世界遺産に登録された宗像・沖ノ島を目指して

宮地嶽神社を後にして、宗像大社を目指し、
自転車で小一時間程度の距離をひた走る。
田園風景の中、日も高くなりつつあり、
じりじりと日差しを受けながら走り続ける。

首筋に巻いたタオルは、ひんやりと熱を
下げてくれる。キャンドゥさまさまである。


第一宮 本殿・拝殿
宗像大社 辺津宮 本殿
宗像大社は、日本神話に登場する日本最古の
神社の一つである。御祭神は、天照大神の
三女神で、沖津宮、中津宮、辺津宮に祀られ、
この三宮を総称して、宗像大社と呼ばれる。
本殿は1578年、拝殿は1590年に再建され、
いずれも国の重要文化財となっている。
御祭神
市杵島姫神 いちきしまひめのかみ(辺津宮)
田心姫神 たごりひめのかみ (沖津宮)
湍津姫神 たぎつひめのかみ (中津宮)


高宮祭場
本殿の奥を抜けて、背後の宗像山への階段の
先に高宮祭場がある。沖ノ島と並び宗像大社
境内で最も神聖な場所の一つであるとのこと。
木々に囲まれた神聖な雰囲気の中、この場所
に宿る自然の力に触れることができた。
神社に社殿が構築される以前の祭祀形態である
神籬(樹木)の祭場で、岩や木々など自然を
はじめとする万物に神々が宿るという神道の
根源である自然崇拝を今に伝える、全国でも
稀な古代祭場とされている。



第二宮・第三宮
沖津宮と中津宮は遥か玄界灘洋上にあるため、
住古より総社である辺津宮を第一宮と称し、
その境内地の第二宮に沖津宮、第三宮に中津宮
の御分霊が祀られている。第一宮だけでなく、
第二宮第三宮にも参拝することで、宗像三女神
の三柱にお参りしたことになるとのこと。

現在の第二宮、第三宮社殿は、宗像大神の
御親神を祀る伊勢神宮の第60回式年遷宮
(昭和48年)に際し、伊勢神宮の内宮別宮
の社殿を特別に下賜され移築したもので、
唯一神明造りの建築様式となっている。
2017年に世界遺産に登録された宗像・沖ノ島
については、あまり理解できていなかったが、
実際に足を運んで、自分の目で確かめてみると
伊勢神宮とのつながりを持つ歴史的な背景や、
厳かな空気を感じることができてよかった。
世界遺産に登録される理由には、それだけの
歴史があり関係者の思いが込められている。
九州の世界遺産を、ぼちぼち巡っていこう。
