見出し画像

社会人MBAの選び方 前編|「人事」が名古屋商科大MBAを考えたのか。

「人事は専門性が強い仕事で多忙な仕事。そっちを極めるべきだよ。何百万円も払ってMBAって、頭おかしいんじゃないの?」

毎日、人事の仕事でとにかく忙しいあなたは、そう思ったかもしれません。私も、かつては激しくそう思っていましたから。

けれど、私は行くことを決めました。
行き先は、名古屋商科大学のExecutive MBAです。
一人の、人事職の人間が、MBAをなぜ志望したのかという参考にしてください。

もし今、社会人になってからのMBA受験を考えていたり、「MBAと中小企業診断士、どちらを取るべきか」で迷っていたりするなら、今日の話が何かの参考になるかもしれません。

MBAスクール選び、NUCBをなぜ選んだか?は中編に、 NUCB EMBAの対策や準備は後編でまとめています

なぜMBAか、についてはすでに自分の中でクリアで、NUCBにしようか迷われている方は、中編・後編だけ読んでいただいてもOKです。


1. 私は何をしている人か?

本業(外資勤務)で、経営戦略とビジネスの成長を、人事の立場から推進する立場で仕事しています。いわゆる戦略人事(経営に近い立場で人事を担う、HR Business Partnerというポジション)というやつです。

また、副業で、人事コンサルティング業を起業しました。現在、3社をクライアントとして支援しています。

2025年の社会保険労務士の試験に合格し、2026年秋から社労士としても活動予定です。

2. 私のバックグラウンド

両親が自営業をしている中で育ちました。詳細は、別の自己開示のための記事で書こうと思っています。

が、早い話、結果的に廃業し、多額の借金だけが残りました。

事業を軌道に乗せ続ける厳しさと、失敗すれば、親族や知人など関わる人達に大変な迷惑をかけてしまうことを肌身で感じました。

そして、社会人になった私は人事に配属され、経営に近い所で、「人」に関する事を預かるようになりました。

採用や異動、評価の業務はもちろん、業績悪化時には、従業員に退職勧奨をするという厳しい経験もしました。

3. そもそも、なぜMBAを考えたのか?

本業にしろ、副業にしろ、事業運営についてビジネスリーダー達と日々議論をしています。

人事から見た「正義」もあれば、彼らから見た「正義」もあることを実感していました。

そこに唯一絶対の正解はなく、それだけ組織運営は複雑だということです。

それゆえ、人事のエゴや部分最適で動いてしまうと、真の組織変革や事業成長を実現できない、と思うようになりました。

また、人事は、人という貴重な資源を配分し、人の人生にも影響を与える仕事です。

ビジネスの状況に応じて、採用、評価、異動、退職勧奨などを行ってきました。強烈な体験です。

まさに、自身が幼い頃に経験した「ビジネスがステークホルダー(会社に関わる利害関係者)にもたらす影響」とシンクロしたわけです。

そのような背景から、

  • 人に関する意思決定をするにあたって、事業運営に関する様々な側面を深く理解しておきたい

  • 人事のことは経験してきたが、経営戦略、マーケティング、財務など、自分には知らないことが多すぎる

そんな使命感や課題意識を持つに至ったわけです。

もう一つの志望理由は、経営幹部人材の市場価値の高まり

CEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)だけでなく、CFO(財務責任者)、CMO(マーケティング責任者)、CHRO(人事責任者)などもあります。いわゆる財務、マーケティング、人事などのエリアを代表する会社の経営者です。

人事に限って言えば、求められる人材像も変化しています。これまでのような管理をするだけの人事ではなく、市場における自社の状況や事業成長のための経営戦略を十分に理解し、そのために必要な人事施策を実現する経営戦略人事がますます求められているのです。その意味では、人事であっても、ビジネス全体を理解する力(Business Acumen)が必須になってきています。

さて、MBAで、経営管理や企業活動全体のことを学びます。そういう意味では、MBAは私にとって、最適な、必要なパーツだと考えました。

もちろん、MBAを学べばパーフェクトに、事業運営の解が出るわけではないと思います。

しかし、少なくとも多角的視点を持てるように成長したい。そして、その時その時の、頭の中で汗をかいた上でのベストな答えを、自分なりに出していけるようになりたい。

こうした自己成長が、人事の経営リーダーを志向する自分には必要だと感じたわけです。

4. 中小企業診断士かMBAか?

社労士という資格を取ったこともあり、次のステップとして、中小企業診断士という道も一瞬考えました。

中小企業診断士は、「中小企業支援法」に基づく国の登録資格で、日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格と言われます。しかし、以下の理由から外しました。

  • 試験勉強に膨大な時間がかかるうえ、受かるか分からない。特に、独占業務があるわけでもない

  • 本業で外資におり、中小企業診断士よりもMBAのほうが重視される、というか、フィット感がある。グローバル環境では、その経営の学びがグローバル標準かどうか?という点が問われるのです

  • 中小企業診断士は、活躍のフィールドが国内、かつ、中小企業です。もちろん、私も複業で中小企業を支援しており、それらの中小企業からすれば、診断士の方が身近ではあります。ただ、MBAでも経営支援はできる。学ぶことは似ているからです。

  • 要は、MBAのほうが、本業でも副業の個人事業でもツブシが効く

  • 中小企業診断士はどちらかという分析・助言寄り。MBAは経営全般の応用力、実践。後者にどっぷり浸かりたいので、MBA

ということで、中小企業診断士ではなく、MBAにフォーカスしました。

まぁ、両方取るという選択肢もあるのでしょうけど、その取得の時間(1〜2年)があれば、クライアントを増やして、入り込んで支援する経験を持つほうが、私にとってはよほどいいだろうなと思いました。

5. まとめ

前編のポイントを整理すると、

  • 本業は戦略人事(HR Business Partner)、副業は人事コンサルティング、2026年からは社労士としても活動予定

  • 幼少期の家業の廃業経験から、「事業がステークホルダーに与える影響」の重さを人事の仕事でも実感してきた

  • 「人事のエゴや部分最適では、真の組織変革や事業成長は実現できない」という課題意識がMBAを志望した原点

  • 中小企業診断士も検討したが、グローバルでの通用性・経営全般への応用力を重視してMBAを選んだ

次の中編では、私のMBAスクール選び、名商大EMBAについて、深堀りしていきます。

中編:MBAスクール選び、NUCBをなぜ選んだか

経営戦略人事としてのキャリアについてのご相談、企業向けの研修・講演のご依頼も随時受けております。ご興味があればお気軽にお問い合わせください。

いいなと思ったら応援しよう!