【第5回】月額2万6,900円のAI課金、高いか安いか―私の現在のAI環境を全公開
「AIって、実際どのくらいお金かかるんですか?」
同業の方からよく聞かれる質問です。今回は包み隠さず、私が現在使っているAIツールと月額費用を全部公開します。
現在の課金状況(月額合計:約2万6,900円)

※一部ドル建てのため、1ドル160円換算でのざっくりとした金額です。また、Plaud Note PINは初期購入費用が別途27,500円(税込)かかっています。
各ツールの使い方
ChatGPT(GPTs)
これまでの連載で紹介してきたGPTsの作成・運用が主な用途です。事務所内で共有して使っています。
Plaud Note PIN
小型の録音デバイスです。自動で文字起こしをして要約までまとめて保存してくれます。相談内容の記録と整理がかなり楽になりました。
Google Workspace
正直に言うと、これまであまり使いこなせていませんでした。
ただ、最近になって事務所全体で本格的に活用していく方向に決めました。きっかけは、他のツールとの連携やセキュリティの問題を考えたときに、チームとして動くための基盤はここに置くのが一番筋がいいと判断したからです。ずっと悩んでいたのですが、ようやく腹を括りました。
Geminiのキャンバスという機能を使った簡単なスライド作成はすでに活用していますが、今後はチーム全体での情報共有や業務管理の基盤として使っていく予定です。
Genspark
提案書やスライドの作成に使っています。見た目の整ったスライドをAIが自動で作ってくれるので、資料作成の時間が大きく短縮されました。
Claude
最近使い始めましたが、今では一番メインで使っているツールになっています。自作アプリの開発、システムの開発、ローカルLLM(自分のPC上で動かすAI)の環境設定の戦略策定など、より踏み込んだ用途で使っています。費用が一番高いのはそのためです。
月額2万6,900円、高いか安いか
これを高いと見るか、安いと見るかは人それぞれだと思います。
私自身の感覚としては、かなり安いと思っています。
3万円もかからずに、優秀な人材を数人雇っているようなイメージで使えている。そう考えると、コストパフォーマンスは相当高いと感じています。
もちろん、使わなければただの出費です。でも、使いこなせれば、という前提をつけると、士業の業務効率化への投資としては十分に元が取れると思っています。
今後の展望:ローカルLLMへの投資
今後は、AIをローカル環境で動かすシステムの構築を考えています。
ローカルLLMというのは、クラウドのサービスを使わず、自分のPC上でAIを動かす仕組みのことです。クラウド型と違ってお客さまの情報をインターネット上に送らなくて済むため、守秘義務の観点から士業には特に相性がいいです。
その構築には、今よりも大きな初期投資が必要になります。ただ、中長期的に見たときの業務効率化と情報セキュリティの両立を考えると、やる価値は十分あると判断しています。この話はまた改めて書きます。
