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5/8|人道の赤い灯火


5/8|世界赤十字デー


5月8日は「世界赤十字デー」。これは、赤十字の創設者ジャン・アンリ・デュナンの誕生日にちなんで定められた記念日だ。

スイスの実業家だったデュナンは、1859年にイタリアで起きた「ソルフェリーノの戦い」の凄惨な光景に衝撃を受け、敵味方を問わず負傷兵の救護に尽力した。その体験をもとに著した『ソルフェリーノの回想』は、やがて赤十字設立への道を開くことになる。


彼の掲げた「人道」の理念は、その後の人類史において大きな意義を持つものとなった。戦争や災害、疫病、難民問題――人類が直面する多くの危機の中で、「苦しむ人を助けたい」という純粋な思いは、時代や国境を越えて今も受け継がれている。


赤十字や赤新月社の活動は、私たちの身近にも存在している。日本赤十字社の献血活動、防災講座、災害時の物資支援や医療支援など。目立ちはしないが、いつも静かに、確かに、人々を支えている。

テレビの片隅に映るロゴや、町で見かける献血車も、すべてその活動の一端だ。


ときどき思う。助けるという行為は、何か特別な力を持った人だけのものではないのだと。たとえば、手を差し伸べる勇気、話を聞く時間、寄付する気持ち、学ぶ姿勢――そうした小さな「人道」への一歩が、赤十字の精神に重なっていく。


世界赤十字デーは、壮大な歴史の話だけでなく、私たち一人ひとりが「人の痛みに気づく感受性」を育てる日でもある。それが、時に命を救う力になる。そして、その力は誰にでも宿りうるのだ。

私たちが生きるこの世界は、決して優しいことばかりではない。けれど、苦しみのそばには、必ず支えようとする人がいる。

見知らぬ誰かの痛みに手を差し伸べる、そんな心が連鎖して、社会が少しずつ温かくなっていくのだと思う。





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八坂みつ いつもありがとうございます。夜ご飯が豪華になります。