なぜ、あの人は分かってくれないのか? 「他人は操作できない」という真実
「どうして、あの人は分かってくれないんだろう……」
そう感じて、胸がざわつく夜を過ごしたことはありませんか。
あなたの思い通りに動いてくれない、あの人のことで。
この記事は、こんな人におすすめです。
身近な人に対して「もっとこうしてくれたらいいのに」と、つい期待してしまう方
人間関係でイライラしたり、がっかりしたりすることが多い方
相手に変わってほしいと願っているけれど、うまくいかずに疲れてしまった方
もっと穏やかな気持ちで、大切な人と向き合いたいと思っている方
こんにちは。メンタルケアマガジン「それでもきっとだいじょうぶ」へようこそ。
友人、家族、パートナー、同僚……。近しい関係であればあるほど、「こうあってほしい」「こうしてほしい」と願ってしまう経験、どなたにでもあると思います。
自分のことを大切に思ってくれているはず。だから、言わなくても分かってくれるはず。
そんな期待を抱いてしまう。
でも、その期待が裏切られたと感じた時、普段以上にガッカリしてしまうものですよね。「変わってくれるはず」「分かってくれるはず」という強い期待は、時に鋭い刃となって自分自身を傷つけることもあるのです。
今日は、その苦しいループから抜け出して、もっと軽やかに人間関係を築くための、大切な考え方についてお話しします。
「分かってくれるはず」という幻想
私たちは、つい他人に期待してしまいます。
「私がこれだけ大変なんだから、少しは気遣ってほしい」
「普通なら、この状況ではこう動くべきだ」
そうした期待は、相手への信頼の裏返しでもあるでしょう。でも、その期待値が高ければ高いほど、現実とのギャップに苦しむことになります。
他人と自分は、違う人間である。
当たり前のことですが、私たちはストレスがかかると、この大前提を忘れがちです。価値観も、考え方も、今の気分だって、全く違う。あなたの「普通」は、相手の「普通」ではないのです。
その違いを無視して、「こうしてくれるはず」と相手の行動をコントロールしようとすると、心には不満や苛立ちが募るばかり。
「どうして分かってくれないの?」という問いは、やがて「こんなに想っているのに、ひどい」という相手への攻撃や、「どうせ私なんて」という自己否定につながっていきます。
私が友人を「冷たい」と恨んだ日
これは、私自身の実体験です。
以前、うつ病で会社を辞めた時のこと。親しい友人数人に、病気のことを打ち明けました。心配してくれるだろう、励ましてくれるだろう。心のどこかで、そう期待していたのだと思います。
ほとんどの友人が優しい言葉をかけてくれる中、ある一人の友人からは、全く連絡がありませんでした。
うつの症状が重かった時期、私はその友人をひどく恨みました。
「私がどうなってもいいってこと? なんて冷たいんだろう」
ベッドの上でスマホを握りしめ、見捨てられたような気持ちでいっぱいでした。憎しみを込めたメッセージを送りつけてしまおうかと、本気で考えたこともあります。
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