アートは日々を動的に
新たに作られた街の舞台は
日常に接続されるように、ふらりと立ち寄ることが
できる場所。アートは街から建物へと連なり、日々
を動的なものにする。いつかの風景をつないでは、
ふわりと包まれ、腰掛けて、視点に日々は動き出す。

路地からつながる内部の

光の動きに沿うように

置かれたアートには

人と植物、日常と非日常が入り混じる

いつかの旅でふれた
ゆらぐ人と自然の境界が

街の片隅に重ねられる
目に見えないものを顕在化させる
アートが日々を動的にする

色とりどりの欠片が散りばめられては

列をなし、展開された

花びらのようなスツールが

そっと花を咲かせるように

ひらひらと並び、転じる空間に

ふわりと浮かぶ花かんむり

透過する柔らかな赤の光に

包み込まれる
円の形を重ねるように

旅の記憶に刻んでいく
布の記憶に思いを寄せて

視点をくるりと翻し

体を通路に沿わせては

反転する街と

線を帯びる空間と

光と影は入り組んで

連続する木の格子が

動きを持って迫ってくる

ガラスは内外をつなぐように隔てては

視線を先へと運ぶ

テラスにのぞく緑の塊は

この地の記憶をぶらさげて

街を見下ろすように設置される
うごめくような形と

生き生きとした色の前に

並ぶパネルは、この地とともに歩む

動きをつかさどるもの

色とりどりのイラストに

記憶が揺れる

いつかの子供たちとの思い出が

賑やかな色や形に重なって
この先へと続く物語に

思いをはせては

視点をつなぎ

ハレノワに連なる
空間をたどる
街に触れる。階段を見上げ、空間をくぐる。アート
に目を止める。一歩一歩進むリズムと影の連続。
視点が動きだす。転じる光と空間。アートへの視点
は日常を揺らし、動的となる街へと視点をつなぐ。
