丹後王国二の宮「大宮売神社(大宮賣神社)」宮中御巫の祭神八座の1柱?大宮売神&若宮売神「縁城寺」【丹後王国シリーズ】
宮中の大宮売神の元宮説もある丹後国二の宮。祭神は織物と酒造を司る「大宮売神(オオミヤメノカミ)」と食物・穀物を司る女神である「若宮売神(ワカミヤメノカミ)」の二神を祀る。籠神社とも関係がある由緒ある神社で、祭神の前者はアメノウズメで後者はトヨウケと神社は説明する。
変更履歴
▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
▽大宮売神社(京都府京丹後市大宮町周枳1022)
→大宮売神社の由緒・歴史
不明(古代):古くから周枳氏(すきし)の氏神として信仰されていた。神社名は、食物・穀物の神である「大宮売神(おおみやのめのかみ)」を祀ることに由来する。
不明(弥生時代〜):境内から土器・勾玉などが出土しており、古代祭祀の場であったと推定される。
6世紀ごろ:大宮売神は宮中八神の一柱として祀られ、酒造司の神としても奉斎されていた。
806年:神封として大宮売神に2,500石、若宮売神に1,500石が寄進される。
859年:『日本三代実録』により従五位上の神階を授かる。
927年:『延喜式神名帳』に式内名神大社として記載される。
1307年:鎌倉時代の石灯籠が奉納される(刻銘「徳治2年3月7日」)。現在は国の重要文化財。
不明(江戸時代):宮津藩主・京極氏らから社殿修造や祭礼の保護を受ける。
1695年:春日造の旧本殿が建立される(現・忠霊社)
1927年:北丹後地震で旧本殿の上屋が倒壊。
1930年:現本殿が再建され、旧本殿は忠霊社に改装されて残される。
「丹後二之宮」として厚い信仰を集めており、祭神は大宮売神と若宮売神で、延喜式に記されている古社。本殿前の石灯籠2基の右側1基には、「徳治2年3月7日」の刻名があり、鎌倉時代の石造として重要文化財に指定されている。また、境内全域が祭祀遺跡であり、同じ場所で神社へと発展する点は注目されている。


約150mの長い参道は両側に石燈籠が並び、松並木が維持されており、昔はもっと大きな境内を持つ神社だったのだろう。突き進むと現在の境内に入る。本殿・拝殿共に雪対策が施され、灯籠にも痛まないように保護されている。

境内に入ったところにある神社の言い伝えを読むと、祭神「大宮売神」と「若宮売神」はそれぞれ、アメノウズメとトヨウケとあった。このコンビ強いな~。神社の灯籠で国重文って、珍しい気がします。



「大宮売神(オオミヤノメノカミ)」と「若宮売神(ワカミヤノメノカミ)」は、日本神話や神社神道において祭神とされる女神たちで、主に神社の巫女や神事に関係する女性的な神霊を象徴する存在です。
大宮売神(おおみやのめのかみ)
神格:宮中の守護神、または神社祭祀に関与する女神。
役割:
宮中の清浄を守る神。
宮廷の神事において女性の巫女的役割を持つとされる。
由来:
『延喜式』などの古文献に登場。
「売(め)」は古語で女性を意味し、「大宮」は内裏や神域を指します。
信仰:
神社では祭祀の場や神域の守護神として祀られることがあります。
若宮売神(ワカミヤノメノカミ)
神格:大宮売神に対して「若い」存在とされる神。
役割:
大宮売神の補佐、または分霊的な存在。
若宮(本殿に対する摂社・末社)の祭祀に関係。
由来:
『延喜式神名帳』などに記載されており、古くから神社で祀られていた。
若宮売神の名を冠した神社も地方に見られる。
信仰:
地方の神社では女性守護、安産、縁結びなどの信仰対象になることも。
拝殿から参道を見ると長~い参道なのかが分かる。

草創の年代は不詳だが、境内から出土する多数の遺物から古代天皇家の祭祀を司った人々の生活があり、稲作民による祭祀呪術的な権力を持つ豪族の祭政の中心の地であったといわれている。宮中御巫の祭神八座の1柱である「大宮売神」と関係しているとも言われている。平安時代の延喜式で「大宮売神」を明確に祀るのは、ここのみとのこと。

摂社・末社を巡ります。スサノオを祀る「武大神社」、保食命を祀る「大川神社」、カグツチを祀る「秋葉神社」、「稲荷神社」、サルタヒコとコトシロヌシを祀る「佐田彦神社」の社がある。

春日神社、天照皇神社、八幡神社ですね。

そのまま本殿周りを歩くと小さな社があります。 天満宮なので菅原道真ですね。


そして、次の大歳社なので、そのままオオトシを祀っていますね。


ラストは庚申社なのでサルタヒコでよいのかな。。ということは主祭神の別名がアメノウズメなら夫婦で鎮座していますね。

▽縁城寺(京丹後市峰山町橋木873)
717年にインドの僧「善無畏三蔵」が創建した古刹。寺宝の千手観音@秘仏は10月18日のみ公開。以前は隆盛を誇っていたが、現在は本堂、多宝塔のみが残っている。
2016年10月30日に開創1300年記念法会として「千手観音立像」が開帳された。本尊の脇侍は日光・月光菩薩像となっていることから、薬師如来が本尊だったのかもしれない。また右脇壇には不動明王像、左脇壇には毘沙門天像が安置されている。
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