美術館に適当言う
美術館、座ってるだけでいいようにならないかな。座ってたら目の前の壁がベルトコンベアみたいにガーッって横にスライドして、続々と絵が流れてくる。それを待つ。これなら歩かなくていいし回転寿司みたい。
インスタレーションってのがあるらしい。その空間ごと作品に取り込む技らしい。かっこいい。絵画もそれやってよって思ったことがある。電車に乗って街中の美術館に行って、お金払って無機質な建物の壁にかかった絵画を見る。ノイズが少ないのは素敵だけど、別パターンも欲しいなって思う。
具体的には、深い森を分け入った先にある山小屋、薪割りの最中みたいに斧の突き立った庭を抜けて丸太小屋に入ると、昼間なのに薄暗い。ぼんやりとした部屋のなかでふと壁を見ると(任意の画家)の(任意の絵画)が飾られている、みたいな体験。みんな絵を見に行ってるけど、絵に辿り着くまでや、絵の周りにだって影響を受けてると思うから、どうにかやっていただけませんか。
全然森じゃなくていいし。逆に居酒屋とかね。格言の代わりに(任意の絵画)が飾られている居酒屋のトイレ。ちぐはぐさだけで酔いそう。あとトイレの狭い空間ででかい絵があると圧迫される。トイレで圧迫されたくない。
現実的でないことは承知の上で、どっかのお金持ちがやってくれないかな。まあ上(居酒屋のほうではなく)みたいなシチュエーションでお客さんがいっぱいいたら萎えるだろうからどのみち無理だ。
もう飾られてなくてもいいな。放棄されたアトリエのイーゼルにかかった埃だらけの布を引き剥がすとか、存在すら知らなかった地下室の片隅に無造作に立てかけられてるとか。あと木に実ってるとか。ぼくが考えるようなこと人々がやってないわけないんだから、やっててください。お願いします。
12/1追記
この記事はこの企画に参加しています。書くの忘れてた。
