「痛みに弱い」のは、「心が弱い」からじゃない。科学が解き明かす心と体の意外な関係
「どうして私だけ、こんなに辛いの……?」
周りは平気な顔をしているのに、自分だけが痛みに耐えられない。そんな時、まるで自分の心が弱いせい、気合が足りないのだと、責めてしまった経験はありませんか。
大丈夫。その痛みも、その辛さも、決してあなたの精神的な弱さが原因ではありません。
最新の研究が、そのことを力強く教えてくれています。
この記事はこんな人におすすめです
痛みに弱い自分を「気合が足りない」などと責めてしまう方
生理痛や片頭痛など、慢性的な痛みに伴う気分の落ち込みに悩んでいる方
周りの人の痛みが理解できず、つい「大げさだ」と思ってしまうことがある方
心と体のつながりについて、科学的な視点から知りたい方
※読者様向けに、最後にお知らせがあります。お忙しいところ恐縮ですが、最後まで読んで頂けると幸いです。
人それぞれ違う「痛みの温度感」
こんにちは。メンタルケアマガジン「それでもきっと、だいじょうぶ」へようこそ。
私たちは誰でも「痛み」を感じますが、その感じ方には驚くほど個人差がありますよね。
例えば、片頭痛持ちの方は、ズキズキとした痛みそのもの以上に、どうしようもない憂鬱な気持ちに襲われることがあります。毎月の生理痛に、「もう何もしたくない」とベッドから出られなくなる方も少なくありません。
その一方で、注射を打たれても眉一つ動かさない人もいれば、紙で指を切っただけで大騒ぎしてしまう人もいる。不思議なものです。
ちなみに私自身は、痛いのはもちろん大嫌いですが、いざ痛みが来ると比較的ケロッとしていられるタイプです。以前、足つぼマッサージに行った時は、痣ができるほど強く押されてもほとんど無言で耐えていました。
「地獄のタイ古式マッサージ」を体験した時も……もちろん痛かったのですが……その痛みが直接ネガティブな感情を呼び起こすことは、あまりありませんでした。
なぜ、これほどまでに「痛み」の感じ方は人によって違うのでしょうか。その答えは、私たちの「心」ではなく、「脳」にありました。

「痛み」と「辛さ」をつなぐ脳の回路
最近、科学ニュースサイトScienceDailyに、とても興味深い研究結果が掲載されました。それは、「身体的な痛み」と、それに伴う「感情的な辛さ」が、脳の中でどのように結びついているかを解明したものです。
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