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【AI活用】そのコメント、投稿前にセルフチェック。優しさが伝わるコミュニケーション術

noteで素敵な記事を読んだ後、感動や共感を伝えたくてコメントを書こうとしたのに、ふと手が止まってしまった経験はありませんか?

「この表現、失礼じゃないかな?」
「もしかしたら、書き手の方を傷つけてしまうかも……」

そんなふうに考え始めると、どんどん不安になって、結局コメントを残すのをやめてしまった。そんな経験が、私にもあります。

言葉は、時として意図しない形で相手に届いてしまうもの。だからこそ、自分の気持ちを正しく、そして優しく伝えるための「ひと工夫」が、これからのコミュニケーションには必要になってくるのかもしれません。

きっかけは「逆の視点」のコメントでした

以前、私は「もらったコメントの意図が分からなくて困惑したら、AIに解釈を手伝ってもらおう」という記事を書きました。

この記事に対して、とても嬉しいことに、いくつか反響をいただきました。その中に、ハッとさせられるご意見があったのです。

「むしろ、コメントする側の安心のために、自分が送るコメントをチェックするツールが欲しい」

なるほど、と思いました。

確かに、自分が誰かを傷つける意図がないことを確認するために、客観的な視点が欲しい時はあります。

noteのシステム自体にチェック機能が搭載されると、それは少し監視社会のようで息苦しいかもしれません。ですが、コメントする側が「自分の安心のために」自発的にAIの力を借りるのは、とても建設的で、優しいコミュニケーションを育むきっかけになり得ます。

「香ばしいコメント」を反面教師にする

では、どのような点に気をつければ、書き手にも読み手にも安心できるコメントになるのでしょうか。

以前の記事で例に出した、私が考えたこの「香ばしいコメント」を、もう一度見てみましょう。

「あなた、AIとか小手先のことではなくて、心の知能を上げていくべきですよ。それには人とたくさん話して、人が嫌がることを率先してやりなさい。そして社会経験を上げていくこと。そうすれば人の気持ちが分かるようになります。」

このコメントがなぜ「香ばしい」のか。その要素を分解すると、いくつかの問題点が見えてきます。

  • 高圧的で、決めつけが強い口調

  • 批判的で、上から目線

  • 記事の感想がなく、自分の意見だけを主張している

  • 全体的にネガティブなトーン

  • 書き手へのリスペクトが感じられない

  • 結果として、創作意欲を奪ってしまう

こうした要素を避けるだけでも、コメントの印象は大きく変わります。

一方で、私がこれまでたくさんの素敵なコメントをいただいてきた経験から、心から嬉しくなるコメントには、共通する特徴があることにも気づきました。

それは、共感と感謝、敬意と配慮、そして具体的な感想が含まれていることです。

読んだ人が、そして書いた本人が、ポジティブな気持ちになれる。そんな言葉のやり取りが理想です。

AIで「伝わり方」を客観的にチェックするプロンプト

この「避けるべき点」と「目指したい点」を踏まえて、AIにコメントをチェックしてもらうためのプロンプト(指示文)を考えてみました。

noteは日本国内の文章投稿プラットフォームで、共感や多様性の概念が大切にされています。以下の不適切なコメントの観点を参考に、これからnote記事の感想として投稿しようとしているコメントに問題がないか確認してください。

判定結果は以下の形式で出力してください。

【コメントチェックの結果】
判定 (コメントが「不適切」か「問題なし」かを回答)

問題点 
(不適切な場合にのみ、箇条書きで記述)
- [問題のある記述] が [該当する不適切な観点] に該当します。

改善案 
(コメントをより良くするための具体的な改善案を箇条書きで記述)
- [具体的な改善案]

問題がない場合は、「問題点」の項目は「特にありません」と記述してください。「改善案」には、より良いコメントにするためのヒントを記述してください。

【不適切なコメントの観点】
- 高圧的
- 批判的
- 決めつけの強い口調
- 自分の意見のみで、記事の感想がない
- 全体としてネガティブなトーン
- 作者の意図を曲解
- 書き手へのリスペクトが感じられない
- 記事と無関係な話題、宣伝
- 過度な一般化
- 専門家気取り(上から目線での知識ひけらかしや間違い指摘)
- プライバシーの侵害

【コメント】
[ここにコメントのテキストを挿入]

このプロンプトを、複数のAIモデルで試せるサービス「天秤AI」でテストしてみました。先ほどの香ばしいコメントを入力すると、どのAIも何度試しても「不適切」と判定します。

最近話題の新しいAI、Grok-4が出した結果はこんな感じでした。

【コメントチェックの結果】
判定:不適切

問題点:
- 「あなた、AIとか小手先のことではなくて、心の知能を上げていくべきですよ。」 が 高圧的 に該当します。
- 「それには人とたくさん話して、人が嫌がることを率先してやりなさい。」 が 決めつけの強い口調 に該当します。
- 全体のコメント が 書き手へのリスペクトが感じられない に該当します。
- 全体のコメント が 専門家気取り(上から目線での知識ひけらかしや間違い指摘) に該当します。

改善案:
- 記事の内容に触れた上で、共感を示す形で始め、作者の視点に対するポジティブな感想を加える(例 「この記事のAIに関する考察に共感しました。私自身も……」)。
- アドバイスを押し付けるのではなく、自分の経験として共有する形に変える(例 「私も社会経験を通じて人の気持ちを理解する大切さを感じています」)。
- 全体のトーンを柔らかくし、励ましの言葉を追加してリスペクトを示す(例 「これからも素敵な記事を楽しみにしています」)。

非常に的確な分析と改善案です。

皆さんも、お気に入りのAI(ChatGPTやGeminiなど)に、このプロンプトをコピー&ペーストして試してみてください。

誰でも使えるコメントチェッカーを作りました

さらに、もっと手軽に使えるように、大手AI開発企業Anthropic社が提供しているClaudeの機能を使って、簡単なチェックツールを作成しました。

【noteコメントチェッカー(Claude Artifacts)】

自分の記事に対するセルフコメントを判定してみました

Claudeのアカウントがあって、ログインしていれば、どなたでも無料でお使いいただけると思います。Claudeのアカウント作成は「https://claude.ai」から行うことができます。

このツールを使っても、誰が何を入力したか、私には一切分かりません。安心して、気軽に試してみてくださいね。

言葉の力が、創作の未来をつくる

コメントは、たくさんの人の目に触れます。

書いた本人、記事の作者、そして、これからあなたの未来の読者になるかもしれない誰か。その場所にネガティブな言葉が並んでいたら、人は自然と離れていってしまうかもしれません。

何より、書き手にとって、どんなコメントをもらえるかは、創作意欲を保つための大きなファクターです。

私自身がコメントをする時は、「読んだ人が創作に対してポジティブな気持ちになれるか」を最も大切にしています。自分の主張よりも、その人の創作活動がこれからも続いていくための力になりたい。その願いを、いつも心の先頭に置いています。

そう考えるようになったのは、noterの吉岡果音さんの影響が大きいかもしれません。

果音さんは、もう2年間以上、ほとんど毎日のように私の記事にコメントをくださっています。数えてみたら、その数、実に300以上。

そして、その一つひとつのコメントが、いつも私の創作活動を続けるになってきました。

「どうして果音さんのお言葉は、人の心をこれほどポジティブにしてくれるのだろう?」

そう考え続けた結果が、今回お話しした「共感と感謝、敬意と配慮、具体的な感想」の大切さという結論につながりました。

私は、noterとして、そして一人の人間として、「多様性」を大切にしたいと願っています。

たくさんの人がnoteで自分の気持ちを表現し、心が楽になったり、同じ苦しみを抱える仲間を見つけたりできる。そんな場所であってほしい。

それは自分のための願いでもあります。

noteが優しく、誰もが安心して創作できる場所であり続けること。それは、巡り巡って、私たち創作者、一人ひとりの幸せにつながっていく。そう、固く信じています。

この記事やAI、そして人から人にプレゼントのように渡される「コメント」が、その小さな助けになるのなら、何よりも嬉しいです。


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