御寺こと泉涌寺塔頭「即成院」仏像オーケストラ-2010年代と2020年代見比べ【泉涌寺と東福寺シリーズ/京都ツウシリーズ】
皇室・公家から援助を受け、歴代天皇の御陵が造営されたことから菩提寺となり、御寺と呼ばれている。東福寺とセットでゆっくり参拝するのがよいと思う。なお、一般客の参拝は戦後からなんだそうな・・Σ(´∀`;)
平安時代に仙遊寺ともされ、本格的には鎌倉時代に「泉涌寺」として創建したそうな。四条天皇以降に葬儀をして「御寺」と呼ばれだしたようだ。
そんな塔頭を細かく書いていく!!
泉涌寺参道山門前にあり、たまに公開される那須与一の墓所が見どころ。
伏見寺と呼ばれ伏見桃山周辺にあったのだが、秀吉の伏見城建築で引っ越しし、明治の廃仏毀釈で今のところに移った。
本堂には阿弥陀如来坐像に二十五菩薩が安置され、二十五菩薩のおねり供養で有名な寺。
泉涌寺の総本山は次の通りで徒歩5分から10分。(https://note.com/yanma_travel/n/n377c86970cad)
変更履歴
2025/11/30:初版
▼HP▼アクセス▼本尊と脇時
公式HP:HOME | Sokujyoin
アクセス:京都府京都市東山区泉涌寺山内町28
▼見どころ
→由緒・歴史
992年、伏見に創建された光明院がはじまり
開基については源信、または歌人・橘俊綱と諸説ある
与えられた寿命が尽き、人生の終わりを迎えた時には、苦しまずに速やかに天命をいただき、来世もお迎えをいただき、净土に誘っていただくよう、本尊・阿弥陀如来像と二十五菩薩像を平等院の対岸へ一千年近く前に揃える
即成院は京都宇治の平等院を築かれた藤原頼通の三子で橋俊綱という方が祈願主
当時一世を風際した風流人
平安時代を代表する文化人
父が築いた宇治・平等院の極楽世界を超え、もっと素晴らしい極楽の世界を創り上げ、先ずは現世において極楽な時間や極楽な場所を沢山いただけますようにと現世利益を強く求め
橘俊綱が山荘を造営する際に光明院を持仏堂として組み入れ、本尊の阿弥陀如来と二十五菩薩像を安置し「即成院(伏見寺)」という寺院となった
1594年、豊臣秀吉による伏見城の築城に伴って深草大亀谷に移された
明治の廃物分離令をトリガーに起こった廃仏毀釈によって一時廃寺に
1899年、泉涌寺の塔頭・法安寺と合寺
1902年、現在地へ再興
1941年、法安寺から即成院に改められた
平安時代の武将・那須与一が病気平癒・武運を祈願したという伝承があり、境内には与一の墓とされる鎌倉時代の石塔がある


→境内





山門をくぐると正面に導延命地蔵菩薩のお堂がある。

本堂ですね。



→本堂/阿弥陀如来坐像@重文/二十五菩薩@重文

本堂内です。
本堂は阿弥陀如来坐像で定朝様式になっている
脇侍に三千院と同じく大和座りしている聖観音坐像・勢至観音で、少しでも早くお迎いに行こうと前かがみです
三尊両横に二十五菩薩が安置されているのだが、よく数えると二十六ある
左下に如意輪観音菩薩が隠れているのが見どころ
二十五菩薩の「獅子吼菩薩坐像」は「微笑みの菩薩」とも言われているので要注目で
阿弥陀三尊と二十五菩薩は極楽浄土へ向かう衆生を迎えに来た様子が立体的に表現されている
二十六体の仏像のうち十五体は江戸時代に新しく造られたものなんだそうな


観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
薬王菩薩(やくおうぼさつ)
大勢至菩薩(だいせいしぼさつ)
薬上菩薩(やくじょうぼさつ)
普賢菩薩(ふげんぼさつ)
陀羅尼菩薩(だらにぼさつ)
法自在王菩薩(ほうじざいおうぼさつ)
白象王菩薩(びゃくぞうおうぼさつ)
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
徳蔵菩薩(とくぞうぼさつ)
宝蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)
金蔵菩薩(こんぞうぼさつ)
光明王菩薩(こうみょうおうぼさつ)
山海恵菩薩(さんかいえぼさつ)
金剛蔵菩薩(こんごうぞうぼさつ)
華厳菩薩(けごんぼさつ)
日照王菩薩(にっしょうおうぼさつ)
衆宝王菩薩(しゅうほうおうぼさつ)
月光王菩薩(がっこうおうぼさつ)
三昧菩薩(ざんまいぼさつ)
獅子吼菩薩(ししくぼさつ):ほほ笑みの菩薩
大威徳菩薩(だいいとくぼさつ)
定自在王菩薩(じょうじざいおうぼさつ)
大自在王菩薩(だいじざいおうぼさつ)
無辺身菩薩(むへんしんぼさつ)

本尊・阿弥陀如来は1094年に彫刻されたとされ、仏師は恵心僧都作説と定朝説がある。内陣拝観です。(写真OKでしたが、拝観時に聞きましょう!!)





内陣拝観はその他の宝物もあった。



本堂内右へ!!


→那須与一の墓
本堂右奥からアプローチとなる。だれ?という人は公式HP「那須与一 | Sokujyoin」を参照で。




▽二十五菩薩お練り供養
例年10月の第3日曜に行われる。二十五菩薩お練り供養法会では極楽浄土に見立てた本堂と現世に見立てた地蔵堂に特設された高さ約2メートル・長さ約50メートルの橋の上をお稚児さん・二十五菩薩の信者・山伏などが練り歩く。
本尊・阿弥陀如来と二十五菩薩が極楽浄土に導く姿を具現化したもの
浄土宗では人が亡くなると阿弥陀如来が二十五菩薩を伴い、極楽浄土から迎えに来て、極楽浄土に導く
二十五菩薩お練り供養法会では先ず本堂で法要が行われる
その後、極楽浄土に見立てた本堂と現世に見立てた地蔵堂に特設された高さ約2メートル・長さ約50メートルの橋の上をお稚児さん・信者・山伏などが練り歩く
先ず本堂から地蔵堂に山伏・お稚児さん練り歩き、すぐさま折り返して地蔵堂から本堂に戻る
次に25人の信者が煌びやかな金襴の菩薩の装束で練り歩く
最後に本堂で極楽の舞などが奉納される
▽2025年:泉山七福神巡り/戒光寺秘仏公開
(https://note.com/yanma_travel/n/nad05b1cf51f3)

笹は昔は無料でしたが、300円になっています。






▼メディア情報
即成院の二十五菩薩お練り供養 京都市の無形民俗文化財に [京都府]:朝日新聞
なんかライブしている。令和の二十五菩薩!?
これ以降は、コメント欄に追記します。
▼セットで行くところ、旅行記
2014年:◆京都:東山区①◆観光客を気にせずに京都の寺をゆっくり楽しむ - じゃらん旅行記
URL:https://www.jalan.net/travel-journal/000035236/
2016年:◆京都東山③南山城②★西国三十三所 草創1300年記念-札所15(京都編①)&木津川市[秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉-] - じゃらん旅行記
URL:https://www.jalan.net/travel-journal/000052731/
2020年:◆京都東山⑪◆東福寺と泉涌寺-第56回京都非公開文化財特別公開- - じゃらん旅行記
URL:https://www.jalan.net/travel-journal/000113242/
2025年:京都初詣2025/冬の京都/京都ツウ参り&パワースイーツ/吉野太夫[京都左京⑯中京⑩右京⑬西京⑥下京④]|やんまあ@旅行記
その他
▼仏像展
▽2017年:京博『皇室の御寺 泉涌寺』
▽2019年◆京博◆ICOM京都大会開催記念特別企画『京博寄託の名宝』
2019年、京都国立博物館『京博寄託の名宝-美を守り、美を伝える-』で、「道宣律師像 楼鑰賛@重文」「元照律師像 楼鑰賛@重文」「俊?律師像 自賛@重文」の肖像画など、皇族所縁の寺だけある。
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