描かれていることから「九老の間」とも呼ばれている。対面者はこの部屋の下手で座り、許されたら二の間へ入るんだそうな。最終目標は下の写真です。






畳の敷き方が特徴的で、中央は通路となっている。左右は脇者の席としているようだ。狩野派の花鳥図となっている。



歴代の聖護院の宮や、光格天皇の御座所となった場所。
上段の間の正面に掲げられているのは、後水尾天皇(1596-1680)の筆による「研覃(けんたん)」の額。聖護院の宮城泰岳(たいがく)執事長いわく、「自分自身を磨いて、自分の心の畑を耕しなさい」という意味で、額の四方が丸くなっているのは「他者を傷つける“角”を持たない」ことを表す。
欄間には、ネズミが通るための穴が設けてある。かじられることを防ぐために、あえて通りやすくするという工夫だ。ここにも他者との共存という思想があり、この寺の懐の深さが伺える。

ええええ~中に入れた時もあったようですね・・・。その模様をどうぞ!
|-本堂
聖護院は宮様の住居であるが、3度焼失している。次第に小さくなり私的なお参り場所サイズとなる。ただ、良い不動明王三尊である!!
平安時代の不動明王立像@重文で、脇侍の童子を見ると鎌倉時代でしょ!慶派か円派か院派でしょ!と思ってしまう。
本尊に向かって左には、宸殿と同じく役行者三尊で、右には智証大師円珍坐像@重文になっている。三井寺の中興の祖で別の像の模刻だが、胎内に円珍の直筆などが見つかり重要文化財になった。2024年に修復からお帰りになり公開だが暗くて見えないww
最後に天霊壇に阿弥陀如来坐像となっている。
|-書院
宸殿から渡り廊下でつながる書院は、後水尾天皇が愛する櫛笥隆子(くしげたかこ)のために御所に建てた「女院御殿」を、聖護院が拝領して移築したもの。縦の桟で構成された引き違い戸「舞良戸(まいらど)」やきゃしゃな屋根、くぎ隠しに施された恋文を表す「折文(おれぶみ)」の意匠など、後水尾天皇の心遣いが感じられる造りである。

|-庭園








|-ラスト
智証大師坐像修復報告(正面・背面パネル展示)
像内納入品(重要文化財)(智証大師像造立願文/円珍入唐求法目録/銀製舎利容器/斑竹筒/七宝宝相華文 絹袋/如意輪心中心真言観)
三部曼荼(円珍筆)(期間限定)
神變大菩薩 軸(伝 円珍筆)
智証大師画像 軸(画・作者不詳/賛・道晃法親王)
▼メディア情報
▼旅行記
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