壁がもたらす効果について
壁は建物を構成する大きな要素である。
外壁として、建物を取り囲む以外にも、
ただ、壁として自立することにより、
目線を遮り、動線を作り境界となる。

これは、福岡でみた共同住宅の入り口。
自立壁がデザインの要素にもなっている。
そういえば、壁が印象的であった場所が
いくつかあったなと思い返してみる。

鈴木大拙館 金沢市
水盤を囲む石の壁とコンクリートの壁。
水に映り込むことで、境界が際立っている。

李禹煥美術館 直島
コンクリートの壁の間を縫うように進む。
入口までの期待感を高める装置になっている。

本福寺水御堂 淡路島
一枚の真直ぐで大きなコンクリートの壁により、
内側の円形の建物と異なる印象を作り出してる。

スキュルチュール彫刻美術館 大阪府吹田市
マルタ・パンの彫刻スペースを囲むレンガの壁。
そこから壁が連続し、見えない境界を作り出す。
こうしてみると、自立する壁にいろいろ役割を
与え、高さや形を変えてデザインされている。
壁一枚で、空間が隔てられ建物の印象が変わる。
また、これはという素敵な壁を探しにいこう。
