第8話 リバーサルフィルムとスポット測光
リバーサルフィルムを使うにあたって、よく言われるのが、「ネガフィルムよりラチチュードが狭いし、後工程での調整が効かないので露出が難しい」点。
失敗が許されないプロは露出値を変えて、数枚撮るらしい。
測光方式には多分割(評価)測光、中央重点測光、スポット測光と何種類かあって、撮影者の思い通りにコントロールしやすいのが、スポツト測光でのマニュアル露出。
大雑把にいうと、基準となる18%グレーの明るさにしたい場所(例えば左側の木立)をスポット測光して、適正(標準)露出になるようにセットする。もしくは主要被写体(桜)をスポット測光して、18%グレーとどれだけの明暗差(プラス1段とか)にしたいかを考えて設定する。自分は両方を検算的に併用することが多い。
スポツト測光について、ペンタックス使いのプロによる簡潔な解説はこちら
当時自分が読んだ本はこちら↓


機種毎に違うアルゴリズムがわかる筈も無い多分割評価測光で、「露出補正を覚えましょう!」なんて話よりも、よほど理論的かつ実際的だと興味はもっていた。 デジタル一眼レフを使うようになって、このスポット測光を自分でも試して身につける絶好の機会だと感じた。結果がすぐにわかるし、何度でも試せるし。
ペンタックスのハイパー操作系には、ハイパープログラムだけでなく、ハイパーマニュアルというのがある。マニュアルモードでグリーンボタン一発で、プログラムラインに従った適正(標準)露出が設定出来る。最初に買ったk−mにはハイパー操作系は無いけど、中古で買ったistD(ペンタックス最初のデジタル一眼レフ)では、これが出来るので、楽しみながら修行(笑)していた。
スポツト測光の理屈はデジタルもフィルムも同じ筈だから、デジタルでスポツト測光を練習しながら、フィルムでもスポツト測光で撮れば露出が上手くいくのではと考えた。
ここでリバーサルフィルムに話が戻って、具体的な機種選定。スポツト測光マニュアルが普通に使える(ハイパーマニュアルは無いけど)*istに決定。
ペンタックス最後のフィルム一眼レフにして最小最軽量。絞りリングが無いDFA100マクロWRをスムーズに使えることも考慮した。
リバーサルフィルムを本格的に使い始めた頃の写真を幾つか。全て、プロビア100Fで撮って、デジタル一眼レフ(ペンタックスK-5Ⅱ)によるデジタルデュープです。




スポット測光、ご興味のある方は一眼レフで試してみると面白いと思います。
拙い文章と写真をご覧いただきありがとうございました。
