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日本での最適な車と求める『走り』

前回、「ちょうどいい車」という言葉でハイブリッド車について触れました。

日本においての実用面では最適解と考えていいと思います。
ですが、前回も書いたように好きになりきれない車なのです。

好きになりきれない部分が何かはわかっています。
走行フィールが私の求めているものと合わないのです。

ハイブリッド車と一括りに言っていますが、私が所有しているのはプリウスですのでスポーツハイブリッドではありません。
ですので、ここで出てくるハイブリッドは、燃費面に重きを置いているタイプのプリウスやインサイトの事になります。
これらの車は経済性に重きが置かれており、軽量でキビキビ走る感覚や、ハイパワーで押し出すような走りとは方向性が異なります。
このあたりの走りについては、車歴が影響しているのだと思います。

私は中型二輪、大型二輪と乗り継いだ後に車に乗るようになりました。
大型二輪の方は特にメガスポーツと呼ばれていた車種に乗っていましたので、その影響でスポーツモデルから乗り始めました。
その中で、最初に乗り始めてからの何台かが、私のドライブフィールをくみ上げていったのだと思います。

最初はシルビアです。
単純な話で、若かったこともあり「ドリフト」というものに惹かれて選んだ車となります。
よく言われる「車は人間と違ってロー&ワイドがカッコいい」に倣って、シルビアの中でも大柄なS14を選択しています。
個人的な好みでつり目が良かったので後期型を購入後、頻繁に峠道をドライブしていました。
今から見ると軽量な車体に、後輪駆動というレイアウトで、車の自然な挙動を勉強できた車でした。

シルビアが不調になってからは、インプレッサWRXに乗り換えます。
知人がスバルの人だったので、色々とこだわって中古車を探してもらい、チューニングも行ってもらいました。
先輩がラリーをやっていたのもあり、スバルを勧められたのも選択のきっかけになります。
FRの次にFFを選ばずにAWDを選ぶというところを心配されたのもありましたが、この車は非常に相性が良かったです。
軽量な車体と、駆動配分がリアよりのAWD、サスペンションも調整してもらっていたので、荷重移動の勉強もできました。

その次がRX-7です。
少し古いFC3Sでしたが、これが良かったのか相性のいい車でした。
ロータリー特有のバイクにも似通った吹け上がり、シート位置がほぼ中央にあるため旋回の時のフィーリングは独特でした。
この車も前出の先輩と話が盛り上がった一台でした。
パワーバンドの大切さや、重量配分による挙動の違い、丁寧な運転をすることを覚えることができた車です。

どの車もそうですが、ターボ車だということもあり、それなりに高出力な車でした。
また、今の車と比べると比較的軽量で、車側の制御も少なく、ナビやオーディオについても手を入れやすい車です。
MT車だったことも理由だと思いますが、自分の思ったように車を操作する感覚がありました。
少し言い過ぎかもしれませんが、自分の手足の延長線上に車がある、そんな感覚でした。
その上で、今のハイブリッド車と比べると荒いところはありますが、元気のある車でした。

こうして考えると一つの答えが出てきます。
こうして振り返ってみると、一つの答えが見えてきます。
私の求めているものは、道具としての車ではなく、自分の一部としての車だったのです。
自分の手足のごとく、イメージ通りに走る車
それが私の求めているものです。
早さが絶対的な指標ではなく、車と対話できることの方が私にはあっているようです。

色々と難しいところもありますが、きっと過去の出来事も色々あったからだと思います。
次回は、そうした価値観が生まれた背景――
車以外の出来事も含めて、少し書いていこうと思います。

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