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7/27|夏の甘い縁は古代から



7/27|スイカの日


毎年7月27日は「スイカの日」として知られている。

この日はスイカ生産者のグループが制定したもので、スイカの縞模様を「綱」に見立て、「な(7)つのつ(2)な(7)」=「夏の綱」と読む語呂合わせから決められた。夏の風物詩として欠かせないスイカの消費拡大と魅力を伝える日だ。


スイカの歴史は実に古く、その原産地は熱帯アフリカのサバンナや砂漠地帯にまで遡る。紀元前4000年代にはすでに栽培されていたと考えられ、リビアの5000年前の遺跡からはスイカの種が発見されている。

さらに古代エジプトの壁画にはスイカが描かれており、ツタンカーメンの墳墓からは種が見つかっていることから、古代エジプトでも重要な作物であったことが分かる。


当時はスイカの果肉ではなく種子が食用とされていたが、紀元前500年頃、スイカは地中海を経てヨーロッパ南部に伝来し、そこで果実を食べる形で品種改良が進んだ。

古代ギリシャやローマの医師たちはスイカの解熱効果に注目し、古代ローマの大プリニウスは『博物誌』でその効能を紹介している。地中海世界で普及したスイカは黒皮や無地皮の品種が主流で、果肉は黄色やオレンジがかった色であったという。


日本へのスイカの伝来ははっきりしないが、中国の西方から唐を経て平安時代に渡ったとされる説がある。また、天正7年(1579年)にポルトガル人が長崎に種を持ち込んだ説や、慶安年間に隠元禅師が清から持ち込んだ説も有力だ。

平安時代末期から鎌倉時代初期に成立した国宝『鳥獣人物戯画』には、縞模様の作物を運ぶウサギの姿が描かれており、これが日本最古のスイカらしき描写とされている。


江戸時代初期にはスイカ栽培が広がり、『農業全書』(1696年)には「肉赤く味勝れたり」との記述が見られる。全国に広がったのは江戸時代後期のことで、夏の代表的な果物として庶民に親しまれるようになった。


スイカは単なる果物ではなく、長い歴史と人類の知恵の結晶とも言える。

暑い夏を涼しく彩るだけでなく、古代から現代に至るまで、健康や医療の面でも注目されてきた。解熱作用や利尿作用があり、夏バテ予防にも効果的とされている。


「スイカの日」は、この豊かな歴史と文化を振り返り、また現代の生活におけるスイカの重要性を再認識する機会でもある。日本の夏を代表する果物として、家族や友人と分け合いながら味わうスイカは、暑さを忘れさせる清涼剤であり、季節の楽しみだ。

これからも「スイカの日」を通じて、その魅力がもっと多くの人々に伝わり、消費拡大だけでなく、歴史や文化への理解も深まることを期待したい。




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八坂みつ いつもありがとうございます。夜ご飯が豪華になります。