三河国二之宮は尾張造の東海道三社「知立神社/総持寺」元神宮寺はセット【愛知シリーズ/三河シリーズ/名古屋シリーズ】
東海道の宿場町・池鯉鮒宿の総鎮守として栄えた知立神社。三河国二宮として古い歴史を持ち、江戸時代には「東海道三社」の一つとして多くの旅人が参拝しました。さらに境内には、神仏分離を乗り越えて今も残る貴重な多宝塔があり、神仏習合の歴史を今に伝えています。今回は知立神社と、その元神宮寺である総持寺をあわせて巡ります。
ヤマトタケルが天皇の命を受けて東国平定へ向かう際、この地で皇祖神に戦勝を祈願し、無事に使命を果たしたことから、建国の祖である四柱を祀ったのが知立神社の始まりと伝わります。
変更履歴
2026/07/15:初版
▼知立神社
アクセス:愛知県知立市西町神田12
祭神
彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト):山幸彦
鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト):山幸彦の子
玉依比売命(タマヨリビメノミコト):鸕鷀草葺不合尊の妻
神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレビコノミコト)・神武天皇)
→由緒・歴史
式内社で三河国の二の宮
ヤマトタケルが天皇の命を受けて東国平定の折、当地において皇祖の神々に平定の成功を祈願し、無事その務を果たした故に、ここに建国の祖の四柱を奉斎したのが始まり
1301年:扁額から「正一位智鯉鮒大明神」だったとする
1471年:尾州緒川の城主・水野直守が社殿の修造を行なう
1547年:戸田弾正宣光の兵火によって社殿は焼失し、重原村に遷座
1571年:現在地に再び遷座
江戸時代は東海道の街道沿いに鎮座することも手伝って、「東海道三社」の一つにも数えられた
→土御前社:吉備武彦命
祭神は吉備武彦命。日本武尊の東征で活躍した武将として知られ、熱田神宮や吉備津神社との歴史的なつながりを感じさせる境内社です。




→境内




→多宝塔@重文
1509年、重原城主・山岡伝兵衛によって再建された多宝塔です。知立神社の前身である神宮寺の遺構であり、神仏分離・廃仏毀釈を経ても神社境内に残された全国的にも珍しい仏塔です。知立神社を訪れたらぜひ注目したい文化財でしょう。




→太鼓橋








→拝殿・幣殿・本殿
知立神社の社殿は、「尾張造」と呼ばれる独特の社殿配置を形成しています。これは尾張地方特有の社殿配置であり、三河の地方に建つ尾張式の社殿群はその珍しい例外であります。この地は明治以降、度々天災にみまわれ、現在の社殿は江戸後期から昭和にかけて造営されたものです。






→親母神社
「うばがみ」と読み、祭神は豊玉媛命(トヨタマヒメノミコト)で主祭神・彦火火出見尊の妻。




→合祀殿




→小山天神社
主祭神はスクナヒコ。



→秋葉社:火之夜芸速男神(火防の神)
愛宕や秋葉といえば火の神・カグツチですね。「火之夜芸速男神」という表記は珍しいですね。違う神様かと思うかもしれませんが、カグツチです。

→於万の方像
於万の方は徳川家康の側室で、大河ドラマ「どうする家康」でも出ていました。



→そのほか



▽はなしょうぶ園













▼総持寺:知立神社の元神宮寺
URL:
X:
アクセス:〒472-0023 愛知県知立市西町新川48
本尊:不動明王
→由緒・歴史
850年:三河国二宮であった「知立神社」の別当寺として建立された神宮寺七坊の玉泉坊が起源
慈覚大師円仁が巡錫でこの地を訪れた際、毒蛇に噛まれ重篤となる
知立神社に祈願したところ忽ち治癒した
大師は神意に感謝し、別当寺院となる神宮寺を開いた
神宮寺七坊:玉泉坊、西林坊、一乗坊、宝蔵坊、小泉坊、吉祥坊などが創建
1653年:塔頭の一つ玉泉坊が寛永寺の末寺となり寺号を現在の総持寺に改めた
神仏分離令で、住職が知立神社の神官となったため廃寺
本尊は「神前山了運寺」に移されている
1927年:現在地で再建
→山門:境内
山門が竜宮城のようなので黄檗宗と思ってしまったが違う。




→駐車場側







→本堂:流汗不動明王
弘法大師空自作の不動明王が本尊。人々を病難苦難から救って福徳を施すために、身体から汗を流していることから「流汗不動明王」となったそうな。



→本堂左:地蔵堂



→六角堂:愛染明王



▼メディア情報
これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。
▼旅行記▼セットで行くところ
◆愛知⑧◆いざ大須観音周辺へ!瀧山寺50年に一度の御開帳/瀧山東照宮復活!!|やんまあ@旅行記
未来の旅行記は次に記載されていきます。
愛知の神社仏閣は次のマガジンに追加していきます。
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