就寝の「先延ばし」が「意志の弱さ」じゃない、科学的理由
今夜はこの動画だけ見たら、スマホを置こう。
そう思っていたのに、気が付けば5本、6本と見てしまう。
満足した時には、すでに午前2時。
慌てて寝ようとしたけれど、目が冴えてしまう。ダラダラと起きていてしまって、夜が明ける。
眠い目をこすりながら、
「今日もやってしまった……」
体は重いし、だるいし、自分を裏切ってしまったようで情けない気持ちにもなりますよね。
でも今日は、日本で行われた最新の研究から、実は「夜更かしは(必ずしも)悪いことじゃないんだ」というお話をお伝えします。
この記事はこんな人におすすめです
・夜更かしをして罪悪感を感じている方
・自分のための時間が取れていない方
・意志が弱いから早く寝られないと自分を責めている方
翌朝後悔するとわかっているのに、今夜も寝ない。
心理学の世界では長年、就寝前の行動を就寝先延ばし(bedtime procrastination)と呼び、「自己制御の失敗の一形態」として定義してきました。
つまり、意志が弱い。自分を律することができない。
という文脈で語られてきたんですね。
夜更かし=悪。
弱いから夜更かしをやめられないのだ。
そんな風に。
でも、忙しすぎて楽しみにしていたことをやる時間すらなかったら、私たちは、いつ、自分の心を緩めてあげられるんでしょうか。
夜更かしには、3種類あった
日本心理学会の学術誌『心理学研究』に、今月(2026年3月)早期公開されたばかりの、筑波大学で行われた研究があります(外山・高橋, 2026)。
合計1,200人以上の方を対象に行われた、大規模な研究です!
(この記事の解説は、研究論文を参考に、私が独自に解釈・構成したものです。正確な記載については、元となった論文をご覧ください。)
就寝先延ばしを「ひとまとめ」にするのをやめて、背後にある動機や意図に着目したところ、3つの全く異なるパターンが見えてきたそうなんです。
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