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隅々までアートが溶け込む街の中へ

アートが隅々まで溶け込む街の中へ


自転車を停めて、北加賀屋の街を歩く。街のいたる所に
設置されたアートをたどれば、街そのものがアートの
ようにも感じられる。日常のささやかな風景も、視点を
変えることで見え方も変わってくる。アートを感じる
ことは、物事のとらえる視点を変えることでもある。


白い壁面に浮かび上がる街並みのコラージュ

その形は、北加賀屋の街の記憶を紡ぐように

いつかのチェ・ジョンファの作品も思い起こさせる

自転車のホイールは連結されてフェンスのように
その奥にはひまわりをモチーフとした

西村正徳氏によるアートにも彩られる

みんなののうえんは、街の風景に溶け込みながら

耕す、育てる、収穫するという行為もアートとともに

視点を変えれば、日常の風景にアートの要素を感じたり
地下鉄の入口の大きな防水扉の発想にも目を留めて
地下鉄の構内に掲げられたBIG MOTHERというアートは
チアキコハラさんの作品で、2mを超える立体的なアートの

カクメイ☆ハグちゃんはナポレオンをモチーフに

北加賀屋では様々なイベントも行われていて

KITAKAGAYA FLEA & ASIA BOOK MARKETは

地域、文化を越えての交わりを感じられるイベントに

街をぬうように、街の中に入り込めば、街そのものが
アートのようにも感じられて。新しい建物は過去の記憶を紡ぎ
古い建物は街の空気を当時から今に伝え
建物には、仏の加護を意味する仏教用語も刻まれて
建物の外壁に沿って屋上まで伸びる緑の配管からは
おなじみのキャラクターが飛び出して

街を構成する部分は見方を変えてアートにも

角を曲がると壁面に大きく描かれた鮮やかで
建物いっぱいに描かれたウォールアートは
A BOYという作品で、駐車場に停まるどの車で遊ぼうかと

わくわくする子どもの様子をモチーフに

黄色の壁。黒い縦格子に丸の装飾
灰色の波型スレートに落ちる電柱の影。街の風景に
アートの要素も感じながら、散りばめられた街の形をたどる
シャッターに落書きをする子どもの姿のアートは
Indigo defaces Monaというモナリザをモチーフとした作品
昔ながらの文化住宅も改装されて

アクセントの黄色の外壁とともに複合施設へ

キタイチパークという名の街の公園は、きになる、たのしむ

いこえる、ちいさなこうえんの頭文字。中に設置される

立体的なオブジェは、KCVの文字で構成されて

北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想を表すもの

奥の建物の一面に広がる楽しげな壁画に心もおどる

壁画ではSSKというスタジオでの活動が表現されて

街の中に現れる非日常の驚きと
くつろぐ猫に日常の風景を感じながら
ツタの緑に覆われていく街角の公園に
設置されるひまわりのアートもまた見つけたりと
街をただよう驚きに心はずませながら

アートで再生される北加賀屋の街を歩き

街を紹介するマップでたどった道を振り返って


昔ながらの街並みに、突然現れる巨大な壁画。街に溶け
込み、街の一部がアートとなる空間もある。そんな発見
の連続が北加賀屋の街の魅力となっている。そこには
のんびりとした空気も流れていて、道端でくつろぐ猫
の姿も。街の日常を感じつつ、非日常の風景を生み出す
アートと北加賀屋の街に自分自身も溶け込むように。

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