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【退職しても止まない請求】病気で会社を辞めたらやるべき手続きまとめ

「えっ、病気で退職しても税金を払い続けなきゃいけないの……?」
そんな声が聞こえてきそうです。しかも働けない状態なのに、何もしないでいると督促→差し押さえの可能性まであるんですよね。

ですがこれらの手続きは自治体によってフォーマットや申請先が違ったり、ウェブサイトで調べても情報が散逸していて「結局なんなの?」となることもしばしば。

私の体験談をもとに、退職後にしなきゃいけない主な手続きと、できるだけ負担を減らす方法をざっくりと解説しました。

同じように困っている方も多いと思うので、少しでも参考になればうれしいです!

退職後も続く支払いがあるって本当?

うつ病などで病気が理由で仕事を辞めると、しばらく無収入になりがちですよね。困ったことに、収入はなくても例の三つの督促状は届きます。

・住民税
・健康保険料
・年金

特に住民税は前年度の収入で計算されるので、場合によっては莫大な金額を支払わなければならなくなりますよね。辛いです。

※ただし、退職後、間を置かず再就職した方は、会社が新しい保険などに加入の手続きを行ってくれます。そういう意味では会社員って楽なんですよね……。

私も数年前、うつ病(あとで双極性障害に診断)で休職から退職に至った際、支払うお金がなくて放置していたら「差し押さえます」という通知が届いてうんざりしました。なかなか役所に連絡する気力がわかず、結果的にしばらくズルズルと先延ばしにしていました。

「お金がない」相談をしてみると

差し押さえは嫌だなぁ……と思い、意を決して督促元に電話してみると、それぞれ以下のような対応をされました。


住民税
私「そう言われても、病気で仕事が出来ないし、お金がないんです」
税務署の方「毎月いくらなら払えるんですか? そして、いつなら払えるんですか?」
私「ええと……3か月後くらいに数千円ずつなら払えるかも」
税務署の方「じゃあ、それまで待つので、請求書もそれに合わせて再送します。分割でもいいので払ってください」
私「は、はい……」

※住民税については別途申請などは必要なく、この電話で終わりました。結局、復職してから、リボ払いみたいに毎月ちょっとずつ支払いました。辛いです。

健康保険料
私「そう言われても、病気で仕事が出来ないし、お金が(以下略)」
役所の方「そう言われても、健康保険は入らないといけない決まりなんです(※この時、会社をやめて社会保険を外れていたので国民健康保険に入り直さないといけなかった)。とりあえず国民健康保険に入るための申請を出してください。支払いについては後からでもいいので払ってください」
私「は、はい……」

年金
私「そう言われても(以下略)」
年金事務所の方「それなら免除申請を出してください。書類をお送りします」
私「は、はい……」


とこんな感じでした。いや、無いものは無いって言ってみるもんですね。

また、年金に関しては、免除や猶予の申請が出来ることを初めて知りました。免除制度があると知らずに放置してしまう人も多いようなので、「そんな仕組みがあったのか!」と驚くかもしれません。

「全部ちゃんと手続きできるかな?」「自分でも申請できるかな?」と不安になることもあるので、ここでは退職直後に行う代表的な手続きを、サンプル付きでご紹介していきます。窓口に行く気力がない方も、郵送などの手段で完結できる場合が多いので、まずはゆっくりと読み進めてみてください。

※これは2025年2月時点の情報で、会社員の単身者が退職した場合・かつ郵送申請をメインにしてご案内しています。実際には窓口に行った方が早いケースもあるかもしれません。実際に申請する場合は、ご自身の自治体HPや年金事務所で最新情報を確認しましょう。


1. 国民健康保険の加入手続き

会社を辞めると、社会保険(健康保険)を外れるので、国民健康保険に加入し直す必要があります。が、なぜか自動では切り替わりません。

国民健康保険の加入申請をすることで、受診する際の医療費負担が減ります。申請しないと健康保険証がないので、窓口では全額自己負担になってしまうので注意してくださいね。

申請方法

  1. 申請フォーマットを入手する

    • 自治体によって異なるので、「〇〇市 国民健康保険異動届出書 郵送」などで検索して、お住まいの自治体のウェブサイトからダウンロードしてください。

    • 例えば、東京都中央区のフォーマットはこちらにあります。

    • 「異動届出書」というフォーマットを使います。(なぜ自治体によってフォーマットが異なるのかは謎です……)

  2. 必要事項を記入する

  3. 必要書類を揃える

    • 自治体によって多少の違いがあるので、各自治体のウェブサイトの記述を確認してください。多くの場合、以下の書類が必要になります。

      • マイナンバー確認書類

      • 本人確認書類 の写し

      • 健康保険資格喪失証明書 の写し

      • 上記の場合、マイナンバーカードのコピーと健康保険資格喪失証明書のコピーを同封するのがおすすめです。

      • 「健康保険資格喪失証明書」は、待っていても会社から送られてこない場合があります。元の加入保険会社などによって扱いが違うので、保険会社のホームページなどを調べるか、会社に問い合わせてみてください。

  4. 申請書類を郵送する

    • 申請先は基本的に、各自治体の保険年金課です。詳しくは、各自治体のウェブサイトで確認するか、電話で問い合わせてみてください。

ポイント

  • 他の手続きでも何度も必要になるので、マイナンバーカードの両面コピーをあらかじめ何枚か用意しておくと便利です。

2. 国民年金の加入手続き

会社を辞めると、厚生年金から外れるので、国民年金への加入手続きが必要です。

「年金なんて、まだ先の話だし……」

なんて思っていませんか? 確かに年老いてからの受給する「老齢年金」もありますが、若い世代でも受給できる「障害年金」制度があります。

例えば、うつ病などで初めて病院を受診してから1年6か月以上症状が治癒しない場合、その疾病は障害年金の申請対象になる可能性があります。働くのが難しい状況でも、一定の年金が支給されるのは、とても心強いものですよね。しかしその際、年金の未納期間があると、場合によって障害年金の受給対象外になってしまう場合があります(特に、厚生年金ではなく国民年金に加入されている方はシビアです)。

今後何があるかは分かりません。

「お金がない……」

という状況であれば支払い免除の申請をすれば良いので、まずは加入手続きを行いましょう。

申請方法

  1. 申請フォーマットを入手する

  2. 記入例を参考に必要事項を記入する

    • 日本年金機構の記入例リンク
      ※退職が理由で加入する場合、届書種類・番号は「1 資格取得届」、理由は「3 厚生年金(共済含む)からの移行」に〇をつけてください。該当・申出年月日は「退職日の翌日」としてください。

  3. 必要書類を揃える

    • 同封が必要な書類はフォーマットに記載されていますが、オススメはマイナンバーを記入し、マイナンバーカードの両面写しを同封することです。
      (※どういうわけか、申請書に年金番号を書くかマイナンバーを書くかを選べるのですが、年金番号を書くと年金手帳のコピーなどが必要になる場合があります。申請によって用意する書類が違うと面倒なので、マイナンバーで統一するのが楽です)

  4. 申請書類を郵送する

    • 申請先は、基本的には管轄の年金事務所または市役所の保険年金課になります。(※ 詳しくは、「国民年金 郵送 〇〇市」のようにお住まいの市区町村で検索して確認してください)

    • お近くの年金事務所は、こちらのURLから探すことができます。

3. 国民年金の免除・猶予申請

「国民年金には加入したいけど、お金が払えない!」という場合は、免除や猶予の申請をすることで、将来の障害年金の審査などに不利にならずに済みます。

申請方法

  1. 申請フォーマットを入手する

  2. 記入例を参考に必要事項を記入する
    フォーマットに記入例が添付されていますが、分かりづらいので、ご参考までに私(単身・失業)の場合、以下のように記入して申請しました。※サンプルは最後に添付

  3. 必要書類を揃える

    • 会社員を辞めたことによって免除申請する場合は、「失業した事実が確認できる雇用保険受給資格者証、雇用保険受給資格通知または雇用保険被保険者離職票等のコピー」が必要です。これは基本的に離職後、会社から送られてくるはずですが、なかなか来ない場合は、会社に問い合わせてみてください。

  4. 申請書類を郵送する

    • 申請先は、基本的には管轄の年金事務所または市役所の保険年金課になります。 (※ 詳しくは、「国民年金 郵送 〇〇市」のようにお住まいの市区町村で検索して確認してください)

    • お近くの年金事務所は、こちらのURLから探すことができます。

記入例(単身・失業による免除申請例)

ポイント

  • 猶予申請をする場合、加入申請とは別に申請が必要ですが、同じ封筒に入れて1回で申請することができます。

  • 国民年金の加入・猶予申請は、マイナポータル経由でも行うことができます。私は使ったことがありませんが、恐らく郵送よりも楽でしょう。

免除審査には2~3か月ほどかかります。ですが、督促状や払込票はなぜか先に送られてきてしまいます。大量の払い込み用紙に「誰がこんなに払えるの……?」と絶望しそうになりますが、とりあえず保管しておいて、審査結果を待ちましょう。結果はハガキで送られてきます。心配なら年金事務所へ電話で審査状況を確認できます。

「免除なんてしたら、みんな払ってるのに申し訳ないんじゃ……」と思うかもしれませんが、後から追納することも可能です。年金は助け合いの制度なのに、借金をしてまで払うのは本末転倒ですし、「無い袖は振れない!」という場合は、免除や猶予をうまく活用してください。

手続きを乗り越えるちょっとしたコツ

提出書類は、名前や住所など似たようなことを何度も書かなくてはいけないので、めんどくさく感じるかもしれません。私も紙を見るだけでうんざりでした……。

そこで、少しでもストレスを減らす方法として、私はウェブサイトからPDFのフォーマットを入手して、Adobe Acrobatなどで電子的に入力してから印刷していました。

ただし、私の地元の自治体では、全てが電子入力だと「印鑑が必要」と言われることがあったので、名前の横に印鑑を押すかサインを書いておくと安心かもしれません。本人確認の一環なのかもしれませんが、印鑑でそれがクリアできる理由は私には理解できません。

退職後の手続きを効率よく進めて、安心感を得よう

こうした手続き、本当に疲弊します。「退職した瞬間に自動で切り替わればいいのに……」と思いますが、現状は自分(あるいは家族)が進める必要があります。やることが多くて面倒ですが、手続き自体は郵送や電話対応で済ませられる部分がほとんどです。

特に単身世帯など、誰かに手伝ってもらうのが難しい方は、無理のないペースでひとつずつ申請してみることで、負担を軽減できます。

もし「今の私には難しすぎる!」と思ったら、役所や年金事務所の電話窓口に勇気を出して連絡してみると、意外とわかりやすく教えてくれることがあります。突っ込んだ質問にも答えてくれるので、「申し訳ないですけど、全部説明してもらっていいですか?」と頼ってみるのも手ですよ。

※ ただし、自治体にもよりますが、多くの場合、年金事務所は非常に混雑しており、窓口の予約を取ろうとすると数か月後になってしまうこともあります。そのため、簡単な疑問であれば、ウェブサイトで調べるか、電話で問い合わせる/市役所に出向くのがおすすめです。とはいえ電話の場合も、なかなか繋がらないことが多く、自動音声案内との戦いが待っています。なぜこのような状況になっているのかは謎ですが、年金制度の利用者に高齢者が多いことが関係しているのかもしれません。また、国民年金の加入状況は「ねんきんネット」から確認できますが、猶予申請などの審査状況は確認できません。なぜこのような仕様になっているのかは……謎です……。

最後に

……いろいろ書きましたが、最終的にはここで紹介した一連の手続きを進めることで、将来のトラブルを避けることができます。今は大変でも、将来何かあったときに「あの時やっておいてよかったな!」と思えるかもしれません。

読んでくださってありがとうございます。私が対応する時にとても困ったことなので、同じように困っているどなたかのお役にたてば幸いです。


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